
近年、医療・介護の現場では法改正にともなう体制強化が急務となっていますが、限られた人員の中で新たな業務に対応することは容易ではありません。特に、介護事業者のBCP(業務継続計画)策定義務化(2024年4月)に加え、2026年6月の診療報酬改定では在宅療養支援診療所等にもBCP策定が要件化されました。医療・介護の双方で対応が急務となる中、災害時の安否確認体制の整備や運用は、現場の大きな負担となっています。
本記事では、こうした介護現場の課題を解決し、日々の業務負担を軽減しながら確かな安心を届けることができる画期的な最新システムをご紹介します。
目次
株式会社バカン
株式会社バカンは、AIとIoTを活用して多様な「空き情報」を配信する企業です。主力サービスの『VACAN』は全国200以上の自治体で導入されており、災害時には13,000ヶ所以上の避難所の混雑状況をリアルタイムで可視化します。
このたび、同社は新たに在宅医療・介護の現場に特化した安否確認サービス『あんぴケア』をリリースしました。「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」というミッションのもと、医療・介護従事者と利用者の双方が無理なく使える温かみのあるシステムを通じて、地域社会の安心を支えます。
タップだけで安心を届ける『あんぴケア』
2024年4月から義務化されたBCP運用において、介護現場の大きな課題となっているのが「災害時における利用者の安否確認」です。従来の安否確認ツールは、企業の社員など同一空間に人が集まる環境を前提としており、複数の事業者が別々に介在する在宅ケアの現場には適していませんでした。
そのため、災害などの緊急時には、ケアマネジャーや訪問看護師、介護士が個別に電話をかけ続けるしかなく、「電話回線が混雑してつながらない」「複数の事業者から何度も同じ確認が入り、利用者や家族を混乱させる」といった問題が発生していました。
こうした現場の課題を根本から解決するのが、在宅医療・介護特化型の安否確認サービス『あんぴケア』です。本サービスは気象庁のデータと連動しており、地震や警報の発生時に自動でシステムが起動。利用者のスマートフォンへ安否確認のSMS(ショートメッセージ)を一括配信します。

メッセージを受け取った利用者は、本文内のURLをタップするだけで回答画面に進むことができます。『あんぴケア』が介護現場から高い支持を得ている理由は、この通知から回答にいたるまでのプロセスに徹底された「簡単さ」があるからです。
第1に、高齢の利用者側に専用アプリのインストールや、ログインID・パスワードの入力が一切不要な点です。使い慣れたSMSに届いたURLを開き、画面に表示される質問に3タップで回答するだけで完結するため、利用者の負担を最小限に抑えられます。
第2に、「多事業所共有機能」による重複連絡の解消です。携帯電話番号をもとにシステム内で自動的に名寄せが行われるため、利用者が1度回答すれば、関わっているすべての訪問介護・看護事業所、ケアマネジャーの管理画面へ即座に状況が共有されます。これにより、事業者間での無駄な二重連絡を防ぎ、地域全体で効率的に見守る体制が整います。
第3に、管理側のITリテラシーを選ばない災害時UX(操作性)です。管理者は、SMSのリンクからスマートフォンの管理画面に直接アクセスでき、リアルタイムで回答状況を把握できます。未回答者への自動催促機能に加え、画面から1タップで直接電話を発信し、その確認結果をその場で手動入力して一元管理することも可能です。

さらに、本サービスは「平時のBCP訓練機能」も実装しています。システム内で訓練の配信から回答集計までを自動化し、訓練記録を自動生成できるため、実地指導の際のエビデンスとしてもそのまま活用可能。義務化されている年1回以上の訓練を無理なく実施・継続できるため、未策定・未運用による報酬減算の防止にも役立ちます。業務負担を増やすことなく、確実に「動くBCP」を実現できるのが大きな強みです。
現場の声をもとに開発された『あんぴケア』は、初期設定代行やCSV一括登録などのサポートも充実しており、導入の工数を最小限に抑えられます。現在、2026年12月末までは無償でご利用いただける「社会実証メンバープラン」の参加者を募集しています。社会実証メンバーは、単にツールを試すのではなく、在宅領域の災害時安否確認という社会課題の解決に、実務の立場から参加いただく取り組みです。まずは、一度試してみてはいかがでしょうか。
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