介護従事者の健全な労働環境づくりに寄与する団体

介護のアイデア 2022年11月10日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

当記事では、業務用洗濯機器開発、介護ロボット開発、腰痛予防活動に取り組む3団体をピックアップしてみました。ハード面・ソフト面の両面から介護士さんをサポートする製品・サービスについて紹介しているので、気になる方は隅々まで目をとおしてみてください。

目次

株式会社TOSEI

株式会社TOSEIは、業務用クリーニング機器ならびに真空包装機の製造・販売を手掛けています。1950年の創立以来、業務用クリーニング機の開発で培ってきた独自の技術とノウハウでコインランドリー市場を開拓してきた同社。大型コインランドリー機器のトップシェアを誇る企業として、さらなる成長を目指しています。

なお、同社は東京・大阪にショールームを開設。品川区東五反田にあるTOSEI SHOWROOMには、コインランドリー機器や施設向け敷ふとん乾燥機、真空包装機が展示されており、実際に触って体験することができます。

施設向け敷ふとん専用乾燥機

介護施設では、施設利用の嘔吐や失禁などによるイレギュラーな洗濯が多々発生します。特に、敷ふとんの場合だと、雨の日や夜間だと洗濯はできても乾燥まで時間がかかるうえ、長時間湿っていることで菌が増殖し、衛生上好ましくありません。

▲画像提供:株式会社TOSEI

同社が開発した施設向け敷ふとん専用乾燥機は、ポリエステル素材のシングルサイズ敷ふとんが20〜30分で乾くというスピード乾燥機(ガス式)です。ふとん全体に面した18.000個の通気穴を通じて熱風を送り込むことによりスピード乾燥を実現。乾きにくいといわれている綿ふとんも40〜60分ほどで乾燥できます。さらに、ナノイーXを搭載。利用していない時間にナノイーが放出されることで、脱臭のほか、花粉・カビ菌・ウイルス・菌を抑制します。

抜群の使いやすさで業務負担を軽減

施設向けと聞くと、操作に不安を感じる介護士さんもいるのではないでしょうか。同製品は、キャスター付きの台車が備わっているため、引き出しやすくさらに床を傷つける心配もありません。台車にふとんをセットし、スイッチを押すだけで簡単に活用できます。年齢・性別を問わず幅広い年代層のスタッフが活躍する介護施設において、誰でも簡単に操作できるというのは、介護アイテムを取り入れる際の重要なポイントといえるでしょう。

なお、公式サイトには同製品以外にも、汚物除去機やコイン式リフレッシュスチーマーなどの製品も掲載されているので、興味のある介護士さんはチェックしてみてください。

詳細情報

施設向け敷ふとん専用乾燥機

株式会社プロモート

宮城県仙台市に本社を構える株式会社プロモートは、介護ロボット開発および専用消耗品を製造する企業です。中でも自動排泄処理装置に関する開発に注力し、国内外における自動排泄処理装置の各種特許を取得。介護者の声を反映したものづくりを通して、医療・介護領域に貢献するとともに、常に新しい排泄ケアの提供に努めています。

全自動排泄処理ロボット「マインレット爽」

同社の主力製品「マインレット爽」は、寝たままで排泄物の自動吸引と局部の洗浄・除湿が同時にできる全自動排泄処理ロボットです。特長は、排泄物を吸引し洗浄水の加熱・送風をするための本体装置と、排泄物を溜める衛生ユニットに分けられていること。介護者は衛生ユニット内の排泄物タンクに溜まった排泄物を触れることなく排水管に排出され、介護者と要介護者双方へ排泄臭のない衛生的な介護環境を実現します。ちなみに、本体と排泄物の吸引・自動排水機能を備えた自動排泄処理ロボットは世界初の製品です。

気になる使い方は、まずはじめにカップに専用おむつをセットします。次に、対象者に市販の紙おむつと同じ要領で身体に装着。センサーがおむつ内の排尿・排便を感知すると、すばやく汚物を自動吸引し温水で局部を温水洗浄するという画期的な製品です。

「マインレット爽」を活用することで得られるメリット

同製品を活用することで、介護者にも要介護者にもさまざまなメリットをもたらします。たとえば、介護施設で導入した場合、おむつ交換や陰部洗浄といった排泄介助にかかる時間を短縮すると同時に業務負担も軽減できるでしょう。特にスタッフの人数が少ない夜勤帯は、気持ちにゆとりを持って業務に取り組むことができます。また、排泄物への接触がないため、衛生面でも安心。排泄介助に苦手意識を持つ介護士さんの苦手克服にも役立ちます。

一方の要介護者が得られるメリットは、尊厳を保持できることです。排泄は羞恥心を伴うデリケートな行為のため、同製品を装着することで気兼ねなく自由な排泄が叶います。さらに、自動吸引・洗浄で常に清潔に過ごしながら肌トラブルを回避。排泄時の異物感や臭いといった不快感を解消するとともに、健やかな肌を保つことができます。

詳細情報

マインレット爽

公益社団法人日本理学療法士協会

公益社団法人日本理学療法士協会は、理学療法士の質の向上および理学療法の普及・向上を目的とした事業を展開しています。理学療法士が対象となる事業では、教育・職能・学術を三本柱に、生涯学習制度の運用や研修・eラーニングの開催、理学療法に関する制度等の改善・提案活動をはじめとする取り組みを行っています。

さらに、日本人理学療法士がグローバルに活躍できるよう、国際事業にも尽力。理学療法の普及にサポートが必要な地域での人材育成・派遣や、各国の理学療法士協会との協働など、精力的に活動する団体です。

職場における腰痛予防宣言!

▲画像提供:公益社団法人日本理学療法士協会

介護士にとって職業病といっても過言ではない腰痛。介護・医療職種を含む保健衛生業における業務上疾病においても腰痛は81%に上るなど、早急な予防的対策が求められています。

そこで同協会では、厚生労働省の後援のもと「2022 職場における腰痛予防宣言!」と題して、腰痛に関するさまざまな支援を実施。同協会会員が所属する介護施設内等で腰痛予防講習会を開催したり、職場のリスク見積・改善提案のための活動を行ったりと、理学療法士が自ら専門性を活かしながら、全国で問題となっている介護・医療従事者の腰痛予防や労働安全の確保に努めています。

刊行物の刊行・配布をとおして理学療法の発展に貢献

▲画像提供:公益社団法人日本理学療法士協会

同協会は上記の活動のほか、理学療法の普及啓発や教材、学術情報誌などの刊行物を発行し、一部は公式サイトで閲覧することが可能です。

また、一般向けの刊行物として、理学療法ハンドブックをシリーズで刊行。健康寿命、脳卒中、糖尿病、変形性膝関節症など、疾患予防や健康増進について分かりやすくまとめています。そのほか、介護予防のガイドブックもラインナップ。介護予防における運動の重要性やむせないための準備運動・おしり引きしめ運動のやり方など、介護予防に役立つ情報が掲載されているので、レクリエーションの一環として運動を取り入れたいという介護士さんは、公式サイトを覗いてみてはいかがでしょう。

詳細情報

職場における腰痛予防宣言!

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連ジャンル: 介護のアイデア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「介護のアイデア」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧