近年、ハイテク機器を活用してリハビリや生活援助業務、見守り業務などを行う介護事業所が増加しています。そこで本記事では、最新技術を駆使しながら新たな製品・サービスの提供に注力する企業をピックアップしてみました。
レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:
https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024
目次
関西電力送配電株式会社
関西電力送配電株式会社は、送配電事業を中心に事業展開する企業です。関西圏における電力系統の運用や送電、変電、配電の計画・工事などを行い、電気の安全・安定供給を行っています。
また、新規事業では、関西一円に広がる設備や、蓄積してきた技術・経験をもとに、電柱の位置情報やスマートメーターの情報を活用したサービスをはじめ、防犯カメラや子どもの見守りサービスの提供など、新たな事業領域にも参画しています。
見守りサービス「OTTADE!」
同社が提供する「OTTADE!(オッタデ)」は、対象者を家族だけでなく地域で見守るという新しいタイプの子ども向け見守りサービスです。街中にある見守りスポットを、見守り端末(無償配布)を持った子どもが通過したタイミングと、見守りアプリをインストールしたスマホ・タブレットを持つ人とすれ違うタイミングで位置が記録されるという仕組みになっています。
通学路をはじめ、学校、駅、公園、習い事教室など、自治体・学校・PTAと連携して見守りスポットを整備できるのが特徴です。見守りアプリをインストールするだけで、保護者はもちろん、地域住民やそのエリアにオフィスを構える企業、タクシーといったスマホを持つ人すべてが「動く見守りスポット」となって子どもを犯罪や事故から守ります。
また、GPSでの見守りニーズにも対応した、“otta.g”のサービスも提供しています。GPSでの見守りだけでなく、家族との双方向での音声メッセージのやりとりや熱中症アラート、防犯ブザーなど多彩な機能で、子どもの安全を守ることができます。
高齢者への活用に期待
高齢化が進み、近年高齢者の徘徊による行方不明や事故が社会問題となっています。現在、同サービスにおける見守り対象は小学生ですが、今後は見守り対象範囲を高齢者に拡大することが検討されています。
同サービスは、アプリでの見守り対象者の位置や行動履歴を確認することが可能です。また、スマホに通知が届くよう設定もできるので、一人暮らしの高齢者や徘徊のおそれがある認知症高齢者の見守りツールとしての活用が期待できます。「みんなで高齢者を見守りたい」という介護士さんは、今後のサービスの動向に注目してみてください。
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アドバイザーに相談する(無料)アクア株式会社
東京・大阪にオフィスを構えるアクア株式会社は、2012年に旧三洋電機の業務用洗濯機・白物家電事業を継承し、設立された企業です。業務用洗濯機や洗濯機・冷蔵庫をはじめとする家電製品の企画・販売を手掛けています。
コインランドリー用の業務用洗濯機器は国内出荷台数シェア約70%を占めており、日本国内の多くのコインランドリー店舗で利用されています。
施設向け業務用洗濯機器
介護士さんにとって、重労働の一つに挙げられるのが施設利用者の洗濯ではないでしょうか。特に入居型施設の場合、洗濯だけで半日かかってしまうというケースも珍しくありません。そんな介護士さんの負担を軽減するのが、同社開発の全自動洗濯乾燥機です。
同製品の特長は、後面フラットドラムを採用していること。一般的な後面凸型ドラムと異なり、ドラム内で洗濯物の絡みを抑えるためシワや洗いムラを防ぎながらしっかり洗います。さらに、乾燥にもこだわっているのが同製品のアピールポイントです。AQUA独自の側面ワイドブロー方式を応用した熱風路ドラムが、洗濯物の偏りを抑制しつつ乾きムラを防いでスピード乾燥させます。
導入のメリット
洗濯は介護士さんの時間を消費するだけでなく、体力も消耗する作業です。同製品を導入することでたくさんの洗濯物を洗いから乾燥まで一度に行えます。これまで、家庭用の洗濯機で複数回に分けて洗濯していたという介護士さんの負担を軽減するとともに、洗濯にかかっていた時間をその他の業務に充てられるでしょう。また、業務用なので汚れ落ちも抜群。毎日清潔な衣服やリネンを提供しながら、衛生管理にもつながります。
なお、同製品は洗濯物や環境条件に合わせて、オリジナルの洗濯乾燥工程をプログラムすることが可能です。よく使うコースを設定するだけで、誰でもボタンを押すだけで簡単に使用できるので、業務用機器に抵抗がある方も安心して活用できるでしょう。特長の詳細やスペックについては、同社公式のサイトをご覧ください。
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株式会社ワイドソフトデザイン
受託開発、コンテンツ制作、製品・サービス提供の3事業を基軸にビジネス展開する株式会社ワイドソフトデザイン。同社独自の3Dエンジン(VENUS)をベースとした3D可視化アプリケーションの開発やマルチデバイス対応のゲームエンジン(UnrealEngine)を用いたオリジナルコンテンツの制作など、「見せる・形にする」を常に追求しながら、安心・安全・納得の製品づくりに邁進しています。
また、社会貢献活動にも積極的に取り組む同社は、国境なき医師団や日本赤十字社をはじめ、さまざまな団体を支援。メンバー一人ひとりが社会に役立つことをしたいという姿勢を持つ企業です。
リハビリテーションをVRで支援する「iADVISOR」
「利用者の負担を減らしながら効率よくリハビリができたら…」と考えるセラピストやリハビリのスタッフにマッチするのが、同社と神戸大学大学院保健学研究科の共同研究で開発したVRリハビリテーションシステム「iADVISOR(アイアドバイザー)」です。作業療法の現場から誕生したという同システムは、IADL訓練や上肢機能訓練、高次脳機能訓練を行うことが可能。利用者はVRヘッドマウントディスプレイを装着するだけで、場所を問わずどこでも座ったまま気軽にVRリハビリに取り組めます。
さらに注目すべきポイントは、従来のコントローラーに加えて、ハンドトラッキングで操作ができることです。利用者の手をヘッドセットに搭載されたカメラで認識して表示させることで、まるで自分の手で作業しているようなリアルに近い感覚を実現します。
「iADVISOR」でできるリハビリ
同システムには、多彩な訓練・トレーニングメニューが搭載されています。たとえば、IADL訓練では、スーパーマーケットでメモに沿って商品を買い物カゴに入れレジへ運んだり、豆腐を切って沸騰した鍋に味噌と豆腐を入れて味噌汁を作ったりと、外出しなければできないトレーニングや、ガスや調理器具を使わないとできないトレーニングも仮想空間内で簡単に実践できます。その他、洗濯や外出、絵柄合わせなど、飽きずに続けられる豊富なメニューが魅力です。
セラピストやリハビリのスタッフの中には、利用者のVR酔いを心配する方もいるのではないでしょうか。同システムはコンテンツを工夫し、徐々にVRに慣れるようにと配慮をしています。「リハビリに新しいものを取り入れたい」というセラピストさんや「機能訓練の際に手間のかかる準備や片付けをなんとかしたい」というリハビリのスタッフさんは、チェックしてみてはいかがでしょう。
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