
介護業務には、直接的な介助だけでなく事務関係、環境の整備、レクリエーションの考案などさまざまなものが含まれます。そのため多くの現場では、介護士に大きな負担が生じているのが現状です。なかには、その多忙さが理由で離職に繋がるケースもあり、看過できない課題だと言えるでしょう。
ここでは、そのような課題の解決に向けて独自の製品を開発している企業を紹介します。今後の施設運営やより良い介護提供の参考に、ぜひお役に立てください。
目次
株式会社ソニックウェーブ
株式会社ソニックウェーブは、介護施設、福祉施設といった事業所の運営をサポートするシステムを提供しています。
「With Customer ・・・常に 『お客様』 と共に」というキャッチフレーズのもと、ユーザーのニーズと成長に寄り添い、安心と信頼を構築。共に歩みながら、社会や多くの人に貢献できるよう日々邁進しています。
障がい福祉事業所様向け業務支援ソフト「ウィズファミリー」

障がい者様及び障がい児様の日常生活をサポートするサービスとして、さまざまな種類の障がい者施設や事業所があります。しかし、超高齢社会の現代、いずれの施設や事業所においても、多くの利用者さんとスタッフ数の調和を取るのが難しいようです。
そうはいうものの、人手不足を解消するため単にスタッフや介護士の数を増やすだけではスムーズにいかないことは、現場で頑張っているスタッフや運営者にとって周知のことでしょう。スタッフの数を増やせば、当然人件費がかさみます。また、業務負担は多少分散できたとしても、業務そのものの煩雑さが解消できるわけではありません。なかでも、利用者さんそれぞれの日々の利用管理や月々の請求業務は、非常に手間がかかるのが現状です。このような課題を根本的に解消することが、これからの施設・事業所運営には必要だといえます。

これらの課題解消に向けて、株式会社ソニックウェーブが提供しているのが、障がい者・障がい児サービス事業所向け業務支援ソフト「ウィズファミリー」です。同ソフトには、利用者様の基本情報や受給者証、契約期間、個人写真などが簡単に登録できるうえ、日毎や月毎の利用状況を分かりやすく可視化する機能が搭載されています。これは、運営側と現場スタッフ側とのスムーズな連携に大いに役立つでしょう。
また、請求業務に必要な利用社負担上限額管理(自社・他社)の設定も可能です。なにかと複雑な請求業務をスムーズにしてくれるため、担当者にとっても大いに助かるでしょう。
施設・事業所によっては、現場スタッフが事務を兼任しているところが多くあります。そのようなケースこそ、同ソフトの導入が最適です。事務業務に充てる時間が短縮されれば、時間と心に余裕が生まれます。それにより、スタッフは一層良い心持ちで利用者様と向き合えるようになるでしょう。運営者やスタッフ、利用者様、ご家族など、あらゆる方にメリットをもたらすことが期待できます。
なお、実際に同ソフトを導入しているユーザーからは「請求業務が以前と比べてスムーズになりました」「分からないことがあっても、専門スタッフがしっかりサポートしてくれるので安心です」「より当事業所に合うよう、カスタマイズできるのが便利です」といった声が寄せられています。
製品のみならず、アフターフォローも抜群の同社の姿勢は、多くの方にとって頼りになるといえるでしょう。
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アドバイザーに相談する(無料)株式会社LIXIL
株式会社LIXILは、住まいの水まわり製品と建材製品の開発および提供をしている企業です。
独自の個性と世界観でブランドを確立し、世界150カ国以上で展開。世界中の人びとが、より豊かで快適な住まいと暮らしを実現できるよう、グローバルな視点をもって成長を続けています。
施設向け「ドゥケアカウンター」

介護施設には、日常的に車いすを用いている利用者さんが多くいます。食事・入浴・外出の際の移動、介護士との散歩など、車いすがあるだけで利用者さんの行動はスムーズになります。加齢による日常生活の困りごとが軽減できるため、利用者さんにとって車いすは、QOLを向上させる価値の高い介護用品だといえるでしょう。
また、自力での場所移動が可能になると行動の幅も広がります。このように自らの力で広く動くというのは、実は高齢者にとって自己肯定感の向上に繋がるといわれています。介護士の手を借りずに食堂へ移動できた、必要な物を自分で取りに行けたなど、「自分でできた」という達成感を得ることができるからです。この変化は、利用者さんに日々接する介護士にとっても、大変嬉しいことでしょう。
しかしながら、施設の調度品のなかには、車いすには不向きのものもあります。例えば、従来の洗面所の多くは車いす向けになっていません。そのため、洗面台の位置が高く手が洗いづらい、鏡に自分が映りづらい、洗面台の下部に車いすが入りづらいなどの問題が生じてしまいます。仮に車いすが入れるスペースがあったとしても、脚に配管が当たるというケースも多いようです。
これでは、せっかく車いすで行動できるようになり自信がついてきたとしても、利用者さんの意気が消沈してしまうかもしれません。車いすもしくは介助を要したとしても、本人の力を引き出し、気持ちよく生活できるようサポートしてくれる調度品が介護の現場では必要だといえるでしょう。

このようなニーズに対し、高い技術力とデザイン性をもって応えているのが、株式会社LIXILの洗面化粧台「ドゥケアカウンター」です。この製品の特長は、ひとりで歩ける方から介助者が必要な方、車いすを使われる方まで移動能力に合わせて、適切なタイプの洗面化粧台が選べるという点です。
たとえば、車いすの方向けの場合、車いすに乗った状態で容易に蛇口へ手が届くよう洗面台の位置を工夫しています。加えて、洗面台の下部は車いすが入るようスペースを広く設け、配管に部分には軟質樹脂のクッション材でキャビネット式のボードを設置。収納と衝突防止を兼ねた仕様で、利便性と安全性を実現しています。
また、肘から水垂れしないように洗面器を広くし、ゆったりと使用できるように作られています。介護士が介助をする場合も、余裕をもってサポートできるようラウンド形状のタイプも展開。いずれも、肘が当たる洗面器のフチを柔らかい感触にしており、肌がデリケートな方や肉感が薄い方でもストレスなく使えます。
洗面化粧台でありながら、家具調のデザインで整えられているのも魅力的なポイントです。同社のハイセンスなデザインスキルが反映された洗面化粧台は、どんな居住空間にも違和感なく馴染み、雰囲気を明るくしてくれるでしょう。利用者さんたちのポテンシャルや笑顔を引き出し、介護を行いやすくする同製品の普及に、大いに期待したいところです。
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株式会社WakuWaku&Life
株式会社WakuWaku&Lifeは、物忘れ改善・認知症予防を目的とした大人向けそろばん教室、暗算トレーニングを目的とした子供向けそろばん教室を運営しています。
また、脳科学研究機関へのデータや情報の提供、共同研究なども行っており、教材開発にも数多く参画。子供から高齢者まで、脳に良い刺激をもたらす事業に取り組んでいる企業です。
認知症予防「そろばん式脳トレーニング®」

今や、指先を使う作業は認知症予防になるという説は、暗黙的に周知されています。実際、珠算や裁縫、工作などは一定の効果が示されており、多くの介護施設でもレクリエーションに取り入れられているでしょう。
利用者さんたちが楽しく取り組めているのであれば幸いですが、実は指先に慣れが生じると、脳への刺激も少なくなるという研究結果があるそうです。これは、指も頭もフル回転させる珠算でも同様の結果らしく、一概に「指先を使う作業は認知症予防になる」とはいい難いとのこと。この結果を真摯に受け止めたのが、そろばん教室を運営する株式会社WakuWaku&Lifeです。
2005年、同社が研究機関に依頼した調査によると、「そろばん学習だけでは、認知症予防に限定的な効果しか得られない」という結果が提示されたといいます。珠算は考えなくても指が勝手に動き、加減乗除ができるように練習をします。しかし、そろばん操作ができるようになればなるほど、脳への刺激は少なくなり活性化しづらくなるということが判明しました。これには、代表の川西氏をはじめ、社一同にわかには信じられず、大きなショックをうけたそうです。
そうは言うものの、同社は「都合の悪い部分に目をつむるようでは本当に認知症予防に効果のあることを追求することはできない」と気持ちを一転。慣れを生じさせないよう、そろばんにトレーニングという視点を設けた「そろばん式脳トレーニング®」を開発しました。

このトレーニングは、そろばんを使わない初級、そろばんを使う中級と上級の3段階から構成されています。初級では、そろばんのコンセプトから脳活性に有効な要素をピックアップし、それをトレーニングとして体系化。中級ではそろばんを使用しつつ計算は行わず、上級ではそろばんを使用して計算も行うというカリキュラムが組まれています。これにより、同じ作業になることを防ぎながら、段階的に上達する喜びややり甲斐を感じられるようになりました。
また、脳科学の研究所にて同トレーニング類による脳の活動量を計測したところ、顕著な効果が見られたといいます。きちんと科学的に検証するという同社の誠実な姿勢は、多くの高齢者やレクリエーションを提供する介護士にとって、非常に心強いでしょう。これまでの概念に甘んじること無く工夫を凝らされた同トレーニングは、今後の介護現場に良い影響をもたらしてくれると期待できます。
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