楽しく学び実践!創造的アプローチで介護の質向上に貢献する組織

介護のアイデア 2025年1月7日
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本記事は、手話、臨床美術、食支援といった異なる分野から、ウェルビーイングに貢献する3つの組織をご紹介します。新しい知識やスキルを習得し、日々のケアに活かしたい介護士さんは、ぜひ最後までチェックしてください。

現在のストレス度と傾向がわかる!介護職のストレスタイプ診断

目次

一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi(おいおい)

▲画像提供:一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi

大阪府大阪市を拠点に、手話普及およびきこえない人についての理解を深める啓発活動に取り組む一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi。楽しく学べるワークショップ(講演・講座含む)やパフォーマンスを通して、インクルーシブな社会の実現を目指しています。

「手話エンターテイメント」にこめられた想い

きこえる人ときこえない人の間にある心のバリア(誤解・偏見・無関心)を壊したいという強い思いから設立された同法人。きこえない人は「話せない」「音楽が好きじゃない」と思われることがありますが、実際はきこえない人の中にも、声で話す人、音楽が好きな人もいる。この多様性を理解してもらうための手段として考えたのが「手話エンターテイメント」です。エンターテイメントには、人々の関心を引く力があり、この力を用いて、手話やきこえない人への関心を高めることに尽力しています。

きこえないことは他人事ではない

WHO(世界保健機構)は、2050年までに世界の25億人(4人に1人)が難聴になるリスクがあると発表しました。(※)自分自身や、身近な人がきこえにくくなる可能性は誰にでもあり、決して他人事ではありません。人は必ず歳をとり、年齢を重ねると共にきこえなくなっていきます。将来を見据え、今から手話を学んでおくと、きこえづらくなってからも安心してコミュニケーションをとることができます。

また、手話はface to faceなコミュニケーション方法です。相手の顔を見る必要があるため、相手の変化に気づけたり、声掛けのきっかけになったりと、様々なメリットがあると考えられます。

合言葉は「ダイジョーブ!」初心者向けオンライン手話講座

▲画像提供:一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi

同法人が開催するオンライン手話講座は「楽しく学べる」をコンセプトに、簡単な日常会話の習得を目指し、全12回(約3ヵ月)みっちり手話を学ぶことができます。エンタメ集団が講師となるので、笑いを取り入れたレクチャーと「ダイジョーブ!」の合言葉が学習へのハードルを下げ、手話初心者や挫折経験のある方も安心してチャレンジすることができると好評です。

みなさまも、手話を楽しんでみませんか? 手話を通したface to faceなコミュニケーションは、利用者さんとのより深い信頼関係の構築や、質の高いケアにもつながり、更にご自身の将来の備えにもつながるでしょう。

※参照:公益社団法人日本WHO協会
「世界聴覚報告書:2050年までに4人に1人が聴覚障がいに」

詳細情報

一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi

TOPPAN芸造研株式会社

TOPPAN芸造研株式会社は「アートを通じて社会に貢献する」という理念のもと、多様な事業を展開しています。臨床美術関連事業では、子どもから大人まで幅広い年齢層を対象にアート教室を運営し、楽しみながら創造性を育む機会を提供。また、臨床美術士資格取得講座を通じて、アートの力を活かしたメンタルヘルスケアや認知症予防に取り組む専門家を育成しています。美術用品の開発・販売事業では、独自開発の「脳いきいき画材シリーズ」を販売。オイルパステルや画筆、スケッチブックなど、安全で使いやすい美術用品を提供しています。

▲画像提供:TOPPAN芸造研株式会社

「臨床美術」を通じて、健康的で創造性豊かな社会の実現を目指す同社。年齢、障がい、国籍を問わず、すべての人々が幸せに暮らせる共生社会の構築に貢献することを使命としています。

臨床美術を学ぶ「アートセラピスト講座」

「アートセラピスト講座」は、介護・保育・学校教育の現場で実践されている臨床美術のエッセンスを6本のオンデマンド動画で学べるプログラムです。この講座では、創作意欲を高める独特の絵画や工作、上手下手にとらわれない作品の見方や声掛け、一人ひとりに寄り添うコミュニケーションを学ぶことができます。

同講座を受講するメリットは、利用者さんの自己肯定感や自己効力感を高める手法を習得できる点です。個々の特性を尊重しながら、安心できる環境づくりのヒントを得ることができます。「利用者さんに自信をもってもらいたい」「業務に役立つスキルを身につけたい」という方は、公式サイトを参考にしてみてはいかがでしょう。

アートセラピ-とは

▲画像提供:TOPPAN芸造研株式会社

臨床美術は、創作活動を通じて脳の活性化と心の解放を促す日本発のアートソリューションメソッドです。認知症予防や子どもの感性教育、自己肯定感の醸成に効果があり、年齢を問わず誰もが楽しめます。そんな臨床美術の特長は、独自のアートプログラムにより参加者は自然と創造性を発揮しながら、のびのびと自己表現できること。さらに、作品の鑑賞会を通じて、互いの表現を共有し、コミュニケーションを深める機会も提供しています。

詳細情報

アートセラピスト講座

合同会社Comer

合同会社Comer(コメール)は、沖縄を拠点に医療・介護現場における食支援の人材育成に特化した企業です。高齢社会の進展に伴い増加する摂食嚥下障がい者に対する食支援ニーズに応えるため、専門的な知識と技術の習得をサポート。現場の課題解決を目指し、食支援の質向上に貢献する人材を育成することで、地域の医療・介護サービスの向上に寄与しています。

▲画像提供:合同会社Comer

同社の代表を務めるのは、沖縄県初の摂食・嚥下障害看護認定看護師として、長年にわたり医療現場で活躍した経験を持つ大城清貴氏です。栄養療法の重要性に着目し、病院内での食支援の質向上に尽力するとともに、沖縄県内の医療機関で摂食嚥下ケア委員会や専門部署の立ち上げを主導。高齢者のQOL向上に貢献する活動を展開しています。

介護現場への摂食嚥下障がい者向けの食支援のご提案

「口腔ケアや物品選びに自信がない」「経口摂取の際のポジショニングが難しい」など、食事介助や口腔衛生に関する悩みをもつ介護士さんは多いのではないでしょうか。同社が提供する「食支援コンサルティングサービス」は、介護・医療現場における摂食嚥下障がい者への適切な口腔ケアと食支援を実現するための包括的なプログラムです。現場の課題を明確化し、効果的かつ効率的な食支援を実践できる人材育成をサポートします。

▲画像提供:合同会社Comer

同サービスの主な内容は、食支援環境の改善、多職種連携の強化、食の地域連携の円滑化、診療報酬システムの構築支援。研修プログラムは、現場の状況や課題をヒアリングしたうえで計画されているので、新人からベテラン職員まで楽しく学びながら理解を深めることができます。

実践力を磨く食支援研修

具体的な研修内容は、口腔ケア指導、食べる支援の教育、多職種連携強化と診療報酬算定の支援です。たとえば、口腔ケア指導は、誤嚥性肺炎の理解や効率的な口腔ケア方法をレクチャーします。食べる支援の教育では、摂食嚥下障害の理解から食事介助のコツまでを網羅。多職種連携強化と診療報酬算定の支援では、カンファレンスの方法や食の地域連携の進め方などを学べます。

これらの研修をとおして、食支援に関する専門知識と実践スキルを向上させることができるでしょう。また、利用者さんのQOL向上に貢献できるだけでなく、ケアの質向上によるモチベーション向上や多職種連携の円滑化による業務負担軽減といったメリットも期待できます。

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※この記事の掲載情報は2025年1月7日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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