
加齢による心身機能の衰え、食生活などの習慣の変化が、幸福度低下につながってしまう人もいます。そうした高齢者の尊厳を守り、「自分らしく生きる」ことを助けるのも、介護スタッフの大切な仕事だといえるでしょう。本記事では、高齢者の個別性に寄り添い、ご本人の尊厳を守る製品やサービスを紹介します。健康状態への配慮はもちろん、利用者さん一人ひとりの価値観にも敬意を払いながらケアをしたい介護士さんは、ぜひご覧ください。
目次
株式会社スリーフォレスト
株式会社スリーフォレストは 、高齢者向けの外食宅配システムを運営したり、会員制外食メニューを販売したりしている企業です。食そのものの安心・安全を重視するのはもちろん、食べる人への敬愛の思いを持ってサービスを提供することも大切にしています。
コミュニケーション型宅配システム「ハッピーテーブル」

「ハッピーテーブル」は、介護スタッフが高齢者に代わって外食を代理注文するサービスです。利用者さん・介護スタッフ・外食企業をつなぐ、新しい形の高齢者向け宅配システムになっています。
商品の受け取り方法は2種類あります。介護スタッフ自身が商品を引き取りに行く「受取サービス」、出店企業が配達する「配達サービス」です。介護スタッフの業務負担を軽くしたい場合は、配達サービスを利用すると良いでしょう。
介護施設に同サービスを導入するメリットは、利用者さん一人ひとりの健康状態に合わせ、成分表示から商品を選択できることです。注文内容は利用者さんのご家族にもメールで通知され、食を通じてご本人の健康状態を知ってもらうこともできます。
「ハッピーテーブル」の根底にある思い

「ハッピーテーブル」提供の根底にあるのは、利用者さんにとっての「特別な一食」を楽しく、幸せなものにしてあげたいという思いです。
同社代表・三森智仁氏が外食チェーン店で働いていたとき、高齢のお客さんから「今日が最後なの」と声をかけられました。ご家族とともに来店したその高齢者は、翌日から遠方の施設に入ることになっていたそうです。
「毎日何十食も提供している普通のメニューが、その方にとっては『特別な一食』だった。ハッピーテーブルでは、そんな『特別な一食』を大切にしたい」(三森代表)
詳細情報
登録は1分で終わります!
アドバイザーに相談する(無料)株式会社RingsCare
株式会社RingsCareは、訪問型保険外ケアサービスや介護士・看護師向けの整容研修、健康美容講座などを行っています。高齢者や病気のある人が本来の「自分らしさ」を思い出せるよう同社が実践するのは、外見を整えながら「内面にある輝きを表出するためのケア」です。これまでに介護施設や国立病院などで、400〜500人に美容整容ケアを実施してきました。
看護の全人的視点を取り入れた美容整容ケアサービス

同社は浦安市近郊で、訪問型美容ケアサービスを展開しています。
同サービスの特色は、看護学に基づいてネイルケアやハンドケア、整容やメイク相談などを行う「Rings Care」を提供することです。美容整容がもたらす心理的・生理的・社会的効果に加え、一人ひとりを多面的にアセスメントし、個別性にあったケア計画を立案する看護過程の要素を融合することで、包括ケアの一助となるのがポイントです。
Rings Careの利点は、外見がキレイになることだけに留まりません。キレイに整うプロセスの中で自尊心が高まり、自主性や積極性が増し、周囲とのコミュニケーションの活性化にもつながります。心身機能の低下に伴い他者との交流が少なくなっている高齢者にも適しているでしょう。
Rings Careが生まれたきっかけ
Rings Careが生まれたきっかけは、同社の代表・大平智祉緒氏が看護師として高齢者医療に従事していたときに見た場面でした。実習で来ていた看護学生が認知症の人の爪にマニキュアを塗ると、それまで表情がまったくなかった患者さんが笑顔になったのです。患者ではない、一人の女性としての表情でした。

それまでの医療現場では美は必要のないものだと思われていましたが、それ以降、大平氏は「ケアとしての美容」に関心を持ち、学びを深めてきました。こうして生まれたのが、加齢や病気などで社会的役割が果たせなくなった人に、自分らしさを取り戻す手助けをするためのRings Careです。
詳細情報
登録は1分で終わります!


