
高齢者の健やかな日々と笑顔を守るのは、介護に携わる方にとって責務でもあり、やり甲斐でもあるでしょう。
その実現には多くの配慮が必要ですが、介護士やスタッフの負担が少しでも軽くなるよう、企業等では画期的なサービス・製品を創出しています。当記事では、そのような取り組みに注目しました。ぜひ、ご参照ください。
目次
セーフィー株式会社
セーフィー株式会社は、「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げ、企業から個人まで誰もが使えるクラウド録画型映像プラットフォームを開発・提供している会社です。
「IoT社会のワクワクする未来のインフラをつくる会社」として、人の手間や不安感を減らし、有意義な時間を創出することで社会へ貢献しています。
クラウド録画サービス「Safie」

高齢者が利用する介護施設では、さまざまなトラブルを想定して、常に介護士やスタッフが細やかな目配り気配りで利用者の安全を保っています。しかし、限られた人員で施設の全ての箇所を24時間見守りつづけるのは、現実的に難しいでしょう。
見守りを目的にカメラを設置している施設もありますが、導入コストが高かったり、場所によっては死角があったりと、現場からは「なかなか理想どおりの見守りができない」といった声もあるようです。
そうはいうものの、やはり、転倒や施設外への徘徊、外部からの侵入者などの情報はいち早くキャッチしなければなりません。そんな課題の解決に役立つのが、セーフィー株式会社のクラウド録画サービス「Safie」です。
「Safie」の特長は、カメラ本体がコンパクトで設置も簡単ということ。置くだけ、もしくは壁や天井にドライバーで装着するだけで利用できます。以前のカメラのように専用の録画機などの付属品の購入が不要のため、導入コストも随分と抑えられるでしょう。設置場所を選ばずワイドな画角で撮影するので、死角も生じにくいというのもポイントです。
また、逆光時や夜間でも、高感度カメラにより鮮明に映し出すことができます。万が一の事態が発生しても、しっかりと撮影および録画できるので、早めの対応や証拠の提出等、トラブル解決に繋げられるでしょう。
さらに、スマートフォンやタブレットがあれば、いつでもどこでも映像を視聴可能。複数のスタッフが自分の手元で映像を確認できるうえ、情報共有がしやすく見守りの幅も広がるというメリットが期待できます。

実際に同サービスを導入している介護施設からは、「出先でも事業所や利用者さんの様子をうかがえて便利」「スマホで確認できるため、PCが苦手なスタッフがいても安心」「映像をソースに情報共有できる」との声が寄せられています。
なお、同サービスは映像による事実確認ができることで、施設利用者だけではなく、介護士やスタッフを守る役目もあると言います。トラブル発生時に事実確認ができる職場というのは、リスクマネジメントの視点からも心強いと言えるでしょう。
利用者さんの安全はもちろん、介護士やスタッフの立場、施設運営面のコスト削減など、多くの方へメリットをもたらす同サービス。「お客様、お取引先、社員、株主などあらゆる方に三方よしな仕組みをつくる」という同社の姿勢が体現されており、今後の広がりが、ますます期待されます。
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フラッグス株式会社
熊本県に拠点を置く、フラッグス株式会社。イベント運営企画や地域振興企画、商品開発および販路開拓などの事業を通して、地域や企業の活性化に貢献しています。2013年の設立以来、「全てをゼロから企画し、作り上げ、継続する」をモットーに掲げ、時代を牽引するサービスの提供に邁進中です。
多機能シート「アドレット®」
多くの高齢者が生活する介護施設では、全ての人が健やかに過ごせるよう衛生管理に力を入れています。免疫力に乏しい高齢者の集団生活は、感染性の疾病が蔓延しやすい環境だといえます。場合によっては、命の危険が懸念されることもあるでしょう。
だからこそ、より一層徹底した衛生管理が求められます。
そのなかでも、特に気を付けたい箇所のひとつがトイレです。アメリカ・コロラド大学の研究によると、排尿・排便後に水を流す際、大腸菌やノロウイルスなどの菌やウイルスが含まれる粒子が水流によって空気中に舞い上がるとのこと。それを防ぐには、洋式トイレの蓋を閉めてから流すことが重要だといいます。

しかし、どんなに効果的だとしても、施設利用者はもとより、介護士やスタッフも蓋を閉めてから流すという一連の行動が身についていないと難しいでしょう。どんなに心がけていても、物忘れや多忙によるうっかりは否めないかもしれません。
そんなときに便利なのが、フラッグス株式会社が開発した多機能シート「アドレット®」です。これは、トイレの蓋裏に貼るシートで、蓋を閉めてから水を流すよう促すフレーズが記されています。水洗レバーを動かす際に目に入りやすいため、啓発力は抜群。デザインもイラストでの表現、感染症のリスクを唱える文面、外国語での表記など数パターンあり、あらゆる方に訴求できるよう工夫されています。
また、このシートには、消臭・抗菌・抗ウイルス機能があるため、菌やウイルスの増殖を抑える効果も期待できます。
蓋裏に貼るだけで、啓発と衛生管理を同時に行うという頼もしい同製品。既に多くの自治体や施設等に導入されており、「トイレのニオイが気にならなくなった」「蓋を閉めるのが当たり前になった」「取引先から好印象を得られた」といった声が寄せられています。

なお、シートの有効期限は約6ヶ月もあり、コストパフォーマンスにも優れています。
関係者全員の健康維持、施設の評価向上に一役買う「アドレット®」の普及が、今後ますます期待されます。
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工房 陶來
岩手県に窯を置く、工房 陶來は、磁器の専門工房としてさまざまな器を制作しています。大沢和義氏が手がける磁器は、透明感のある肌合いと壊れにくい丈夫さが特徴。贈答品、日用品、飲食店用など、さまざまなシーンで用いられています。
Te Maruてまる
人は年齢を重ねると、身体をスムーズに動かしづらくなります。原因は、加齢による身体機能の低下や疾病の後遺症等が挙げられますが、いずれにしても日常生活が不便になるのは否めません。
そのような方々が少しでもラクに日常動作ができるよう、市場にはさまざまなバリアフリー製品が流通しています。介護食器もそのうちのひとつです。持ちやすい、すくいやすいといった工夫が施されており、高齢者がいる家庭や介護施設で多く用いられています。

しかし、それらの食器の大半は機能性に優れていても、デザイン性には乏しいものが多いようです。食欲をそそる料理には、見た目の美しさも必要だとよく言われます。それを踏まえると、食器は料理をより見栄え良くするための大切なアイテムだと言えるでしょう。
食が細くなりがちな高齢者だからこそ、美しさにもこだわった介護食器が必要なのかもしれません。
岩手県には、そんな想いを抱く方々が立ち上げた「てまる」プロジェクトというものがあります。磁器工房の陶來が発起人となり、県内の漆工などの工房や岩手県工業技術センターと連携し、一般食器としての美しさと、介護食器に必要とされる使いやすさを重視した器ブランド「てまる」を商品化しました。
同工房が手掛ける介護食器は、飯碗・おかず鉢・皿など。いずれも食卓に器を置いたままでもすくいやすいよう、器の縁に返しがあります。 また、器に適度な重みを持たせることで安定感を確保。テーブルに器を置いたまま、料理を片手ですくう際にもぐらつかないよう工夫されています。
もちろん見た目の美しさも抜群です。上品な白色とフォルムの器、青や彫りが入ったカジュアルなものなど、さまざまなデザインを展開。一見では、介護食器とは思えないほど洗練されているので、高齢者のみならずどなたが使っても満足できそうです。家族みんなで同じものを揃えると、食卓に統一美ができ、高齢者にとっても「みんなと一緒に同じものを食べられる」という喜びを感じられるでしょう。
また、「自分で食べられた」という達成感が得やすいのもポイントです。このような自信の積み重ねは、本人の日々の活力になるはずです。

伝統工芸だからこそ実現できる機能性と優美さを備えた、てまるの食器。実際に導入している施設からは「利用者の反応が活発になり、表情や言葉が豊かになった」「食べる姿勢がよくなり、むせ込み防止になっている」といった声が届けられています。このような変化は、介護士にとっても嬉しいものでしょう。
日々に豊かさをもたらす同商品の広がりが、大いに期待されます。
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