介護者も要介護者も笑顔になる製品・サービスを提案する組織

介護のアイデア 2022年8月23日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

要介護者は、施設での生活の中で身体的・精神的に何らかの不安や悩みを抱えているということもめずらしくありません。本記事では、要介護者の気持ちに寄り添い、且つ介護者の業務も捗るサービス・製品を提供する団体をご紹介します。

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

avatarin株式会社

avatarin株式会社は、ロボットならびにその関連製品・サービスの研究、開発、販売、ライセンス、リース取引事業をはじめ、データ収集・分析事業やインターネット関連事業など、幅広い事業を展開する企業です。同社が掲げる「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションを達成すべく、ロボティクスやAI、VRなど、あらゆる先端技術を駆使しながら、常にスピード感をもって新サービスを開発。製品・サービスを通して、人々の暮らしから生じるさまざまな課題を解決へ導くお手伝いをしています。

アバターロボット「newme」

▲画像提供:avatarin株式会社

新型コロナウイルスの拡大・長期化する中で、介護スタッフの接し方や家族との面会など、要介護者との接触に悩む介護施設は多いのではないでしょうか。そんな課題を解決するのが、アバターロボット「newme」です。

こちらの製品は、同社が提供するサービスavatarin(アバターイン )プラットフォームを介して、体を移動させることなく人の意識と存在感を伝送できる新たな移動手段。「アバターロボットなのに移動手段?」と、不思議に思う方もいるかもしれません。こちらの特徴は、移動したい場所にある同製品を選択し、見て話して一緒に歩き回ることができることです。その場にいなければならないビデオ通話やWeb会議システムなど、これまでのコミュニケーションツールと異なり、自分の意思そして好きなタイミングで遠隔地の空間を自由に動き回ることができます。

「newme」ができること

▲画像提供:avatarin株式会社

仲が良い介護スタッフと従来のようなコミュニケーションがとれなくなった、家族と会えないなど、介護施設で暮らす利用者の中には孤独を感じている人もいます。同製品はロボットのモニターに操作者の顔が映り出すため、対面で会話できるのはもちろん、首振り機能を使って上下左右を見渡すこともできます。

どこでも移動できるので、寝たきりの利用者はベッドにいながらレクリエーションに参加できるのもうれしいポイント。さらには、観光地や水族館といったおでかけスポットでアバターを活用することで、利用者は室内で外出レクリエーションの気分を味わえるでしょう。また、居室に一人でいることに不安な利用者の元に設置して、いつでも側にいるような安心感を与えたり、認知症などにより行動が気になる利用者を見守ったりと、アイデア次第で便利に活用できます。

面会などのコミュニケーションツールとしてだけでなく、レクリエーション活動でも活躍する同製品。公式サイトに使い方や導入事例、メリットがわかりやすく記されているので、興味のある介護士さんはチェックしてみてください。

詳細情報

アバターロボット「newme」

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

一般社団法人 リッチェフラワースマイルズジャパン

一般社団法人リッチェフラワースマイルズジャパンは、フラワーレッスンをはじめ、フラワーフォト撮影や百貨店での展示・販売など、花に関する活動を展開しています。「お花好きの女性が、年齢を重ねても安心してお花と笑顔に囲まれて過ごせるあたたかいコミュニティを作るのが目標」と語るのは、同団体の代表理事を務める伊藤桂子氏。フラワー講師の育成やセミナーなどの活動を通じて、好きなこと・得意なことを仕事にしながらイキイキと活躍する自立した女性を応援しています。

高齢者施設でのフラワーアレンジ活動

同団体は、社会貢献活動の一環としてクラウドファンディングで全国から支援をいただき、介護施設を対象に「Gift of smile〜笑顔の贈り物」と題したフラワーアレンジ活動を行っています。この取り組みは家族との面会が叶わない、外出レクリエーションができないといった、施設での行動制限によって利用者が感じるストレスを花の力で和らげるというものです。きれいな花を見たりに触れたりすることで、五感が刺激され脳が活性化すると言われています。これに創作活動が加わることで、完成させたときの喜びや自信、生きがいにつながるのもメリットの一つです。

実際に活動に参加した介護施設からは、「利用者さんが楽しそうに笑う姿を見れてうれしかった」「利用者さん同士昔話に花が咲いて記憶力が向上した」などの声が届いています。出来上がった作品を飾って鑑賞会を開催すると、利用者と介護スタッフが一緒になって楽しめるレクリエーションになるでしょう。

▲特別養護老人ホームいちご様にて/画像提供:一般社団法人 リッチェフラワースマイルズジャパン

花の美しさ・楽しさを実感できる体験レッスン

同法人では、フラワーアレンジ活動のほか、生花体験レッスンやアーティフィシャルフラワー体験、プリザーブドフラワー体験レッスンを行っています。中でも一番人気の生花体験レッスンは、花市場から仕入れた新鮮な花をふんだんに使用。花の自然な香りに包まれリラックスしながら受講できます。なおこれらの体験レッスンは、リモート受講もできるので教室に通うのが難しいという方も安心です。

また、体験レッスンにプラスしてナチュラルフォト体験を受講することもできます。こちらは、完成した作品をスタイリングし、おしゃれに撮影するプログラム。SNSにきれいな写真を投稿できると人気です。花が好きな介護士さん、施設内に花を飾る際のヒントを得たいという介護士さんが楽しめる内容になっています。

▲画像提供:一般社団法人 リッチェフラワースマイルズジャパン

詳細情報

一般社団法人 リッチェフラワースマイルズジャパン

NECプラットフォームズ株式会社

NECプラットフォームズ株式会社は、ICTシステム機器の開発・製造・販売・設置・保守ならびにシステムソリューション事業を展開する企業です。NECグループの「ものづくり」を担う新会社として発足以来、ハードウェア機器の開発・生産からIoTやAIといった先進テクノロジーを活用した新ソリューションの創出まで、幅広いICTプラットフォームを提供する同社。長きにわたり培ってきた技術やノウハウを最大限に発揮しながら、社会価値の高いモノ・コトづくりに邁進しています。

NECサニタリー利用記録システム

▲画像提供:NECプラットフォームズ株式会社

介護者の悩みとして多く挙げられる排泄介助。排泄は人間の尊厳にも関わるデリケートな行為のため、要介護者の自尊心を傷つけない介助が求められます。そのうえ、介助の回数も多く時間に追われながらの業務になるため、特に大規模な介護施設で働く介護スタッフは大変と感じることもあるでしょう。そんな介護スタッフの課題を解決に導くのが、「NECサニタリー利用記録システム」です。

同システムは、トイレ利用者の着・退座や排泄状況を検知する排泄検知ユニット、利用者を検知する個人識別センサ、それらを制御する制御ボックスの3機器で構成されており、利用者が使用する毎に自動で検知・通知・排泄記録されます。排泄記録については、iPhone、iPad、Android端末での利用が可能です。また、配線等の工事が必要ないのも見逃せないポイントの一つ。無線LAN(Wi-Fi)環境が整っている施設であれば、すぐに利用することができます。

NECサニタリー利用記録システムがもたらすメリット

排泄介助の中でも重要な作業が排泄日誌の記入ではないでしょうか。排泄状況を記録するのは、利用者の健康状態や排泄パターンを把握するために欠かせない作業ですが、手作業の場合排泄のたびにトイレに確認に行き、情報を記入しなければなりません。しかし、利用者の中には、恥ずかしいという思いから確認する前に流してしまう人もいます。同システムは、排泄情報を確実に収集しながら自動で記録されるので、毎回出向くことなく排泄情報を管理することが可能。介護スタッフは記録の時間をほかの業務に充てたり、利用者へきめ細やかな介護を実践できるでしょう。利用者側も、羞恥心を感じることなく安心して排泄できます。

さらに特筆すべきは、トイレの入退室や異常を自動通知するので、介助が必要な利用者が退座する際に移動のお手伝いをするタイミングがわかりやすいというメリットがあります。

▲画像提供:NECプラットフォームズ株式会社

詳細情報

NECサニタリー利用記録システム

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連ジャンル: 介護のアイデア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2022年8月23日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「介護のアイデア」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧