
60歳から取り組むことができるスポーツとして、ダーツが注目されています。介護や認知症への対応が避けて通れなくなっている現在、高齢者の自立と健康に役立つ可能性が考えられるでしょう。
特定非営利活動法人日本ウエルネスダーツ協会(以下、 日本ウエルネスダーツ協会)は、虚弱や認知症の予防に効果がある「ウエルネスダーツ」を推進する団体です。本記事では、ウエルネスダーツの基本情報や仕様、ゲーム内容を紹介します。
目次
ウエルネスダーツの概要
まずは、ウエルネスダーツの概要のほか、効果やおすすめできる理由についても見ていきましょう。
【ウエルネスダーツとは】
ウエルネスダーツは、高齢者の介護予防・認知症予防・機能回復を目的に日本ウエルネスダーツ協会が創始したスポーツです。一般的なダーツ競技を基礎に、子どもたちや高齢者が始めやすいように構成されました。
【対象者】
ウエルネスダーツは、年齢や性別、障害の有無を問わず楽しむことができ、60歳から始めることも可能な「生涯スポーツ」です。フレイル(虚弱)や認知症の予防・改善だけでなく、地域交流や多世代交流を図れるメリットもあります。
【予防・改善の効果】
フレイル=虚弱とは、加齢やストレス、病気、ケガなどにより心身が弱っていく症状を指します。このフレイルの予防・改善に効果が高いのが、ウエルネスダーツのポイントです。
具体的には、ロコモティブシンドロームやサルコペニアなど身体面のフレイル、認知症やうつといった精神・心理面のフレイル、そして孤独や引きこもりのような社会面のフレイルに作用します。
【おすすめの理由】
ウエルネスダーツがおすすめできるのは、下記の要素が含まれていることに拠ります。
・引き算
ダーツは引き算を行うスポーツです。引き算はシナプスの活性化に有効とされているため、ダーツを行うことで脳に良い影響があると考えられます。
・脳内物質の分泌
ダーツでは、作戦を立てたり駆け引きをしたりといったプロセスを経ながら得点を競います。こうした過程で頭を使ったり、的中時の快感や失敗した時の悔しさを感じたりすることによって、アドレナリンやドーパミンといった脳内物質が分泌。脳が刺激され、認知症予防効果が高まります。

・手足と指先の運動
的の中の狭いエリアを狙うには、腕や手、指の力加減とコントロールが重要です。これらは脳と密接に関連する器官であるため、ダーツを行うことで脳が活性化されるしょう。また、投げる動作は体全体のバランスを整えることにもつながります。
・楽しさの持続
ダーツは激しく動くスポーツではなく、体力・瞬発力も必要としません。ケガや疲労が少なく、ゲーム時間の調整も可能なので、楽しさが持続しやすいのが魅力です。
ウエルネスダーツの仕様と規格
誰もが楽しめるウエルネスダーツでは、道具の素材や機能性にもこだわりが。ここでは、ダーツおよびボードの仕様・規格を紹介します。
【ダーツ】
ダーツは3本一組で重さ30g以下、長さは25cm以内のものを使用します。先端はプラスチック製なので安全です。落下したダーツを拾うのが難しい方向けには、磁石で引き寄せることで腰を落とさずに取り上げられるタイプのものもあります。
【ボード】
ボードを設置する高さは、参加者の身長により変更することができます。通常は158cm、車椅子やシッティングの場合は137cmです。距離はボード表面より下ろした垂線から210cm離れた地点とします。
ボードの素材には、発泡ウレタン等合板を使用。ダーツの刺さりやすさ・抜きやすさを重視しているため、投げる力が弱い方も充分に楽しめるでしょう。
ボード面に用いられている色は赤・青・黄の3色に、サブカラーが2種類あります。カラフルで明るい配色となっているのが特徴です。
ゲームと競技
ウエルネスダーツは実際にどのように遊ばれているのでしょうか。この項目では、いくつかあるゲームの中から「カラーシュート」と「クリケット」を取り上げ、それぞれのやり方をチェックします。
【カラーシュート】
ボードの青色部分にダーツが3本刺さるまでスローを続け、すべて当て終えたら次は黄色に進みます。同じ要領で黄色に3本目を当てたら、最後に赤色へ。先に全色に3本を的中させた人が勝ちです。
なお、カラーシュートの変形版「カラーシュート・ブル」では、ブルが第4目標となります。カラーシュート・ブルの場合は、青・黄・赤の段階でブルの得点をカウントせず、赤色終了後にブルに向かって3本を入れるという流れに。通常のカラーシュートと比べて難易度は高めです。
【クリケット】
7~10の数字区分およびブル(ボードの中央)を利用する、作戦重視のゲームです。高得点の10から狙っていくものの、他の数字区分やブルに命中しても点が入ります。各数字区分に3本を当てると、該当エリアはクローズです。
得点計算では、シングルゾーン1本、ダブルリング2本、トリプルリング3本として数えます。また、相手が3本目を当てていない状態で自分が3本以上を入れると、それも加点に。エリアのクローズと得点のどちらを優先するかという戦略性が特色といえるでしょう。

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詳細情報
以上、ウエルネスダーツの概要や仕様、ゲーム内容を紹介してきました。最後に、日本ウエルネスダーツ協会のお問い合わせ先を記します。
【住所】
〒531-0074
大阪府大阪市北区本庄東2-3-31
ASKビル
【電話】
06-6136-7130
【メール】
info@welldarts.org
【Facebook】
https://www.facebook.com/wellnessdarts/
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参考URL
ウエルネスダーツとは
http://www.welldarts.org/ウエルネスダーツとは/
ウエルネスダーツの仕様と規格
http://www.welldarts.org/ウエルネスダーツとは/ウェルネスダーツ仕様/
ゲームと競技
http://www.welldarts.org/ゲーム・競技/
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