利用者さんも介護スタッフも笑顔になれる製品やサービスを提供する組織

介護のアイデア 2022年8月1日
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介護には大変な面もありますが、同時に優しい気持ち・楽しい気分になれる場面も多くあるでしょう。本記事では、利用者さんも介護スタッフも笑顔になれる製品やサービスを提供する組織を紹介します。「介護に関わる誰もが幸せな気持ちになれる職場にしたい」とお考えの介護士さんは、ぜひご覧ください。

目次

特定非営利活動法人IATH

特定非営利活動法人IATHは、花を用いたセラピーで豊かな生活を創造することを目的とした団体です。セラピストを養成しながら、福祉施設や心療内科におけるストレスマネジメント指導にも力を入れてきました。

花の癒しで高齢者のQOLをアップ!「フラワーハートセラピー<はなばす号>」活動

▲画像提供:特定非営利活動法人IATH

「フラワーハートセラピー<はなばす号>」はセラピストが介護施設に花材を持参し、それらを使って高齢者のQOL向上を目指す活動です。利用者が自分で生花のアレンジメントを制作することで、機能のリハビリテーションも図ります。

セラピー実施時にはまず、行事やお祭など季節を感じてもらうための話をします。リラックスした雰囲気を作るとともに、利用者さん一人ひとりのコンディションを把握するのがポイントです。

花材を配る際は花の名前だけでなく、色や香り、手触りなども併せて伝えます。花材のアレンジは、各人の自由。決まった作り方はないため、紙に「落書き」をするように思い思いに花を生けていきます。手早く仕上げる人、じっくり考えながら生ける人など、花との向き合い方も利用者さんそれぞれです。

全員が仕上げたら、皆で各作品を鑑賞します。セラピストが作品一つひとつの「素敵なところ」を紹介すると、利用者さんたちからも「すごい」「かわいい」といった声が上がります。コミュニケーションの輪が広がり、心が“豊かな栄養”で満たされるのが、セラピーの醍醐味です。

最後にアレンジメントのケア方法を伝え、また日常生活に戻っていく…というのがセラピーの大まかな流れです。

セラピーを実施した施設では、普段、発話・発声が無かった利用者さんが声を発する、目が不調だった人の視力が少しずつ回復していく、といった効果が見られました。

▲画像提供:特定非営利活動法人IATH

セラピーの基本を学べる「はなばすセラピスト」育成講座を予定

2022年6月末現在、施設を訪問する<はなばす号>は感染予防のために休止中です。その一方で、今後のセラピーニーズの高まりを踏まえ、「はなばすセラピスト」育成講座の開講が計画されています。同講座は、セラピーやカウンセリングを基礎から学べる内容になる予定です。

詳細情報

特定非営利活動法人IATH

シーユーピー株式会社

シーユーピー株式会社は、福祉施設・運送業・ビルメンテナンス業のユニフォームブランドの展開と、企業のオリジナルユニフォームを作っています。着る人が問題なく作業できればそれで良い…という考えから一歩進み、「心と心の架け橋」となるようなユニフォームづくりを心がけているのが特色です。

機能性と優しさを兼ね備えた介護ユニフォーム「PROFeeling」

▲画像提供:シーユーピー株式会社

「単なる仕事着ではなく、人と人との心をつなぐユニフォームを…」というモットーは、介護分野の製品にも活かされています。

同社が手がける「PROFeeling(プロフィーリング)」は、介護する人・される人・ご家族全員にとっての快適さを目指した介護ユニフォームブランドです。厳選した素材と熟考されたデザインで、機能性だけでなく「優しさ」も兼ね備えた製品が揃っています。

同ブランドが追求する要素の一つは、介護業務に必要な「快適性」です。吸汗、速乾性はもちろん、伸縮性の高い素材を使用しているため、汗をかいても乾きやすいうえ、蒸れにくくなっています。動作がスムーズになるのもメリットだといえるでしょう。

「安全性」も重要な要素の一つ。同ブランドの製品は、介護スタッフと利用者さんが接するときにケガがないよう、ファスナーやボタンの突起部分が当たりにくいデザインになっています。独自に品質基準を設け、それをクリアした素材を使っているのも特徴です。

上記に加えて重視しているのが、介護現場に適したユニフォームとしての「専門性」。介護スタッフの持ち物の多さに配慮し、ポケットの位置・サイズを工夫しています。また、洗濯を毎日しても耐えられるよう、へたりや縮みが出にくい素材を使用。工業洗濯も可能です。

現場の声をヒアリングし、介護スタッフの「あったらいいな」という気持ちを製品として形にしています。

▲画像提供:シーユーピー株式会社

詳細情報

介護ユニフォーム「PROFeeling」

リアル野球盤協会

リアル野球盤協会は、健康寿命の延伸や介護予防につながるスポーツレクリエーション「リアル野球盤」を提供している団体です。高齢者も障がいがある人も、誰もが楽しめるリアル野球盤を通じ、長寿社会を応援しています。

適度な運動と笑顔で健康寿命を伸ばす「リアル野球盤」

▲画像提供:リアル野球盤協会

「リアル野球盤」は、卓上の野球盤の基本的構成をそのままに、広い場所で実際に人が動いて遊べるツールになっているのが特徴です。

投球器上にボールを放す「投球」、転がってきたボールをスティックで打つ「打撃」、ボールの行方で判定する「打撃成績」、成績判明後の「出塁・進塁」といった要素でゲームが成り立っています。止まっているボールを打つゲームは、色々ありますが、転がっているボールを打つゲームは少なく、これは反射神経のトレーニングにもなると考えています。

1チームの人数は8~10人程度が理想ですが、5人や15人などでもアレンジ可能です。参加人数が30人ほどの場合は3チームに分け、「打つ」「守る」「応援」で1イニングとすることも。施設の規模やシチュエーションに応じ、遊び方を柔軟に変更できるのが魅力だといえるでしょう。

世代間交流を促せるのも、同ツールのメリットです。高齢者が孫世代の子どもたちと対戦したり、父母を交えたりと、誰もが一緒に夢中になれます。あるユーザーは、「子どもからお年寄りまで、どの世代でも楽しめる」「さまざまな世代と交流できてありがたい」と言っています。

▲画像提供:リアル野球盤協会

同ツールが生まれたきっかけは、1998年に開発者・鈴木久雄氏が「高齢者が楽しみながら運動できる方法はないか」と考えたことです。その発想が日本人に親しまれているスポーツである野球と結びつき、「人が動いて、転がったボールを打ち返し…」という具体的な案が出来上がっていきました。

2006年春には用具を試作し、同年10月からは静岡県島田市内を中心とした介護施設や障がい者施設でゲームをトライ。利用者さんたちに楽しんでもらえることを確認し、ルールや用具をさらに改善していきました。

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リアル野球盤

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