
介護施設での日々に、非日常のワクワク感や美味しい食事による刺激を取り入れてみませんか。外部の専門的なサービスを活用すれば、介護士に過度な負担をかけることなく、施設全体の活力を高められます。今回は、シニア向けの出張ダンススクールを展開する組織や、時代劇と懐メロを届けるエンタメチーム、介護食の栄養と食べやすさを追求する企業を紹介。心身の健康を支える魅力的なアイデアが満載です。
目次
ミックス☆JS-シニア

ミックス☆JS-シニアは、兵庫県加古川市に拠点を構えるシニア向けのダンススクールです。大好きなダンスで地域を盛り上げたいという代表の思いから誕生しました。また、代表の父親が介護施設でお世話になった経験も設立のきっかけの一つ。その際、代表は本人が楽しめるだけでなく、家族も安心できる環境の大切さを実感したそうです。この気づきから、同スクールでは利用者と家族の双方に笑顔を届ける場所を目指してサービスを提供しています。
無理なく、楽しく『健康ダンス教室』
年齢を重ねるにつれて運動や外出の機会が減少しがちになるなか、シニア世代の健康や体力をどのように維持するかは社会全体の重要なテーマです。特に介護現場においては、誰もが安全に参加でき、機能向上にもつながるようなレクリエーションが求められます。しかし、日々仕事に追われる介護士にとって、そうしたプログラムを企画・提供するのは容易ではありません。また、離れて暮らす家族にとっても、施設で元気に笑って過ごせているかは常に気がかりな要素でしょう。

そのようなお悩みに寄り添い、利用者の健康維持や家族の安心を支えるサービスを提案しているのが『健康ダンス教室』です。同スクールでは店舗でのレッスンだけでなく、施設や地域の集まりへ講師が訪問する出張サービスも展開しています。ストレッチや体操を中心としたゆったりとした動きで構成されているため、「ダンスは初めて」「体力に自信がない」という方でも無理なく取り組めるでしょう。
また、レッスンを担当する講師は、「JDACダンス介護予防指導士」の資格を保有。参加者に怪我がないよう、講師が一人ひとりを丁寧にサポートします。さらに、施設側の希望に合わせた定期開催の相談ができるのもポイントです。継続的なレクリエーションとして取り入れやすいのは、業務負担に悩む施設にとって大きな魅力といえるでしょう。
さらに注目したいのが、希望する利用者や家族宛てにレッスン動画を送信するスクール独自の取り組みです。利用者の顔がWebサイト上などで広まらないよう、動画は公開せずに直接相手に送信しており、個人情報にも十分に配慮されています。このサービスによって、家族は離れていても本人が楽しんでいる姿を感じられるはずです。気軽に練習できる自主練用動画も用意されており、運動習慣づくりに役立ちます。
仲間と楽しく体を動かすことは、心身の健康維持だけでなく、日々のやりがいにもつながるものです。利用者の豊かな生活はもちろん、家族の安心感、そして介護現場におけるレクリエーション負担の軽減にも期待できる同スクールの出張レッスン。今後のさらなる発展が望まれます。
詳細情報
忍者堂
忍者堂は、国内外で忍者や侍のショー、団体向けの体験プログラムなどを展開する忍者エンターテインメントチームです。本格的な衣装に身を包み、大人も子どもも楽しめる体験を提供。それだけでなく、企業向けのチームビルディングや本格的な殺陣教室も行っています。日本の伝統文化の魅力を広く発信し、多くの人に笑顔や活力を届ける社会的意義のある活動に注力している組織です。
懐かしさと思い出をもう一度『歌侍』

高齢者施設での生活が長引くと、利用者同士でも共通の話題が尽き、単調な日々を過ごしてしまうケースは少なくありません。そうしたコミュニケーション不足を解消する上で有効なのが、昔の懐かしい音楽を聴いたり思い出を振り返ったりする時間です。
過去の記憶を呼び起こすアプローチは、心を安定させて脳を活性化させる良い刺激になると、介護現場でも注目を集めています。そのため、日々のケアにこうした時間を取り入れたいと考える施設も多いでしょう。とはいえ、介護士が通常の業務と並行してイベントを一から準備するのは、大きな負担になりかねません。
そこで現場の助けとなるのが、同チームが提供する高齢者施設向け出張サービス『歌侍』です。『歌侍』は、時代劇と懐メロを掛け合わせた独自のパフォーマンスプログラムを展開。国内外で活躍するプロの演者たちが直接施設へ訪問するため、移動の付き添いや事故のリスクを心配することなく、本格的で非日常的なエンターテインメントを安全に満喫できるのが特徴です。

当日のプログラムは、時代劇と懐メロ、写真タイムを合わせた合計約30分間で構成されています。
時代劇では、刀を使ったチャンバラや楽しいお芝居を披露。かつてテレビや映画で親しんだ侍や庶民たちの世界が目の前でリアルに繰り広げられます。利用者にとっても馴染み深く、引き込まれる内容といえるでしょう。
懐メロでは、昔懐かしい曲の弾き語りを生演奏で楽しめます。当時流行った歌謡曲や演歌、青春歌謡などを聴くことで、そのときの記憶が蘇り、利用者同士や介護士との会話が生まれるきっかけにもなるはずです。
プロの演者による本格的なショーは、ただ観るだけでなく、思わず声が出たり身体が動いたりする健康的なアプローチとしても期待されています。進行を一任できるため、準備の手間が省けて通常業務に集中できるというのも、介護士にとっては大きなメリット。利用者へ笑顔と感動を届ける新たなイベントとして、実施を検討してみてはいかがでしょうか。
詳細情報
株式会社アレナビオ
株式会社アレナビオは、植物由来の有用成分を用いた機能性食品や化粧品原料などを開発する、筑波大学発のベンチャー企業です。途上国の植物資源を活用することで、現地の経済発展や雇用創出に貢献してきました。さらに、培った知見を活かして途上国向け事業のコンサルティングも展開。近年は摂食嚥下障害者向けの食品ECサイトも開設しており、食を通じた多角的な支援に力を注いでいます。
美味しいで、心も満たす『ちそうごはん®』

疾病や加齢によって噛む力や飲み込む機能が衰えると、それまで楽しみだった毎日の食事が大きな苦痛に変わってしまうことがあります。また、個別の介護食を準備するのは負担が大きく、介護現場では食の選択肢が限定されがちです。そのため、メニューを選ぶ喜びを味わえる機会が不足しているという問題もあります。
こうした食の悩みを解消し、誰もが食べる喜びを実感できる環境を目指して開発されたのが、摂食嚥下障害者向け食品ECサイト『ちそうごはん』です。このサービスが生まれたきっかけは、開発者の父親が脳梗塞の後遺症で失語症を伴う重度の摂食嚥下障害になったこと。そのとき、「食べること」が個人の尊厳や日々の幸福感に直結していると深く痛感したそうです。現在は介護食メーカーの垣根を越え、選択肢が限られた方にこそ選ぶ段階から美味しさを提案したいという思いでサービスを提供しています。

『ちそうごはん』は、在宅介護の経験者を含む、摂食嚥下リハビリの専門医や言語聴覚士、管理栄養士がタッグを組み、栄養と食べやすさを追求した冷凍介護食「ユニバーサルデリ®」を開発しました。
具体的な工夫としては、ほぼ全商品に「MCTオイル」を採用していることが挙げられます。MCTオイルとは、多くの食用油と比べて消化吸収が良く、エネルギーに変換されやすい食用油のこと。栄養補給のために医療現場でも長年使われているそうです。
また、お米のおいしさと食べやすさのバランスにこだわり、ビタミンやミネラルが豊富な分づき米などを独自ブレンド。ホエイ(乳清)も加えて口当たりの良さを極めました。さらに、のどのすべりを良くするため、炊飯時に介護食用ゼラチン寒天を配合しているのも特徴です。
そのほか、独自製法で骨を取り除き柔らかく仕上げた魚肉や、栄養と風味を活かす低温殺菌処理が施された乳製品なども活用しています。
冷凍食のため、ストックしやすく、自然解凍やレンジ調理だけでいつでも出来たての味を準備できる『ちそうごはん』。手軽に安全な食事を提供できれば、現場の調理負担は劇的に軽減されるはずです。何より、利用者が自ら食事を選び、笑顔で美味しいと感じる時間は生きる活力そのものを生み出すと言えます。利用者と介護士の双方が満足できる豊かな食卓を、ぜひ取り入れてみてください。
詳細情報
登録は1分で終わります!
アドバイザーに相談する(無料)

