
目次
はじめに
特定非営利活動法人Art Beat Heart(以下、Art Beat Heart)は、介護施設での音楽活動や音楽療法、その他アートイベントを行っている団体です。本記事では、同団体の概要や事業内容を見ていきましょう。
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アドバイザーに相談する(無料)Art Beat Heartについて
Art Beat Heartは、音楽をはじめとした文化・芸術活動を通じて、すべての人(子どもからお年寄りまで、障がいの有無を問わず)が心豊かに生活できる地域福祉社会の実現を目指す団体です。スローガンは「アートでチェンジ!喜びあふれるまちづくり」。文化・芸術活動で介護予防や高齢者の孤立化防止を図りつつ、地域の人々の絆づくりに貢献します。
Art Beat Heartの事業
ここでは、Art Beat Heartの具体的な事業内容を紹介します。
介護予防・子育て支援事業
- 音楽療法、音楽レクリエーション
音楽療法士、および音楽家が介護施設に足を運び、参加型の音楽活動を実施します。利用者さんの生活の質を向上させたり、健康を維持したりすることが主たる目的です。声を出してうたう、楽器でリズムを刻むといった取り組みを楽しみ、参加者が満ち足りた時間を過ごせるよう配慮しています。
Art Beat Heart公式サイト内の記事を参考にし、各施設でアイディアを取り入れるのも良い方法といえるでしょう。とはいえ、介護従事者が通常の業務とレクリエーションを両立するのは大変な場合も。そこでArt Beat Heartでは、音楽療法士やボランティアの活用を推進することで、介護職の方々の負担軽減も促しています。
- 音楽療法士によるママパパとこどものためのミュージックセラピー
リトミックや小物楽器を用いたゲーム、絵本の読み聞かせ、即興演奏を行います。これは、コープ未来社会貢献活動助成金の助成による試みです。親子間でコミュニケーションをとったり、親同士が交流したりする場にもなっています。

- 音読健康倶楽部
文章を声に出して読む健康法を実践します。まずは、軽めのストレッチとゆったりとした呼吸を。次いで誤嚥予防のために口輪筋や舌の体操をし、発声や滑舌の練習をします。右耳で周囲の声、左耳で自らの声を聴き、日本語の美しい文章を音読しながら集中力を養います。
- 音楽ボランティア講座
毎月1回、ワークショップ形式の音楽ボランティア勉強会を開催。介護施設で音楽活動を行う際の進め方や選曲について学びます。現役のボランティア人材や活動希望者だけでなく、音楽レクリエーションを体験してみたいとお考えの方の参加も可能です。
文化芸術活動普及事業
文化芸術活動普及の一環として、季節の朗読茶会も開いています。
2019年秋の会では、和菓子と薄茶を頂きながら、箏の演奏や朗読をたのしんだり。
音読健康倶楽部の方々による群読も行われました。

詳細情報
【Webサイト】
https://www.npo-art-beat-heart.com/
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