技術の集約で介護負担を軽減!安心と快適を提供する企業

介護のアイデア 2023年4月6日
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多くの介護施設では、介護士やスタッフが限られた人員のなかで、昼夜を問わず懸命に業務に取り組んでいます。そこには、より快適で安心な介護を提供したいという関係者の熱意がうかがえます。
当記事では、そんな方々の頑張りをサポートする製品を取り扱っている企業を紹介します。介護業務の負担軽減や質の高い介護の提供に、ぜひ、お役立てください。

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

株式会社Field Alliance

愛知県に本社を置く株式会社Field Allianceは、日用器具やそれに伴う消耗品の開発・製作・販売、衛生用品などの販売を行っています。
2019年設立と新しい企業ですが、斬新な製品の創出で、各種メディアから注目されています。自社製品を通して、幅広い業界および社会に貢献している企業です。

ウェットティッシュ自動供給装置「SAWANNA」

介護施設において、介護士やスタッフが大切にしていることのひとつに、衛生保持があります。介助前の手指消毒、ドアノブのように多くの人が触れる箇所の消毒、食事介助中の拭き取りなど、多くの場面でウエットティッシュが用いられています。

▲画像提供:株式会社Field Alliance

しかし、一般的なウエットティッシュは容器に入っているか個包装のため、一度製品そのものに触れなくてはなりません。衛生を徹底するのであれば、当然気になる点でしょう。
日本では非接触式の蛇口や照明などが数多く開発され、私達の生活に普及しています。このような「触らない清潔」が生活に浸透しているなかで、ウエットティッシュを直に手で取り出すというのは、イメージ的にも現実的にも不衛生だといえるかもしれません。

そこで、株式会社Field Allianceでは、触れずにウエットティッシュが取り出せる製品の開発に乗り出しました。理想は、ボタンを押したり蓋を開けたりすることなく、ウェットティッシュを自動的に直接手のひらへ乗せられる製品ということで、技術を集結。幾度となく試行錯誤を重ねて完成したのが「SAWANNA」です。

▲画像提供:株式会社Field Alliance

おしゃれなコーヒーメーカーを思わせるボディに、高感度センサーを搭載。手のひらをかざすだけで、ウエットティッシュ1枚がすぐに使えるよう広がった状態で出てくるという製品です。直に触れないという清潔感、必要なときに片手でさっと手に取れるという手軽さは、これまでのウエットティッシュにはない画期的な製品だといえます。

また、コンパクトなサイズでデザイン性に優れているため、施設内の雰囲気を損なうこともありません。食堂や廊下、トイレなどさまざまな箇所に置くことで、日常的に衛生を保てるでしょう。

使用にあたっての準備もいたってシンプルです。本体上部のカートリッジ容器のメモリまで手指消毒用アルコールや次亜塩素酸水等を入れてロールペーパーを浸すだけで使用できます。
よりスピーディーにセットできる専用のウエットロールには、予めノンアルコール除菌液VB(ウイルスブロック)を配合。ウイルスや菌の働きを99.99%以上も抑制するため、汚れの除去だけではなく、ウイルスや菌の不活性・付着防止を可能にしています。ノンアルコールなので、肌へ優しいというのも嬉しいポイントです。

なお、実際の導入先からは、「触らず片手で取り出せるのは、想像以上にノンストレス」「個包装のようにいちいち袋を開ける手間がないうえ、ゴミも出にくい」との声が聞かれます。
このように「SAWANNA」は、介護をする方のストレス軽減・要介護者にとっての快適さ・施設内の衛生保持を叶える優れた製品です。介護の現場はもちろん、今後さまざまな職種・業界での広がりが期待されます。

詳細情報

SAWANNA

株式会社アイビジョン

株式会社アイビジョンは、1984年の創業以来、医療機器の開発や製造、輸入販売などを手掛けてきました。
そのなかでも、人工呼吸器や呼吸機能測定装置の創出に注力。国内メーカとして万全の保守・サービス体制を整えることで医療・介護関係者の期待に応えています。

呼吸機能測定装置「ARFEL III」のご紹介

介護施設における介護士の業務の一つに、バイタルチェックがあります。施設利用者の呼吸・体温・血圧・脈拍などを計測し、健康状態を把握するこの業務は、施設利用者本人はもちろん、ご家族の安心感にも繋がる大切なものだと言えます。

株式会社アイビジョンでは、これらの項目のひとつ「呼吸」に着目した製品の開発製造に注力しています。創業以来、数度のバージョンアップを重ね、2001年に自社開発呼吸機能測定装置「ARFEL III」を発売しました。
未熟児や新生児から成人まで対応可能な呼吸機能評価システムで、全国の医療機関・介護施設に数多く導入されています。

▲画像提供:株式会社アイビジョン
ARFEL III 製品画像

主要測定パラメーターは次の3つで、バイタルチェックにおける呼吸の計測には十分な情報が得られます。
・安静時呼吸下における1回換気量や分時換気量、呼吸回数
・努力呼吸下における最大肺活量、最大吸気流量、最大呼気流量、FVカーブ
・閉塞法による測定(時定数、全肺抵抗、全肺コンプライアンス)

また、同製品はキャスター移動が可能なため、各部屋でも使用できます。横になっている時間が長い要介護度の高い方に対しても、ベッドサイドでスムーズに対応できるでしょう。本体の移動が容易な分、介護業務の負担軽減も期待できます。

さらに、⼤容量の⽣データをそのままHDおよびCD/DVDに記録保存できるというのも特長です。Windows環境にて、測定データの検討やエクセル等へのアップロードも可能なため、施設スタッフや主治医との情報共有もしやすいでしょう。

なお、同社では「ARFEL III」の後継機種である、「ARFELⅣ」の薬事申請も進めています。「ARFELⅣ」では、軽量化・コンパクト化を図り、タブレットのように手持ちができるサイズを実現したそうです。介護業務の効率化に、より寄与できる製品として注目されるでしょう。

▲画像提供:株式会社アイビジョン
今後リリース予定のARFEL IV 製品画像:手持ち可能サイズに進化しています

詳細情報

ARFEL III

エレクター株式会社

エレクター株式会社は、収納や保管、搬送に用いるシェルフ・カート・移動棚などの専門メーカーです。自社製ブランドのほかに、世界各国の高品質で多機能な製品も取り扱っており、顧客のニーズにきめ細やかに応えています。

再加熱カート「ERGOSERV」

▲画像提供:エレクター株式会社

多くの高齢者が生活する介護施設では、入居者が健やかに過ごせるよう、介護士やスタッフは細やかな気遣いと時間管理で業務にあたっています。食事の提供もそのうちの一つです。
料理には、あたたかい方が美味しいもの、冷やして食べる方が美味しいもの等、それぞれに適した温度があります。いずれの介護施設でも、それらを適温で安全に配膳できるようさまざまな工夫がなされていますが、多くの課題があるといいます。

従来は、食事を提供する当日に調理・盛り付けて配膳するクックサーブという方式が一般的でした。しかし、食数が多い施設だと、調理後、盛り付け・配膳車組み込み・配膳までに時間を要し、適温での提供が難しかったといいます。

そこで近年、広がりを見せているのが、ニュークックチルという方式です。調理後急速冷却してチルド保存した冷たい料理を盛り付けて配膳車へ組み込むと、その中で再加熱されます。再加熱後にすぐ提供できるので、アツアツの料理を提供できます。

ニュークックチルではさらに、盛付・トレイメイクも事前に行うことができるため、夜に再加熱カートへ翌日の朝食をセットしておけば、朝までチルド保存してくれます。そして提供当日の朝は自動で再加熱が始まります。時間のかかる盛付・トレイメイクの作業がないため、スタッフの出勤人数を大幅に削減し、出勤時間を遅らせることができます。

エレクター株式会社では、このニュークックチルに適した再加熱カート「ERGOSERV」を取り扱っています。
注目したい特長は、機械部分のステーションとカート部分のシャトルから構成されている点です。再加熱後にはステーションからシャトルを切り離し配膳が可能。シャトルは機械を搭載していないので軽量のため、配膳スタッフの業務負担も軽減します。

また、機器は誰にでも簡単に操作できるよう設計されているので、操作ミスが起きにくいのも特長のひとつ。
盛り付けした料理をカートトレイにセットし、ステーションと呼ばれる機器にドッキングして温度を設定するだけで準備は完了。配膳時はカート部を取り外して移動できるので、いずれの施設でも使用しやすいでしょう。

そのほかにも、衛生管理が容易な水洗い可能仕様、人間工学に基づいた運搬しやすいデザインなど、現場のメリットに繋がる工夫が施されています。
「ERGOSERV」は、全ての関係者にとって、嬉しい効果が期待できる製品だと言えるでしょう。

詳細情報

ERGOSERV・ERGOSERT

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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2023年4月6日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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