資格取得や講習会を通してパワーアップ!介護士の成長を後押しする組織

介護のアイデア 2022年4月15日
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介護士さんの中には、要介護者へより良い介護サービスを提供するために、資格取得を目指したり業務外活動を行ったりする方もいるでしょう。そこで本記事では、介護に活かせる活動・講習会を行う団体や資格制度を設ける団体をご紹介します。自身のスキルアップにも役立つ情報を発信しているので、介護士さんはぜひご一読ください。

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目次

一般社団法人日本車椅子シーティング協会

一般社団法人日本車椅子シーティング協会は、メーカーをはじめ、販売店や義肢装具製作所、福祉用具貸与事業所など、車椅子シーティングに関連する企業によって設立された団体です。

業種や職種の垣根を越えてさまざまなメンバーが集まる同協会の主な活動内容は、車椅子・姿勢保持装置等に関する適合技術の研究・啓発活動や、適合技術者の教育・育成・養成など。これらの活動を通して、車椅子シーティングを必要とする高齢者や障がい者が快適に日常生活を営めるよう支援しています。

国際支援活動「さくら・車いすプロジェクト」

▲さくら・車いすプロジェクト/画像提供:一般社団法人日本車椅子シーティング協会

同協会は、国際支援活動の一環として、「さくら・車いすプロジェクト」に協力を行っています。この活動は、車椅子やシーティング技術の恩恵が届いていない国や地域に中古の電動車椅子や手動車椅子を贈り、整備やシーティングの技術を現地の障がい者団体に伝えるプロジェクトです。対象国はパキスタン・ネパール・モンゴル等で、パキスタンでは月産600台程の車椅子を生産するまでになり、障がい者の就労と自立に大きく貢献することが出来ました。

また同協会国際委員会の活動として、アジア諸国を対象に、姿勢保持の普及ならびに肢体不自由児・者のQOL向上を目的とした「アジア姿勢保持プロジェクト(ASAP)」も展開しています。このプロジェクトの目標は、寝たきりを余儀なくされることの多い各国の肢体不自由児・者が、ニーズに合った機器と適合を得て、座り・立つ生活を享受することです。そのため、リソースが乏しい環境でも手に入る姿勢保持具とそれを使いこなすための教習教材を開発し、各国での講習会を開催しています。また同協会の資料作成事業である世界保健機関(WHO)の「手動車椅子供与の世界ガイドライン」「車椅子サービス教習パッケージ」などの翻訳でも中心となっています。

▲アジア姿勢保持プロジェクト(ASAP)/画像提供:一般社団法人日本車椅子シーティング協会

専門技術を学べる「車椅子姿勢保持基礎講習」

介護において、意外と見落とされがちなのが車椅子に座っているときの姿勢ではないでしょうか。座位姿勢が悪いと、猫背になったり、うまく嚥下できなくなったりするなど、生活の質が低下すると言われています。しかし、指導者不足や情報不足といった要因から車椅子姿勢保持まで目が届きにくいというのが現状です。そこで同協会は、車椅子姿勢保持の重要性や基礎的な技術を伝えるべく、関係団体と協力して「車椅子姿勢保持基礎講習」を実施。シーティングの考え方、関連障害や疾病、車椅子の機能についてのカリキュラムを、一部実習を交えて行っています。

なお、車椅子姿勢保持基礎講習は、介護業務等に1年以上従事している方もしくは従事した経験がある方が受講対象です。講習に興味のある介護士さんは、公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょう。

詳細情報

一般社団法人日本車椅子シーティング協会

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一般社団法人シルバーサービス振興会

一般社団法人シルバーサービス振興会は、介護プロフェッショナルキャリア段位制度の運営をはじめ、外国人技能実習制度における介護技能実習評価試験、シルバーマーク制度の運営、シルバーサービス関連の調査研究などを実施する団体です。

同団体は、これらの活動を通して高齢者はもちろん、すべての人々が安心して暮らせる社会づくりに尽力しています。

人材の能力を見える化する「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」

「介護プロフェッショナルキャリア段位制度(以下、「介護キャリア段位制度」という)」とは、介護従事者を対象に国で定めた介護技術評価基準を用い、OJTを通じた評価・育成を経て、介護技術のレベル認定を行う制度です。介護施設で人事や採用に携わる方の中には、「この人は、実際の現場でどんな仕事ができるんだろう」と考えることはありませんか?同制度は、これまで事業所や施設毎にバラバラだった技術・スキルに対して全国共通の介護技術評価基準という「共通のものさし」を用いることで、その人の職業能力の見える化を実現。介護分野における人材育成および定着促進を図ります。

ちなみに、介護キャリア段位制度のレベルはレベル2からレベル4まで設定されており、既存の国家資格制度や研修制度などを踏まえながら、実践的なスキルを重点的に評価します。

▲画像提供:一般社団法人シルバーサービス振興会

介護事業所・施設内における評価者を養成する「アセッサー講習」

「アセッサー」とは、介護キャリア段位制度の評価基準を用いたOJTを通じて、事業所や施設の介護スタッフのキャリアアップを推進・サポートする人材のことを指します。アセッサーの主な役割は、スタッフの職業能力を評価するとともに、その人のスキルアップのための具体的な方策を考えたりサポートをしたりすることです。アセッサーになるためには、同団体が実施するアセッサー講習を受講し、修了する必要があります。

講習では、講習指定テキストによる学習やeラーニングによる学習、実際に介護スタッフを評価するトライアル評価を実施。これらのプログラムの受講を経て確認テストを受験し、合格するとアセッサーとして活動することができます。

詳細情報

一般社団法人シルバーサービス振興会

一般社団法人臨床音楽協会

2017年に設立された一般社団法人臨床音楽協会は、専門家の養成・資格認定をはじめ、セミナー・シンポジウム・講演会・演奏会の開催や認知症予防に関する情報提供、リカレント教育など、音楽医療に関連したさまざまな活動を行っています。音楽医療とは、音楽を通して心身の健康と疾患予防に寄与する医療のこと。

同協会は、音楽医療の普及とともに、高齢者や認知症患者の健康維持・疾患予防に努めています。

音楽の力で心と身体を癒やす臨床音楽士

「臨床音楽士」は、同協会が認定する民間資格で「臨床での演奏に関する研鑽を積む学士」という意味を表しています。医療現場や介護・福祉施設などで演奏活動を行っている方を中心に取得されているこちらの資格の特長は、音楽の役割・作用を理解しながら心身のケアが必要な人に寄り添う音楽の届け方を学べること。音楽が持つ癒やしの力に医療マインドがプラスされることで、臨床的かつ対象者への配慮ある音楽を奏でられます。

なお、臨床音楽士取得コースでは、神経内科医や精神科医、看護師など医療従事者の講師による医学講座をはじめ、前期と後期ともに多彩な講座を提供。基礎的な医療知識を医療従事者のリアルな声から現場視点で体系的に学べます。これらの講座受講を経て確認テスト合格後に、医療機関・介護施設での実習や楽器・声楽による演奏試験が行われます。また、資格取得後は経験に応じて臨床音楽士として、提携する福祉施設へコーディネート派遣を受けることが可能です。

臨床音楽士の資格はこんな方におすすめ

臨床音楽士のミッションは、医学的な視点で音楽を活用しながら、豊かな社会と健康づくりに貢献すること。そのため、同資格はプロの演奏家はもちろん、医療分野に興味のある方や音楽で社会貢献したい方、活動のフィールドを広げたい方にマッチします。また、近年は「自身の音楽を深めたい」という思いから資格取得にチャレンジする方も増加しています。

さらに、資格保有者の中には、ボランティアや地域活動で演奏活動をしている方もいるとのこと。楽器演奏を趣味に持つ介護士さんや、レクリエーションの一環でピアノ演奏をしているという音楽好き介護士さんにとっても、見逃せない資格の一つではないでしょうか。

詳細情報

一般社団法人臨床音楽協会

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※この記事の掲載情報は2022年4月15日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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