
介護施設が利用者さんやご家族から信頼を得るには、細やかな配慮やニーズに応じたサービスの提供が必要でしょう。それらに真摯に向き合う事業所の姿勢は、そこで働く介護士さんにとっても信頼に値するといえます。当記事では、そのような環境づくりをサポートする企業に注目しました。ぜひ、一読ください。
目次
株式会社アイミントライフ
宮城県仙台市に拠点を構える株式会社アイミントライフは、高齢者の生活に関わるさまざまな支援や代行サービス、保険事業(セーフティーネット住宅の運営)などを行っています。
「みなさまの笑顔のために!ご家族のように親身に!」というビジョンのもと、地域の方々へニーズに沿ったきめ細やかなサービスを届けるべく邁進中。必要に応じて外部企業と連携しながら、適切な支援を提供しています。
ご家族のように親身に「家族代行支援サービス」
超高齢社会に突入している現在、多くの高齢者が自分の生活に不安を感じているようです。その理由としては、子どもと遠くに離れて住んでいる、頼りになる身寄りがいない、地域におけるつながりが希薄などさまざまことが挙げられます。
なかには、入院や施設への入所時に身元保証人が立てられずに困ったというケースもあるとのこと。介護関係者の中にも、そのような事例を見聞きしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

そんな不安や困りごとを解消すべく考案されたのが、同社の「家族代行支援サービス」です。これは高齢者の生活に際し、家族に代わって緊急駆付け、日常生活支援、身元保証人支援、終活支援を行うというもの。時代のニーズに即したサービスが、多方面から注目されています。具体的な内容は次のとおりです。
・緊急駆付け
急病や怪我の際、同社のスタッフが医療、福祉の専門家機関と連絡を取り、 自宅や病院、施設へ急行。必要な処置や手続きを進めます。
・日常生活支援
生活の相談、入退院・通院時の付き添い、施設探しなど幅広い実務支援を行います。
・身元保証人支援
入院、介護施設への入所、住宅への入居などの際に身元保証人や緊急連絡先として対応します。
・終活支援
エンディングノート作成の手伝い、葬儀執行、死後事務代行、納骨支援などに対応します。
このような代行支援サービスは、家族がいない方だけではなく、子どもや親族の負担を減らす目的で利用される方もいるそうです。介護施設にとっても、身元保証人支援のような後ろ盾があるというのは、心強いかもしれませんね。
施設入居を検討されている方への助言としても有益な同サービス。介護に携わる方々は、一度チェックしてみてはいかがでしょう。
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株式会社土井勝
「おふくろの味」という言葉を世に広めた料理研究家、土井勝氏。彼の名前を冠した株式会社土井勝は、土井氏の料理哲学と味を受け継ぎ、料理学校や飲食店を展開してきました。2015年より、老人福祉施設での給食委託事業を開始。現在は高齢者福祉施設への調理済み食品の提供を事業として確立し、多くのニーズを得ています。

こだわりの高齢者施設向け食事サービス
人は年齢を重ねると、口腔や嚥下機能の低下、活動量の減少などにより食が細くなる傾向にあります。「高齢だから…」と本人も周りも思いがちですが、これらを看過するのは非常に危険です。食の細さは低栄養状態を招き、ひいては要介護状態を進行させてしまう恐れもあるといわれています。
本来なら食べることは、高齢者のみならず、どなたにとっても日常生活の中で楽しみなことです。栄養を摂取するという目的だけではなく、料理を見て味わい、家族や友人と歓談するという豊かな時間は人々に充足感や幸福感をもたらすでしょう。これは高齢者のQOLの維持・向上という面でも大きな要点だといえます。
これらを鑑みて考案されたのが、同社の高齢者施設向け食事サービスです。土井氏が研究してきた家庭料理をもとにオリジナルレシピを構築。栄養や美味しさはもちろん、「おふくろの味」という愛情やぬくもりをも伝えられるよう仕上げられています。
土井氏のこだわりをしっかりと守るために、食材の仕入れや加工工場の厳選、加工工場が得意とする調理を見極めるなど、品質の維持にも尽力。和食・洋食・中華、全てのジャンルで「土井勝ブランド」を一日3回楽しめるサービスです。

また、特別食や禁止食も対応可能。嚥下が困難な方にはムース食を、アレルギーがある方には代替メニューを提供するなど、施設利用者の状態に細やかに寄り添っています。さらに、朝食は和食と洋食から選択できるとのこと。「誰もが食事を楽しく」という同社の真摯な姿勢がうかがえるでしょう。
多くの高齢者にとって、「料理研究家・土井勝」の知名度は抜群です。そのブランド食というのは、土井氏をよく知る世代の方々に強いインパクトでしょう。これは事業者にとっても、施設の差別化という宣伝効果が期待できます。
施設利用者の健康維持、施設運営の改善といった多くのメリットがある同サービス。導入を検討する価値が大いにあるといえるでしょう。
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一般社団法人JHA 日本ハンドリフレクソロジー協会
一般社団法人JHA 日本ハンドリフレクソロジー協会は、手の平や手の甲に存在する反射区を刺激することで心と体を整える「ハンドリフレクソロジー」の普及活動を行っています。
同協会の代表理事である金森秀晃氏が確立した「SC4理論」に基づいた手技は、医療や介護、福祉などの場面で取り入れられ、患者様、利用者様のみならず職場のメンタルケアとしても活用されているということです。「体系的な技術を身につけて、自ら『手』を差し伸べることができる」人材の育成にも注力している協会です。
学べる4つのハンドリフレクソロジーと資格

同協会は、ハンドリフレクソロジーの知識と手技を習得し、資格を得ることで正しい施術を行えるよう、以下4つの通学コースを設けています。それぞれの内容やレベルは次のとおりです。
・ホームハンドリフレセラピスト
ハンドリフレクソロジーの基礎知識と実技を学ぶことができます。テストに合格後、スクールより修了書を発行。家族や友人など、身近な人に対して、心と体のケアができるようになります。また、ボランティアへの参加も可能になります。
・ハンドリフレセラピスト
ホームハンドリフレセラピストを受講後、本格的な知識と技術の習得を目指します。テストに合格後、協会より認定証を発行。医療や介護現場、サークル等での活躍、セラピストとして開業が可能になります。
・ハンドリフレインストラクター
ハンドリフレセラピストコースを修了した方が対象のコースです。テストに合格後、協会より認定証を発行。施術に加え、セラピストを育てるスクールを開校できるようになります。
・ハンドリフレトレーナー
ハンドリフレインストラクターを修了した方が対象のコースです。テストに合格後、協会より認定証を発行。スクール運営およびインストラクターの育成ができるようになります。
ホームハンドリフレセラピストとホームハンドリフレセラピストの2コースは、介護施設に勤務している方の受講も多く、実際に現場でのケアに活かしている事例もあるそうです。

施設利用者への癒やしはもちろん、スタッフ自身のセルフケア、スタッフ間、スタッフと利用者様間でのコミュニケーションツールにもなるというハンドリフレクソロジー。同協会では介護福祉施設での研修や通信講座も行っています。興味をもたれた施設関係者の方は、ぜひチェックしてみてください。研修導入と実施の暁には、利用者と介護スタッフ双方の心身のケアに力を入れている施設として、より信頼度が増すでしょう。
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