介護士の業務負担を大きく軽減!施設利用者にもスタッフにも優しい企業や団体

介護のアイデア 2022年3月15日
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介護の現場では、慢性的な人手不足が大きな課題になっています。人手が足らない理由のひとつとして、業務の多忙さによる離職が挙げられますが、なかなか解決できていないのが現状です。しかし、さまざまな企業や団体が、自社の知見や技術を駆使して介護支援に役立つ機器やサービスを開発しており、徐々にそれらを導入する施設も増えてきました。
ここでは、施設利用者にとって快適なのはもちろん、介護士にとって大きな力になる団体や企業を紹介します。ぜひ、目を通してみて、より良い職場環境づくりのヒントにお役立てください。

目次

一般社団法人健康フラ・介護フラ協会

一般社団法人健康フラ・介護フラ協会は、フラのレクリエーションの普及活動を行っています。脳科学、ポジティブ心理学、理学療法学をもとに構成された健康フラ・介護フラを全国の施設にてレクチャーしている非営利法人です。

健康フラ・介護フラ

心身を朗らかにするサポート力

▲画像提供:一般社団法人健康フラ・介護フラ協会

同協会が普及に努めている「健康フラ・介護フラ」は、ハワイ発祥のフラダンスをベースに作られています。一般的にフラダンスは、手足や腰を大きくゆったりと動かして踊るものです。これを同協会では、高齢者や身体が不自由な方向けに、座った状態で行えるよう構成しました。これが、健康フラ・介護フラです。手や肩、胸などの上半身を懐かしい歌謡曲や童謡に合わせてゆっくり動かすダンスなので、高齢者の方でも安全に楽しく取り組めます。

健康フラ・介護フラの振り付けには、理学療法士や大学教授、外科医の助言をもとに身体や脳の活性化を促しやすい動きを取り入れています。そのため、リハビリになるのはもちろん、ストレス軽減や幸福度の向上も期待できます。

活動内容

フラレクリエーションサービス

施設に勤務する介護士の業務として、施設利用者と一緒にレクリエーションを行うことがあります。どの施設でも利用者に楽しく取り組んでもらえるよう、介護士やスタッフはさまざまな趣向や工夫を凝らして準備しています。しかしながら、介護士としての業務はほかにも多くあるため、レクリエーションの準備や実施に十分な時間が取れないという声もあるようです。

そのような声に応え、同協会ではインストラクターが施設を訪問して、健康フラ・介護フラを実施するレクリエーションサービスを提供しています。要望日に施設を訪問し、利用者のみなさんと一緒に30~60分ほど健康フラ・介護フラを行うサービスです。振り付け動画を配信しているので、事前に体験したりサービス後に施設で持続して取り組むこともできます。

実際にサービスを利用した施設からは、「利用者の方が楽しそうに参加されていた」「リフレッシュ効果がある」「スタッフの業務負担が軽減する」といった感想があり、心身の健康面でも物理的な面でも嬉しいメリットがあるようです。

また、このサービスが無料で提供されているということも、施設にとっては魅力的なポイントでしょう。

詳細情報

一般社団法人健康フラ・介護フラ協会

登録は1分で終わります!

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株式会社ブイシンク

株式会社ブイシンクは、デジタルサイネージを中心にシステム開発請負、コンテンツ制作・販売、ハードウェア製造開発設計等の事業を展開しています。同社はその技術を活かしてさまざまな業界へ貢献しており、近年は介護業界にも寄与。多くの実証実験や分析を通して、より良い製品開発を実現しています。

介護支援機器「ケアアシストサイネージ」

バリエーションに富んだ機能

現在、介護業界では、介護需要の増加・介護職員の不足・国民負担の増加といった多くの課題を抱えています。そこで同社では、課題解決のツールとして、介護支援機器「ケアアシストサイネージ」を開発しました。

▲画像提供:株式会社ブイシンク

高い技術を活かして開発されたケアアシストサイネージには、介護の現場において多くの効果をもたらすよう、さまざまな機能が搭載されています。カラオケや口の体操、早口言葉など動作を伴うものから、クイズやロコモチェックといった頭を使うものまで多彩にラインナップ。それぞれ介護予防や認知症予防、レクリエーション効果などが期待できるコンテンツを取り揃えています。
操作は大きな文字で表示された画面をタッチするだけなので、どなたでも簡単にできます。また、内蔵カメラによる顔認識機能、音声認識機能を利用した会話機能もあり、画面の中のキャラクターと一緒にクイズやカラオケなどで声を出して楽しむことも可能です。

「ケアアシストサイネージ」の導入メリット

利用者とスタッフへの寄与

介護予防や認知症予防において大切なのは、適度な運動・他人との交流・健康的な食生活・無理なく続けられる趣味などと一般的にいわれており、同製品では搭載機能を通して、その多くを網羅しています。実際に導入している施設からは、「利用者さん同士でカラオケを楽しめている」「口の体操は嚥下予防に良さそう」「操作が簡単なので安心」といった声があり、施設利用者が周囲とコミュニケーションを図りながら健康的に活動している様子がうかがえます。

▲画面イメージ/画像提供:株式会社ブイシンク

この変化は、施設利用者のみならず介護士やスタッフにとっても、大きなメリットがあります。まず、搭載コンテンツをレクリエーションとしてすぐに始められるので、介護業務の負担が軽減されます。しかも、コンテンツは無料で随時追加・更新されるので、新たなレクを考案する手間も要りません。介護士の負担が減れば、問題視されている人手不足や高離職率の解決も期待できるでしょう。

さらに、このような機器を導入していること自体が施設のPRにも繋がります。利用者やその家族へは、良質な介護を提供しているという安心感を提供。介護士やスタッフとして働きたい方へは、業務負担の少ない職場環境というアピールになるでしょう。

詳細情報

株式会社ブイシンク「ケアアシストサイネージ」

株式会社JVCケンウッド・公共産業システム

株式会社JVCケンウッド・公共産業システムは、ユーザーの課題解決を最優先とし、自社・他社の枠を超えて製品や技術力、エンジニアリング力を組み合わせることでお客様の課題を解決する、トータルソリューションプロバイダーです。ビクター/ケンウッド時代からの長年にわたる経験と実績、音響・映像技術を強みとして、公共から民間にわたる幅広い領域・市場に向けて、ソリューション事業を展開しています。

介護施設向け「ワイヤレスインターカム」

便利な機能と役割

▲画像提供:株式会社JVCケンウッド・公共産業システム

同社では、音響ソリューション事業として、複数人が同時に会話に参加できる音声コミュニケーションツール、ワイヤレスインターカムを開発および製造しています。スタッフ間のやりとりが必要なシーンや、両手が塞がっていてもハンズフリーで連絡を取り合いたいなどの業務現場に欠かせないツールです。

介護施設向けにご提案するワイヤレスインターカムは、エタノール消毒できることや、抗菌および抗ウイルス加工を行えるなど、衛生面を重視しています。会話に参加できる人数も、施設の規模に合わせて選べるよう3〜60人ほどと幅広く設定。フロア別や担当別といったグループ分けでの使用も可能です。
また、小型軽量で操作がシンプルなうえ、JVCケンウッドならではの堅牢性とクリアな音質でストレスなく使用できます。

介護施設におけるワイヤレスインターカムの必要性

導入により期待できること

施設に勤務する介護士は、多くの利用者のケアを手際よく、なおかつ安全に行わなければなりません。それを可能にする要因のひとつに、施設全体やスタッフ個々人の業務状況を全員がリアルタイムで把握するということが挙げられます。たとえば、食事や入浴、リハビリなどタイムスケジュールがあるケアの場合、介護士同士が状況を共有することで、準備がしやすくなります。それを叶えてくれるのが、同社のワイヤレスインターカムです。

状況を共有するにあたり、この製品はハンズフリー対応のため、手が離せない介助中でもスタッフ間で簡単に連携が取れます。また、誰がどこにいるのか探し回る時間を削減できたり、持ち場にいながら会議しているかのように連絡が迅速に行えたりと、さまざまなメリットが期待できる製品です。

実際に導入している施設からは、「聞き疲れや装着のストレスがない」「連携がスムーズに取れ、業務が行いやすくなった」との感想が聞かれ、良い職場環境づくりに貢献していることがうかがえます。
また、介護士の業務負担が軽減すると、利用者への接し方にも余裕や温かみが増すでしょう。結果的には、介護の質の向上にも繋がります。

詳細情報

株式会社JVCケンウッド・公共産業システム
「ワイヤレスインターカム」

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※この記事の掲載情報は2022年3月15日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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