介護に安心と効率を!見守り・送迎計画・予約管理に寄与する企業

介護のアイデア 2022年8月1日
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家族の形態がさまざまな現代、介護の形にも多様性のあるサービスや、介護士に無理のない働き方が求められるようになりました。
ここでは、ユーザーのニーズや生活スタイルを考慮し、介護士の働き方や施設運営の在り方を見直せるサービスに力を入れている企業を紹介します。
介護に関わる多くの人にとって、心強いサービスばかりです。ぜひ、今後の参考にお役立てください。

レバウェル介護 『介護の日特設WEBサイト』を期間限定で公開中!

レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:
https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024

目次

合同会社ネコリコ

合同会社ネコリコは、2018年4月に中部電力株式会社と株式会社インターネットイニシアティブの合弁会社として設立されました。
人々の日常を便利で快適にするIoTプラットフォームの提供を目的とし、家庭向けIoTサービスとIoTインフラサービスを事業として展開しています。
近年は、超高齢化社会が抱える課題の解決に向けて、高齢者みまもり分野を中心としたサービスを提供しています。

高齢者みまもりサービス「まもりこ」

▲画像提供:合同会社ネコリコ

核家族化が増加している現代、高齢者の独居世帯と言うのは珍しくありません。加えて、医療の進歩や地域支援の拡充が進んでいるため、以前に比べると快活な高齢者が多い傾向にあります。しかしながら、高齢の親と離れて暮らしている子どもにとっては、やはりさまざまな心配が尽きないでしょう。また、親としても、子どもに負担を掛けまいと「大丈夫よ」と言ってしまうこともあるはずです。
そんな双方の心配や心細さをサポートするべく、合同会社ネコリコでは、高齢者みまもりサービス「まもりこ」を提供しています。「まもりこ」と名付けられた手のひらサイズの端末を通して、親の生活の様子を子どものスマホアプリに届けるというサービスで、現在多くの人に利用されています。

このサービスの特長は、端末を冷蔵庫に設置し、その利用状況から異常を検知するという機能が搭載されていることです。市場にある一般的な見守りサービスは、高齢者が端末を持ち歩いたり、カメラが生活を撮影したりするものが大半でした。これはこれで、子ども側にとっては非常に安心感があります。しかし、いつでも何度でも親の安否を確認できるというのは安心な反面、常に心配でもあるという状態なので、心が休まらないという声もよく聞かれます。また、親側にとっても従来の見守りサービスは、少々煩雑な面や心理的な抵抗感が生じるという感想もありました。

同社のサービスではそのような課題を考慮して、 見守る人と見守られる人、双方にとって負担にならず、ちょうどよい距離感で見守ることを重視し、冷蔵庫の開閉に着目しました。
冷蔵庫に設置した端末がドアの開閉を検知。朝(8時)、昼(14時)、夜(20時)の一日3回、見守り判定を行い、一定時間動きがない場合のみスマホアプリに異変を通知する仕様です。

▲画像提供:合同会社ネコリコ

さらに、最新の活動時間と履歴が1時間毎に更新されるので、生活リズムをうかがうこともできます。病後などこまめに確認したい場合は、 見守り判定時間以外でもアプリから直近の活動状況を見ることも可能。程よい距離感を保ちながら、細やかな配慮もできる非常に安心なサービスです。
なお、実際に利用している方からは、「コンセントに挿すだけで、Wi-Fiも不要だから手軽」「月の使用料が安価で助かる」「見守られる人のプライバシーが保たれていてよい」などの感想が寄せられており、その使い勝手の良さがうかがえます。

介護施設の利用者さんのなかには、施設をデイサービスやショートステイで利用される人もいます。その際、ご自宅における、ご家族や本人の不安を払拭するための介護士からの助言として、このサービスについて知っておくと役に立つでしょう。

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まもりこ

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株式会社ジオインフォシステム

富山県に本社を構える、株式会社ジオインフォシステムは、コンピュータソフトウェアの開発と提供などを行っている企業です。
同社は、地理情報システム(GIS)に強みがあり、その高度な技術を活かして、近年は複雑な配車計画を組める「GeoRouter(ジオルーター)」や勤怠管理システム「笑顔レコーダー」
、クラウド上でも利用できるルート計画サービス「GuRutto(グルっと)」などを提供しています。さまざまな業界や自治体に貢献しており、なかでも介護業界へのシステムサービスは多くの注目を集めています。

送迎計画システム「GeoRouterCare」(ジオルーターケア)

介護施設のデイサービスは、多くの場合、利用者さんの送迎に車を巡回させて対応しています。その際、担当者の頭を悩ませるのが、ルート作成業務だとよく言われます。
まず、限られた人員と時間内でエリアを周り、なおかつ安全に利用者さんを乗降させなければなりません。それに付随して、車の定員数、車いすや歩行器の数の確認、助手席希望もしくは忌避の考慮、時間指定への対応、利用者同士の相性など、さまざまな条件を反映させる必要もあります。利用者さんの安全とサービス向上のためには、当然どれも蔑ろにしてはならないでしょう。
そうはいうものの、ルートを作成する担当者にしてみれば、全部の希望や条件を満たすには、相当の苦労があるはずです。しかも、作成に時間を費やしてしまうと、本来の介護業務に支障が生じる可能性もあります。このようなジレンマを解消するために開発されたのが、同社の送迎計画システム 「GeoRouterCare」です。
「GeoRouterCare」は、同社が誇るルート計画システム「GeoRouter」を介護業界仕様にした製品で、主に次の3つの機能が備わっています。

(1)配車支援
施設利用時間帯や乗車時間といった項目を設け、利用者さんに負担をかけない配車計画を組みます。
(2)自動配車シミュレーション
車いすや持参歩行器の台数、希望車種、車両定員、助手席不可などの条件を反映し、AI(人工知能)で配車シミュレーションを行います。
(3)配車表出力
作成したルートの地図や、配送先一覧表、ピッキングリスト、座席表などをボタン一つで印刷できます。

このような機能により、効率的で確実且つ、安全な配車と送迎を実現させています。なによりも、AI(人工知能)が瞬時に適切なルートを自動作成してくれるため、作業が短時間で済むというのが魅力的なポイントでしょう。もちろん、急な追加やキャンセルへの対応も可能です。さらに、専用のWebページもしくはアプリを使用し、スタッフのスマートフォンとデータを連携させることもできます。リアルタイムで車両の位置を確認できるので、より時間の精度や安全対策を向上させられるでしょう。そのほか、要望に応じてさまざまな機能のカスタマイズにも対応しています。
施設のサービス向上としてはもちろん、介護士やスタッフの業務負担軽減に大きく寄与しているシステムサービスです。

▲送迎計画システム「GeoRouterCare」コース図/画像提供:株式会社ジオインフォシステム

詳細情報

GeoRouterCare

株式会社ペースノート

▲画像提供:株式会社ペースノート

ショートステイの経営について、「安定した経営には、平均95%以上の稼働率が必要」というようなことが一説に言われます。
現状、ショートステイは需要が高いサービスです。しかしながら、この数字は決して簡単なものではありません。稼働率を上げるためには、予約をしっかりと入れて、介護士の数も確保し、介護サービスの質も向上させる必要があります。しかし、それにより、スタッフの介護業務の負担が増加してしまう懸念もあるでしょう。多くの予約を受け付けたい相談員と、質も保ちたい現場とで齟齬も生じかねません。その結果、離職を招いてしまうと、サービスの提供そのものにマイナス影響を与えてしまいます。
では、施設の稼働率をあげつつ利用者さんとご家族に喜んでもらえ、介護士が働きやすい環境をつくるには、どうすればいいのでしょうか。難しい課題ですが、その解決に向けて同社では、ショートステイの稼働率アップを支援する、相談員のためのクラウド型予約管理システム「ペースノート」を開発しました。

クラウド型予約管理システム「ペースノート」

このシステムの特長は、予約を入力するだけで、運営分析も集客支援も自動的に行ってくれるという機能です。
使用は至ってシンプルで、まずはクラウド型の利用予定表に情報を入力します。この予定表は視覚的に分かりやすいうえ、空きベッドの判別、急な入院や入退所による空床について、常に最新情報を確認できます。それにより、施設ケアマネージャーや現場との連携もスムーズになるでしょう。
また、入力データをもとに、独自の技術で稼働率・利用者属性・営業効率を分析。これまでのデータや他施設との比較により、今やるべきことを自動的に提示するという頼りになる機能も搭載しています。さらには、フォローすべき利用者を自動でリスト化。営業候補の居宅介護支援事業所を洗い出し、FAX配信も自動で行うという徹底したフォロー機能もついています。
なお、実際に導入している施設からは、「正しい予約情報を、複数の職員が管理できるようになった」「稼働率が、4か月間で100%近くまで上昇した」「スタッフに活気が生まれてきた」といった感想が寄せられています。
正しい情報管理と効率的な運用を通して、稼働率を上げるだけにとどまらず、スタッフの士気向上も図れる同システムは、今後の介護業界において大きな意味を持つでしょう。ひいては、介護を受ける方やご家族のQOL向上につながることも期待できる製品だと言えます。

▲画像提供:株式会社ペースノート

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ペースノート

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レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024

※この記事の掲載情報は2022年8月1日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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