
傍から見て「活き活きとされているな」と感じる高齢者というのは、身なりが整っていたり、趣味やスポーツを楽しんでいる方が多いようです。そのような方々の豊かな表情や言葉は、周囲の人にとっても心惹かれるものがあるでしょう。
当記事では、そんな高齢者のサポートとなるサービスを提供する企業や団体を紹介します。いずれも、介護施設における日々のエッセンスや介護士の業務負担軽減も図れるサービスばかりです。ぜひ、今後のより良い施設や職場環境作りにお役立てください。
目次
株式会社ソーシャルビューティーフォト
株式会社ソーシャルビューティーフォトは、介護施設や個人宅に出張し、メイクアップと写真撮影を行う会社です。
カメラマンは、介護福祉士や美容師、ケアマネジャーなどのスキルを持つ代表の山田氏。介護の現場への見識の深さによる安心感、美容や撮影の技術の高さに定評があり、新しいサービスとして衆目されています。
「介護美容」がもたらす自己肯定感

メイクやファッションには見た目を美しくするだけではなく、気持ちを華やかにしたり、前向きにしたりする効果があります。これは、年齢や性別を問わず多くの方にいえることであり、昨今は高齢者のQOLを向上する化粧療法として注目されています。
実際、ある高齢者施設における研究では、定期的な化粧により認知症進行の抑制や日常機能の維持向上といった効果が多く見られたそうです。このように心身へ良い影響を及ぼす化粧療法をさらにグレードアップさせたのが、同社の「介護美容」サービスです。
同社が提供する介護美容サービスは、介護施設や個人宅へスタッフが伺い、メイクアップと写真撮影を行うというもの。介護施設に勤務経験のある代表自らがメイクから撮影までトータルで対応しています。依頼者とのコミュニケーションを大切にしつつ、高齢者の美しさをフォローアップ。キレイな自分、凛々しい自分の姿に、意欲向上・活動量の増加・不穏症状の緩和・精神状態の落ち着きなどの嬉しい効果が見られるといいます。また、実際に、その様子や撮影した写真を目にしたご家族にも笑顔が溢れるそうです。

このように、施設利用者さんを前向きにする介護美容ですが、実は、施設の介護士やスタッフにも良い影響をもたらしています。介護美容をとおして意欲的になる利用者さんの姿は、介護士に仕事の楽しさや自己実現・利用者の立場に立った視点の学び・チームケアのやりがいなど感じさせてくれるとのこと。多忙かつ大変なことが多い介護士という仕事において、これらの実感は、大きな自信と励みになるでしょう。
そこで同社では、関係者全員のメリットを願い、介護美容プログラム導入の「介護施設向けコンサルティング」も提供しています。まずは、施設カウンセリングを実施。その後、講座動画をスタッフが好きな時間に学習し、実践の場として施設レクリエーションを行い、定期的にミーティングを設けプログラムを調整するという内容です。講座メニューは、美容レクリエーション・ハンドトリートメント・メイク・アロマなど各種取り揃えているので、施設の形態にあったものを学ぶことができます。
利用者さんを幸せにする美容スキルの習得は、きっと介護士に確固たる目的と向上心をもたらすでしょう。利用者さんへのサービス向上、自己肯定感を高く持ち活き活きと働ける職場環境づくりに、ぜひご参照ください。
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アドバイザーに相談する(無料)株式会社オトバンク
株式会社オトバンクは、オーディオブックをはじめとする音声コンテンツにフォーカスしたサービスを提供している企業です。主なサービスは、書籍の音声化(オーディオブック)やポッドキャスト制作および配信など。
「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人たちへの究極のバリアフリー」「出版文化の振興」を企業理念に掲げ、豊かな社会創りに貢献しています。
高齢者の読書をサポートする「オーディオブック」

趣味というのは、生活において日々を彩る大切なエッセンスです。特に、一日の時間に余裕がある高齢者は、なにかしら楽しめる趣味があると、それだけで気持ちが前向きになるでしょう。
しかし、どんなに時間があったとしても、体の機能的に難しいこともあります。スポーツが好きでも四肢が思うように動かなかったり、裁縫が得意でも細かいものが見づらくなったりと、加齢による身体機能への影響は拭いきれません。なかには、そのようなことが原因で好きなことから遠ざかってしまう方もいるようです。
どの世代にも趣味としてよく挙げられる読書にも、その懸念があります。実際、視力が低下し文字が読みづらい、ページをスムーズにめくれない、集中力が乏しくなり続けづらいといった声が多くの高齢者から聞かれるそうです。決して読書が嫌いになったわけではなく、読みたいのに読めないという状況はなんとも切ないものがあります。
このような高齢者の間で最近話題になっているのが、同社の「オーディオブック」です。書籍を音声化し、スマートフォンやタブレットなどで配信するサービスで、ユーザーは好きなときに好きな作品を耳で聴いて楽しむことができるというもの。単品購入だけでなく、対象作品が何冊でも聴き放題の定額制プランもあります。
作品のジャンルは、文芸・落語・自己啓発など幅広く設けられ、日本語の書籍ラインナップ数は日本一で数万点にもおよぶといいます。

利用方法は、同サービスのアプリやサイトから聴きたい作品を選び、ダウンロードして再生するのみ。感覚的に操作しやすい画面レイアウトのため、スマートフォンやタブレットに慣れていない高齢者でも扱いやすいそうですよ。実際に、70~80代のユーザーも多く「すごく楽しい」「知人に紹介したいほど」といった声が寄せられています。
操作の平易さに加え、好きなときに聴けるという手軽さ、聞き取りやすい語り口、再生速度を変えられる、イヤフォン装着で使用場所を選ばないといった特徴も高齢者に適したポイントでしょう。生活活動のBGMとして聴き流すというライトな感覚で使っているユーザーもおり、紙書籍に比べると目が疲れにくいというのも魅力的です。
なお、同社によると、高齢者のオーディオブック活用にリベンジ読書というのがあるそうです。これは、「人生で一度は読みたいが、長編のため完読できなかった」「なかなか読む機会を作れなかった」という名著やベストセラーに、オーディオブックで再チャレンジする読書のこと。長年の想いが叶えられ、人生の余暇がより豊かになりそうですね。
さらに、認知症予防のための脳トレーニングとしても注目されています。同社と関西福祉科学大学とで共同で実施した研究によると、オーディオブックと運動のデュアルタスクは、標準的な認知トレーニングとして行われる計算課題と運動のデュアルタスクと同等の効果がみられたそうです。
個々人の心を彩るうえ、介護施設でのトレーニングやレクリエーションとしても効果がありそうなオーディオブック。今後の広がりが大いに期待されます。
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一般社団法人WSSA-JAPAN
一般社団法人WSSA-JAPANは、世界スポーツスタッキング協会公認の日本唯一の組織です。
「スポーツスタッキングの普及を通して、日本の人々のからだ・こころ・あたまの健康や成長に貢献すること」を目的とし活動。子どもから高齢者まで楽しめるレクリエーション、秒速を競い合う競技スポーツの2つの側面から、スポーツスタッキングの普及に貢献しています。
心身の機能を高める「スポーツスタッキング」

介護士の業務のひとつに、レクリエーションの考案・準備・実施があります。いずれの施設でも、さまざまな趣向を凝らして計画し、念入りに事前準備や安全確認をしたうえで行っているでしょう。それが施設利用者さんにとって、楽しく取り組め心身ともに軽快になる効果があれば、介護士としてもやりがいがあります。
しかし、実際はたとえ利用者さんに笑顔になってほしくとも、考案から実施までかなりの業務負担になると感じている介護士も多いようです。準備に時間を要するため、本来の介護業務が逼迫したり、疲労感から介護の質が下がってしまうなどの懸念もあるでしょう。
これでは、どんなに楽しいレクリエーションだったとしても、利用者さんと介護士の双方にとってデメリットが生じます。なかには、このような多忙や疲労を理由に離職する介護士もいるため、看過できない課題だといえます。
人手が充足している職場だったとしても、利用者さんたちの興味をそそるレクリエーションを考えるのはやはり大変です。しかも、安全必須で頭や身体の運動になるもの、マンネリ化しないものというと、考えられる範囲が狭まります。
そんな介護現場の困りごとを解決すべく同法人が提案しているのが、「スポーツスタッキング」です。これは、12個のプラスチック製のカップを、決められた形に積み上げたり崩したりしてスピードを競うというスポーツです。1985年頃にアメリカで子どもの遊びとして始まり、現在では世界54か国において、子どもから高齢者まで楽しまれています。
スポーツスタッキングは指先でコップを扱うため、楽しみながらリズム感やバランス感覚が養えると言われています。同時に、上手になりたいという成長意欲、仲間と切磋琢磨する競争心、成功したときの達成感など多くのプラス要素が期待できるスポーツです。
また、身体への大きな負担がなく、ケガの心配が少ないスポーツのため、介護施設などでの導入に適しているとのこと。左右の手を素早く動かす動作は、脳を活性化させるという科学的データもあり、老化予防や心身のリハビリ効果も期待できるそうです。
室内においてテーブル上でできるため、スペースを取らずに済むというのも、施設に適するポイントだといえます。
同法人では、介護施設へのスポーツスタッキング普及のため、スタッフが施設へうかがい、レクチャーやイベントなどを行っています。施設側の希望や現状の課題をヒアリングしたうえでプログラムを組むので、利用者さんたちの身体機能と大きく隔たることがありません。個人向けのもの、記録や技を競うもの、チームで取り組むものなど多くのプログラムを準備しているので、安心して相談できるでしょう。
実際に導入している施設では、利用者さん同士が声を掛け合ったりするシーンも見られ、コミュニケーションの促進にも役立っているといいます。健やかな心身の維持が期待できる目新しいレクリエーションとして、多くの利用者さんに喜んでもらえるスポーツスタッキングは、介護士やスタッフにとっても、レク準備に時間を要しないというメリットがあります。
今後のレクリエーションの充実や介護士の負担軽減のため、検討してみる価値が大いにあるスポーツだといえるでしょう。
なお、施設のみならず地域や企業の健康づくり、イベントなどでも体験教室を開催しています。実際の様子がうかがえる動画を掲載しているので、ぜひご覧になってみてください。
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