障がい者や高齢者の支援に携わっている介護士さんからは、ときに「もっと喜んでもらえるレクはないだろうか?」「レクがマンネリ化してきた」「通常業務が多忙で、レクの準備になかなか時間を充てられない」といった、お悩みが聞かれます。
当記事では、そのような課題の解決に寄与している組織に注目しました。レクリエーションの充実、利用者さんの笑顔、業務負担の軽減を叶えるヒントとして、ぜひご参照ください。
「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。
サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。
目次
株式会社ユニバーサルトレーニングセンター
株式会社ユニバーサルトレーニングセンターは、身体障がい者や高齢者といった身体的制約がある方へ運動の機会を提供しています。
代表取締役を務めるのは、米国BOC公認アスレチックトレーナー資格を有する菅原瑞貴さん。米国プロサッカーチームやパラリンピック日本選手団のサポートを務めるなど、ワールドワイドに活躍している人物です。「誰もが健康的な生活を追求できる社会を作る」ことを目指し、UTCパフォーマンスピラミッド理論に基づき構成したトレーニングをお届けしています。
※UTCパフォーマンスピラミッド理論
基本動作の維持・改善を土台としたうえで、身体的能力、日常生活動作、ADL・QOLの向上に繋げていくという考え方
UTCパフォーマンス理論によるメソッド「ユニトレPERSONAL」
「ユニトレPERSONAL」は、トレーナーが利用者や家族の希望する場所に出向く、訪問型のトレーニングサービスです。
脊髄損傷、脳性麻痺、脳卒中など様々な障がいをお持ちの方を対象に、生活動作改善や立位・歩行機能向上、スポーツパフォーマンスアップなど様々な目的に合わせてトレーニングを実施しています。また経験豊富なトレーナーによる指導だけでなく、AI動作解析技術を用いた身体機能評価を開発しており、科学的なアプローチで効果測定や運動プログラム作成などを実践しております。
ユニトレPERSONAL以外でも、同社では150種類以上のエクササイズ動画やオンラインセミナー、身体障がい者向けお役立ち情報などを発信しているプラットフォーム「SIT-FIT」も運営中です。
介護士の中には、障がい者施設に勤務中の方や特別支援教育に携わっている方もいるでしょう。障がいの特性やニーズ、生活環境などに配慮した「ユニトレPERSONAL」や「SIT-FIT」の活用は、現場における支援をより充実させるものと期待できます。ぜひ、詳細情報をご覧ください。
介護施設向け集団体操サービス「ユニトレ〜Senior〜」
「ユニトレ~Senior~」は、介護施設や高齢者施設に向けた集団体操サービスです。「ユニトレPERSONAL」にて、障がい者や高齢者の身体機能の維持改善に尽力してきた同社の経験と知識を活かし、新たなサービスとして創出されました。
施設利用者へ指導を行うのは、フレイル予防や高齢者の機能改善に知見の深い同社のトレーナー。「介護予防」と「認知症予防」の2つの観点から考案されたトレーニングを通して、身体機能と感覚機能の改善を図ります。
介護予防では、肩こり・腰痛予防改善、呼吸筋強化・誤嚥予防、転倒予防のために、筋力トレーニング、ボール・チューブ・ダンベル体操などを実施。スムーズで安定した動作の強化を促します。
認知症予防では、拮抗運動、目と手の強調運動、視覚・聴覚トレーニングを行い、感覚機能にアプローチ。運動により脳の活性化を図り、認知症を予防します。
施設利用者の状態に応じて行えるよう、トレーニングのレベルを3段階設けているのも特徴です。「自分も参加できる」「思い切ってチャレンジしてみたらできた」というように、高齢者が自己肯定感を高めながら取り組めるよう工夫されています。
リハビリとしてはもちろん、施設でのレクリエーションとしても楽しめる「ユニトレ~Senior~」に注目してみてはいかがでしょうか。
詳細情報
ユニトレPERSONAL
ユニトレ〜Senior〜
身体障害者専門総合プラットフォーム「SIT-FIT」
株式会社APPY
株式会社APPYは、ホームページの制作・運営、インターネットに関連するメディアの企画・開発、イベントコンテンツの企画・開催などの事業を展開している企業です。
同社の特徴は、クライアントの要望を汲み取る力と業務スピードに優れていること。打ち合わせから納品・実施まで専任の担当者がワンストップで対応し、迅速かつミスマッチが生じないサービスを提供しています。
価格・クオリティ・サポート力に強みをもつ同社のサービスに、各方面から関心が寄せられています。
心と体で楽しむ、介護施設向けレクリエーションサービス
介護施設におけるレクリエーションは、施設利用者の日常に彩りや軽快さ、笑顔をもたらす大切なプログラムです。そのため、いずれの施設でも、レクリエーションの考案・準備・実施に力を入れるべく頑張っていることでしょう。
しかし、介護士やスタッフには、懸命に励んでいるからこその悩みもあるようです。実際、現場からは「レクの内容がマンネリ化してきた」「人員が少なくレクの準備に十分な時間が取れない」「参加に乗り気でない利用者さんの対応が難しい」といった声が聞かれます。このような課題を解決する一翼となるのが、同社の介護施設向けレクリエーションサービスです。
このサービスは、レクリエーションに対する介護士の負担軽減、施設利用者の満足度向上を目指し立ち上げられました。その概要は、演奏会やクラフト、体操、スポーツなどさまざまなレクリエーションを同社のスタッフが介護士に代わり実施するというもの。施設側のニーズをヒアリング、適切なレクを提案、講師の調整、材料や道具の準備、当日の進行など最初から最後まですべてを同社が担うサービスです。
同社では、あらゆる介護度の方に対応できるよう、100種類以上ものプログラムを取り揃えています。その中でも人気があるのは、「ボッチャ」「モルック」「リンパストレッチ」など体を動かしながら楽しめるスポーツ系レクリエーションです。どのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
ボッチャ
重度脳性麻痺者、同程度の四股重度機能障がい者のために考案されたスポーツ競技。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかをチーム対戦で競うスポーツです。
楽しみながら機能訓練(握る・投げる)を行うことで、身体面を強化。チーム対抗戦を通して、「交流」や「競争」という精神面の活性化も図ります。
モルック
ボーリングとビリヤードをあわせたようなスポーツ。ボーリングのように並べた木製のピンに木片を投げ、倒した本数やピンに記された数字で点数を競います。
投げる・歩く・しゃがむといった動作が機能訓練になるうえ、点数計算も脳トレになるそうです。
リンパストレッチ
体や体内を芯から温め、体温を上げるエクササイズです。リンパ流し、ツボ押し、ストレッチ、軽い筋トレからなるメソッドをベースにレクリエーションを構成。リンパやツボを押すことで血流の流れを良くし、手足の冷え、むくみ、便秘、疲れやすさの緩和を促します。
また、筋肉量・運動量の向上、体全体の⽣理機能の活性化などへの効能も期待できるそうです。
介護施設向けのサービスのため、実施に際しての安全管理も徹底。新鮮味のあるレクリエーションに、どなたも興味をもって参加されることでしょう。
介護士の業務負担軽減だけではなく、施設に新しい風を吹き込み関係者全員の心身を軽やかにしてくれる同サービス。今後、ますますの広がりが望まれます。
詳細情報
NPO法人手のひら健康バレー協会
NPO法人手のひら健康バレー協会は、子供から高齢者、障がい者まで一緒に楽しめるレクリエーションスポーツ「手のひら健康バレー」の普及活動を行っています。
講習会や体験会を通して競技の普及に努めるとともに、地域住民の交流促進、健康増進、介護予防にも貢献。誰でも気軽に楽しめるスポーツを通して、笑顔と活気あふれる地域社会の実現を目指しています。
「手のひら健康バレー」とは
手のひら健康バレーは、25gの軽量ボールを手のひらに当てて仲間と一緒にラリーを行い、何回続いたかを楽しむ、新しいスタイルのスポーツです。
通常のバレーと大きく異なるのは、試合のスタイルです。年齢や身体の状態に合わせて楽しめるよう、立位・座位・レクリエーションの3タイプが考案されています。それぞれの特徴について見ていきましょう。
・立位
1チーム6人で構成。1セットマッチ、11点先取のラリーポイント制の競技です。前衛と後衛、それぞれのポジションで攻撃や守りを楽しむことができます。無理なく安全にプレーすることを大切にしているため、自分の前のボールだけを取るよう推奨しています。
・座位
椅子に座った状態でラリーを行い、その回数を競います。対抗戦競技(3セットマッチのゲーム)、ギネス競技(最高回数を競うゲーム)、2分間競技(時間制限の中で、回数を競うゲーム)があり、プレイヤーの状態や実施の規模に合わせて楽しむことができます。
・レクリエーション
レクリエーション要素を重視し、シンプルにラリーを楽しんだり記録更新にチャレンジしたりします。数人が座位で輪になりラリーを行う、1対3や3対3に分かれて返球し合うなど、アレンジも自由。一人は立ち、もう一方は座位で行うといったプレイも可能なので、介護士やご家族も一緒に楽しめます。
また、手のひら健康バレーのボールはゆっくりと落ちてくるので、返球しやすいというのも特徴です。スポーツ経験者でなくとも気軽に参加でき、ほんのり汗をかきながら爽やかな気分になれるうえ、他者との交流も図れる手のひら健康バレー。介護の現場でもぜひ注目したいスポーツだといえるでしょう。
介護レクに「手のひら健康バレー講習会・講師派遣」
同協会では、手のひら健康バレーの普及・振興のため、講習会の開催や講師の派遣を行なっています。
実際に講師を招いたり、継続して実施している介護施設からは、「利用者さんたちが、気持ちの良い汗をかかれていました」「みなさんで声を掛け合いながら、ラリーを更新中です」「参加者同士の交流に繋がっています」との声が寄せられているとのこと。たくさんの利用者が楽しんで取り組んでいる様子がうかがえるでしょう。
介護施設におけるレクリエーションは、心身の健康増進を図るためにも大切なプログラムです。レクリエーションを通して、利用者に笑顔が生まれるのは、介護士にとっても嬉しいことでしょう。同協会の取り組みは、それらを叶えるものと期待できます。
また、同協会では「手のひらターゲット」という室内用の軽スポーツの普及にも注力中です。「介護レクのバリエーションを広げたい」「ご家族やスタッフも一緒に楽しめるレクを取り入れたい」という施設関係者は、こちらも併せてチェックしてみてはいかがでしょう。
詳しくは、同協会へお問い合わせください。
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