遠隔でも安心!リアルタイムの通知で高齢者見守りをサポートする企業

介護のアイデア 2022年2月21日
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介護者にとって、「目を離している間に利用者さん(もしくは在宅介護の家族)が急に体調を崩したり、ケガをしたらどうしよう」という不安はつきものです。本記事では、リアルタイムで通知が来るシステムで、高齢者の見守りをサポートする企業を紹介します。「見守り業務をもっと楽にしてケアに集中したい」とお考えの方は、ぜひお読みください。

目次

トクソー技研株式会社

トクソー技研株式会社は、医療・福祉・介護分野の機器を扱う企業です。ユーザーの声からニーズを汲み取り、相手の身になって心のこもった製品を送り出すことを大切にしています。

事業開始のきっかけとなったのは、障害者の物作りについて書かれた本でした。本の内容に感銘を受けた前社長・徳永修一氏は、福祉機器製作を学ぶべく各地の工房を訪問。難病として知られるALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者と関わる中で、創業を決意しました。

福祉機器の研究・開発にあたっては、医師や看護師、保健師、患者家族らも協力。次第に共鳴してくれる仲間が増えていき、医療・福祉・介護機器の製作を専門とする企業として発展していきました。

高齢者の転落・転倒・徘徊を未然に防ぐ離床センサー

介護を受ける高齢者が1人でベッドから起き上がると、転倒や徘徊につながる危険性があります。事故防止には、ご本人の離床時に介護者へ通知が行く離床センサーが有効です。近年では、コードレス式離床センサーも開発・販売し、介護現場の安心・安全に役立っています。

同社の離床センサー「ふむナール」シリーズは、工事なしでベッド脇に設置できるマットタイプの商品です。利用者さんが徘徊・離床時にマットを踏むと、センサーが検知し介護スタッフに通知します。サイズは「ふむナールLW」「ふむナールLWエア」が500×900×5mm、「ふむナールL3」「ふむナールL3エア」は500×1350×5mmです。

▲ふむナールLWエア/画像提供:トクソー技研株式会社

もう一つの離床センサー「おきナール」シリーズは、マットレスの下にセンサーを設置するタイプの商品です。ふむナールと異なり、ベッドからの起き上がりを検知して通知します。メリットは頭部にセンサーを設置すると検知タイミングが早くなることや、遅延タイマーで寝返りによる誤作動が防げることなどです。

▲おきナールTW2/画像提供:トクソー技研株式会社

詳細情報

トクソー技研株式会社

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AP TECH株式会社

AP TECH株式会社は、iPhoneやApple Watchによる見守りサービスを提供する企業です。同社が目指すのは、ヘルスケアと医療が結びついた世界。これまでヘルスケア分野と医療は、互いに介入できない状況が続いていました。一人ひとりが健康的に生きられる社会を実現するには、ヘルスケア分野と医療を統合したうえで、双方にデータを活用していくことが必要だと同社は考えています。

バイタルデータを介護スタッフ同士で共有できるアプリ「Hachi」

▲施設用アプリ画面/画像提供:AP TECH株式会社

同社が開発した「Hachi」は、利用者さんのバイタルデータを非接触で確認したり、介護スタッフ間で共有し合えたりするiPad用アプリです。

利用者さんのバイタルが設定値から外れたとき、ご本人がApple WatchでSOSを発したときに通知が来るのが同アプリのポイント。実際に使用した介護福祉士からは、「バイタル測定や⼊⼒作業が大幅に減り、利⽤者さんのケアとコミュニケーションに専念しやすくなった」という感想が寄せられました。

アプリ誕生のきっかけとなったのは、代表取締役・大西一朗氏がお母さんの安全を確保しようとした際、見守る側と見守られる側のニーズを満たすサービスが見つからなかったこと。いつでも誰でも簡単に使え、家族にも異変が通知される見守りサービスを追求した結果、Hachiが生まれました。

高齢家族の体調見守りに適した「Hachi」も

▲家族見守り用アプリ画面/画像提供:AP TECH株式会社

家族の健康と日々の様子を見守る家庭用のHachiもあります。心拍数・心拍変動といった健康データや位置情報が確認でき、ビデオ通話も可能です。「なかなか会いに行けない祖母が気がかりだったが、Hachiのおかげで連絡をとりやすくなった」と話すユーザーもいます。

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関連ジャンル: 介護のアイデア

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※この記事の掲載情報は2022年2月21日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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