介護の現場を働きやすく魅力的に!職場環境と皆の命を守る企業

介護のアイデア 2023年8月7日
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介護サービスを提供している事業所では、利用者の安全かつ快適な日々のため、介護士をはじめとする全スタッフが尽力しています。しかし、そのなかにおいて、さまざまな悩みや課題が生じることもあります。この記事では、介護の現場で活躍する方々の一助となる製品やサービスに注目しました。よりよい職場づくりにお役立てください。

目次

株式会社ラクエモン

株式会社ラクエモンは、身体への負担を減らすアシストスーツの企画・デザイン・製造・販売を行っています。介護職のみならず、さまざまな業種から注目を集めている製品ですが、同社は現状に甘んじることなく、さらなる進化にむけ邁進しています。

アシストスーツ「二代目 楽衛門」

▲画像提供:株式会社ラクエモン

介護の現場では、ベットや車イスへの移乗介助、入浴介助、排泄介助など中腰で行う動作が多いため、介助する側の腰や背中に大きな負担がかかります。なかには、介助による腰痛が原因で離職せざるを得ない介護士もいるとのこと。このような人的負担や人材の損失を防ぐため、同社は2021年に腰の負担を軽減するアシストスーツ「楽衛門」を開発・販売しました。その2年後、新バージョンとして「二代目 楽衛門」を発表。初代からのさらなる進化に、多くの期待が注がれています。

新製品では、軽量でスタイリッシュなデザインを追求。機能性を重視しつつ、素材を極限まで削ることで、約800gという軽さを実現しました。見た目がスマートなのはもちろん、10秒で着用できるという扱いやすさも新製品の注目ポイントでしょう。

両肩と股間を支点とし、腰の屈曲に対して伸長するハイパーゴムの復元力も増強。フィット感を確保しながら、アシスト力もパワーアップさせています。
また、縫製や仕様を工夫することで、さまざまな体形に合うよう作られました。適用サイズの幅が広いため、複数人での共有や男女での兼用も可能。介護施設側の導入コストも抑えられるでしょう。

▲画像提供:株式会社ラクエモン

同製品の要である動作の負担軽減については、関係機関で解析。その結果、腰から背中の筋肉負担を約15%軽減し、腰椎への関節負担を約4%軽減することが証明されたそうです。

労働環境の改善、腰痛という労災の防止対策への効果がさらに期待できる「二代目 楽衛門」。ますますの普及が望まれます。

詳細情報

アシストスーツ「二代目 楽衛門」

roughRocks株式会社(ラフロックス株式会社)

ラフロックス株式会社は、介護系施設への販売促進・集客・求人・企画立案支援など、ブランディングサービスを主に行っています。施設の価値をもっと明確に伝えたい、稼働率を向上させたいという施設側の希望を叶えるべく、真摯にサポート。活気のある施設づくりに貢献しています。

介護施設向け「コンセプトブック」

▲画像提供:ラフロックス株式会社

介護施設の稼働率をあげることは、運営の観点からは必須と言えるでしょう。そのためには、選ばれる介護施設になる「ブランディング」が大切だと言われます。しかし、介護に関してはプロフェッショナルであったとしても、外部へのPRおよびブランディングについては要領を得ない、苦手意識がある、やってはいるが効果が薄いという施設関係者も多いようです。

そんな悩みを解決に導くのが、同社がサポートする「コンセプトブック」の制作です。ここでいうコンセプトブックとは、介護施設のブランドコンセプトやビジョンを理解してもらうための小冊子のこと。コンセプトブックを通して、施設の強みと価値を多くの方に伝えていくよう働きかけています。

同社ではコンセプトブックを制作するにあたり、施設側にいくつか質問に答えてもらいます。その答えをもとに、同社が施設の特徴や強みを明確化し、効果的に伝わる形へと調整。施設側に内容を確認後、冊子化するという流れです。
施設側が行うのは、質問への回答と内容確認のみと容易なのが嬉しいポイントでしょう。

コンセプトブックに掲載する内容は、ビジョン・ミッション・バリュー・コンセプト・プロミス・ロゴマークへの想いなど。また、「〇〇サービスと言えば△△施設」というように、利用者のニーズと施設の強みを紐づける魅力的なPRもなされています。

さらに、コンセプトブックの内容は専用のWEBサイトに掲載し、連動させることも可能です。より広範囲でのブランディングが期待できるでしょう。

▲画像提供:ラフロックス株式会社

競合施設が数多く存在する市場の中で、しっかりとPRすることは、稼働率や売り上げの向上だけではなく、「施設の特徴にあった利用者が集まる」「ミスマッチのない採用」につながり「施設の価値が向上する」というメリットにつながります。
これらのサービスに興味をお持ちの関係者の方は、同社のHPにサンプル画像が掲載されているので、ぜひご覧になってみてください。

詳細情報

コンセプトブック

株式会社ケイウッド

株式会社ケイウッドは、防災用品の企画・販売、工業・水処理・土木薬品等の販売、水処理・ごみ処理施設の運転維持管理などを行っている企業です。「人命を守り、生き抜くために必要な商品を厳選して供給する」というフレーズを企業使命に掲げ、豊かな社会の実現に尽力しています。

介護施設での救助活動に「エアバッグ式担架」

▲画像提供:株式会社ケイウッド

介護施設のように自力移動が困難な高齢者が多くいるところでは、大雨や地震、火事といった有事の際、介護士や施設スタッフが避難をサポートしなければなりません。限られた人員数で通報や避難誘導、安全確保などを滞りなく行うには、日頃の訓練や災害対策品の準備が大切でしょう。なかでも、横たわったまま搬送できる担架の存在は大きな意義があります。

同社では、その担架に注目。迅速な避難を実現させるため、対応する介護士やスタッフ、搬送人にも負担が少ない「エアバッグ式担架」を開発しました。
この担架の特長は、平時はコンパクトに収納でき保管場所を取らないということ。軽量で持ち運びしやすいため、現場へ迅速に駆けつけることができます。
いざ、人を乗せるというときは、本体のフックを引くと炭酸ガスにより膨張するエアバッグ仕様になっています。その時間は、わずか3秒。迅速な対応が必須の現場では、大変有効的です。

▲画像提供:株式会社ケイウッド

また、エアバッグの膨らみが移動時の振動を緩和し、搬送人の首や腰を保護してくれます。製品自体が軽量なので、担架を持ち運ぶ方への負担が少ないというのもポイントです。

さらにボードが付いているので、スライディングしながら搬送できます。空気の層が衝撃を吸収するので、階段をスライディングさせることも可能。平地でのスライディング搬送なら、一人でも対応できます。
なお、使用後は本体に損傷がなければ、炭酸ガスボンベを交換すると何度でも再生・使用が可能。交換作業も難しくありません。

このように、さまざまな工夫で安全かつ迅速な搬送を実現する「エアバッグ式担架」。万が一に備え、施設に設置しておくことで、全体の防災意識の向上や安心感の寄与を図れるでしょう。

詳細情報

エアバッグ式担架

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関連ジャンル: 介護のアイデア

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※この記事の掲載情報は2023年8月7日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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