介護士さんに紹介したい、文化・芸術活動で支援の輪を深める3つのグループ

仕事 2020/11/30
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高齢者笑顔イメージTOP

◆はじめに


高齢化社会においては、介護の質だけでなく、一人ひとりが快適かつ楽しみながら生きることにつながるサービスも重視されるでしょう。今回は、障害をお持ちの方を含めた高齢者が日常生活を快適に送れるようサポートしたり、生きがい・楽しみ作りに寄与したりする団体を紹介します。


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◆特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会


まずは、特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会(以下、東京都中途失聴・難聴者協会)を見ていきましょう。

【東京都中途失聴・難聴者協会とは】


東京都中途失聴・難聴者協会は、都内の中途失聴者・難聴者とその関係者をメインに、聴覚障害を持つ方々全般の福祉増進、生活の質向上を目指している団体です。同団体は都内在住の聴覚障害者数を100万人以上と推定し、当事者目線の活動を推進。中途失聴者・難聴者を支援対象する団体としては、都内で最も実績のある団体です。

難聴の補聴器イメージ

【活動内容】


東京都中途失聴・難聴者協会では、各種のコミュニケーション方法や身体障害者手帳、補聴器や補聴援助システムに関する学習を開催したり、相談に応じたりしています。お知らせや活動報告などを記した会報を発行するほか、講演会や学習会も盛んに開催。自治体への施策提案、他団体との協力事業にも熱心です。

聴覚障害者向けの文化的なサークル活動も活発です。手話や書道、生け花、絵手紙といった趣味を通じて、聴覚障害者が同じ悩みを抱える人たちと交流できるのが、サークル活動のメリットです。なお、各協会行事では誰もが参加できるよう、聞こえの保障にも力を入れています。

絵手紙イメージ

【聞こえの問題を乗り越えるには】


東京都中途失聴・難聴者協会は、聞こえの問題を乗り越える方法として、「聴覚補償」「コミュニケーション学習」「情報保障」の3つを挙げ、情報を発信しています。

聴覚補償とは、聞こえを取り戻すこと。技術の進歩は著しく、治療が困難な重度の難聴でも、ある程度補うことが可能な手段が増えてきています。2番目のコミュニケーション学習は、手話と読話の習得が中心です。話し方や筆談、ICT機器を活用した方法の習得も欠かせません。最後の情報保障は、協会が最も大事にしている考え方です。聞こえにくい方も参加できる社会の実現のために、音声情報に文字を付けたり、いつ、どこ、だれでも利用できる要約筆記派遣制度の充実等に取り組んでいます。

【詳細情報】


特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会
https://www.tonancyo.org


◆特定非営利活動法人エイジコンサーン・ジャパン


続いては、特定非営利活動法人エイジコンサーン・ジャパン(以下、エイジコンサーン・ジャパン)を紹介します。

【エイジコンサーン・ジャパンとは】


エイジコンサーン・ジャパンは、英国発祥のチャリティ団体エイジコンサーン・イングランドとパートナーシップ契約を結び、高齢者問題に関わる事業で協力し合ったり、ノウハウを提供したりしているNPOです。

社会的弱者への労りや優しさ、大切なものを守るべく皆で助け合う協調性などは、日英に共通する感性であるといえます。本国イギリスの活動に学びつつ日本独自の取り組みを展開し、高齢者介護分野におけるリーダー的立場になることを目標としています。

エイジコンサーンイメージ1

【エイジコンサーンとは】


エイジコンサーン(Age Concern)は、「高齢者問題」を意味します。英国では50歳以上の人を対象に支援活動を行い、中高齢者の快適な生活を保障してきました。政策提言と中高齢者向けサービスの改善が、エイジコンサーン・イングランドの主な活動内容です。

日本においても、高齢者の尊厳の尊重、ボランティア活動の普及、未利用の人的資源活用といった面でエイジコンサーンの活動意義があります。エイジコンサーン・ジャパンはNPOという形を採用することで、各地域の実態に即した事業を効率良く実行しています。

【U3A活動】


U3Aは、The University of the Third Age、第三世代大学の略称です。第三世代とは、定年後フルタイムの仕事からの解放に伴い、自分への再投資を検討している世代を指します。エイジコンサーン・ジャパンはU3A活動として、文化・芸術系講座を各地で開講してきました。

絵画教室イメージ

【詳細情報】


特定非営利活動法人エイジコンサーン・ジャパン
http://www.ageconcern-japan.org


◆コミー株式会社


最後は、コミー株式会社です。同社はミラー製品を扱うとともに、新たな社会的価値創造の一環として「箸技」というお箸を使った遊びを開発しました。本記事では、介護施設でも導入されている箸技を中心に紹介します。

【箸技が生まれた背景】


箸技とは、箸を活用した遊びのこと。「多種多様な動作が可能な箸を使って遊ぶと面白いのではないか?」という発想から、2種類の箸技「箸ピー」と「箸リン」が生まれました。介護施設のレクリエーションや機能訓練にも適したゲームです。

K_万歳写真

【箸技の種類】


・箸ピー


箸ピーは、1分間に箸を使ってどれだけ多くのピーナッツを移動させられるかを競うゲームです。難しいルールはなく、箸でピーナッツをつまんで移動させるだけなので、年齢や性別に関係なく楽しめます。ゲームを通じて正しい箸の持ち方が学べるのも利点です。

・箸リン


箸リンは、箸と5個のリングを使って箸さばきを学ぶゲーム。夢中になることが、「はさむ」「つまむ」「ひらく」「てんぷら」「でんぐり」といった技を使いこなすことにつながります。

こうしたふたつのゲームをパッケージしたものが「箸タイム」という商品です。日常の中に緊張感や達成感を感じる機会が増えたり、コミュニケーションの輪が広がったりする効果が期待できるでしょう。左右の指先を使うことは、脳の活性化にも有効であると考えられます。

K_商品セット写真

【コミー株式会社の企業文化】


コミー株式会社は、売上拡大や他社との競争よりも、ユーザーのニーズに合った商品の創造に重きを置く企業です。「出会いの喜び」「創造の喜び」「信頼の喜び」の3つを循環させながら、じっくりと良質な新商品作りに取り組んでいます。

【詳細情報】


箸技の公式サイト
https://www.hashiwaza.jp/

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