要介護者の尊厳や身体機能の維持を図りながら、介護負担軽減に貢献する企業

介護のアイデア 2021年12月20日
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超高齢社会を迎え、各企業があらゆる介護ニーズに応えるためのものづくりに尽力しています。本記事では、そんな介護分野へチャレンジする企業の中から、排泄ケア製品・システムの開発を行う企業と、理学診療用器具の開発を行う企業をピックアップしました。

目次

クリロン化成株式会社

クリロン化成株式会社は、食品をはじめ、医療品や工業製品など、人々の暮らしになくてはならないものを包む包装用フィルムの開発・製造を行う企業です。同社が手掛けるのは、ボイルや冷凍が可能な高透明五層三方規格袋「彊美人」シリーズや高機能五層チューブ規格袋「シグマチューブ」など。また、クライアントのニーズや要望に合わせたフィルムも開発しています。

フィルムメーカーとしての自信と、長きにわたり培ってきた知識・開発力を強みに、ほかにはない「見れば分かる、触れば分かる」製品づくりに取り組んでいます。

驚きの防臭力で介護環境を快適にする防臭袋「BOS」

▲画像提供:クリロン化成株式会社

身体介助の際、排泄物やおむつの臭いが気になるという方も多いのではないでしょうか。しかし、気になるのは介護をする側だけではありません。介護を受ける側も同じことがいえます。要介護者によっては、臭いを気にして介助を拒否するというケースも珍しくありません。そんなデリケートな排泄の問題を解決するのが、独自開発の高機能素材「BOS」を使った防臭袋です。

高い防臭性能を持つ同製品は、排泄物やおむつを袋に入れねじって結ぶだけで臭いを閉じ込め、袋を二重にしたりトイレに流したりすることなく、そのままゴミ箱に捨てられるというスグレモノです。また、臭いだけでなく菌も通さないという点も見逃せません。いつでも衛生的に排泄物を処理できます。

臭い問題の解決のお役に立ちたい…開発への思い

医療向けの便の収容袋を開発する同社は、高度な防臭力に加え、音がしにくく安心・安全性の高い素材づくりを常に求められてきました。開発を進める中で、「これまで培った技術を駆使して、あらゆる臭い問題の解決に役立ちたい」という思いから生まれたのが、同製品です。

災害への備えにもおすすめ

地震大国である日本では、地震が起こると水洗トイレの多くが使えなくなるといわれています。万が一施設や自宅が被災した場合、要介護者の排泄に関する問題が生じるかもしれません。

たとえば、介助なしでも排泄ができる要介護者でも、仮設トイレを使用するとなれば足腰が弱いと移動が負担になってしまいます。同製品は今あるトイレがすぐに使える上に臭わないため、災害時にも大いに役立つでしょう。

詳細情報

クリロン化成株式会社

新東工業株式会社

表面処理事業・鋳造事業・環境事業を中心に展開する新東工業株式会社は、自動車をはじめ、建設機械や電子部品、造船など、幅広い産業におけるものづくりを支えています。
近年では、介護福祉やIoT等、新たな分野にも取り組んでいます。

介護福祉分野では、「愛ある介護」をサポートする商品づくりを通して、介護スタッフの負担軽減と要介護者がその人らしい生活を営むためのお手伝いをしています。

排泄ケアの負担を軽減する「Aiserv®排泄検知システム」

基本的に排泄介助の際、要介護者の排泄(便)の有無を確認できる手段は、においもしくは本人が排泄したことを声に出して知らせるケースです。しかし、介護施設においては意思疎通が困難で便意が表現できない要介護者もいれば、声に出して介護スタッフに知らせるのが恥ずかしいという要介護者もいるでしょう。

同社が開発・販売する「Aiserv®排泄検知システム」は、排泄(便)をリアルタイムに検知して知らせるウェアラブルセンサ型センサです。使い方は、専用の不織布袋に入れた排泄センサを要介護者のおむつ腹部内側に設置するだけで簡単です。排泄(便)のにおいをセンサが検知し、職員様の持つ端末に排泄状況をお知らせします。

▲画像提供:新東工業株式会社

きめ細やかなサポート機能

同製品の特長は、介護施設内wifi環境があればどこでもご使用いただけます。おむつ装着型なので、就寝時だけでなく、移動やレクリエーションといった活動時にも活躍します。センサは小型のため、装着したままでも気にならないのがうれしいポイント。車椅子の方も違和感なく日常生活を送ることができます。

また、排泄のタイミングがわかることで、要介護者の排便コントロールがしやすくなったり、昼夜問わず適切なタイミングでおむつ交換ができたりと、さまざまなメリットをもたらします。

▲画像提供:新東工業株式会社

介護現場の声を取り入れ機能性を追求

施設で働く介護スタッフの中には、皮膚トラブルや訪室の頻度により、睡眠の妨げなどを心配する方がいます。しかし、これらの問題を緩和するのは容易ではありません。そんな介護スタッフの皆様の切実な思いをお聞きし、少しでも介護に携わる方の負担軽減につなげたいとの思いから同製品は誕生しました。同社がこだわったのは、シンプルでコンパクトかつ簡単に操作できるシステムです。

実際に同製品を使用した施設からは、「便失禁が減少した」「便汚染によるシーツ交換の回数、被服交換の回数が減少した」といったお声が届いています。

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新東工業株式会社

三重化学工業株式会社

三重化学工業株式会社は、保冷剤をはじめ、作業用手袋、医療・介護用具などの企画開発・製造メーカーです。「良い品を安く創造し社会の繁栄に貢献する。」を基本方針に掲げ、時代の変化に合わせながら、独自のアイデアで常に新しいものづくりにチャレンジしています。

2020年には、同社の研究所となる「ミエラボ」を設立。企業や組織の垣根を超えた技術開発、製品化に邁進しています。

体の痛みや緊張を和らげるリハビリ用温熱パック「ホットパック-mie」

▲ホットパック-mie/画像提供:三重化学工業株式会社

「ホットパック-mie」は、慢性期の痛みの緩和や拘縮を改善するための温電法ケア製品です。頸部・腕脚用、腰部・首肩用、腰部・背中用の3タイプがあり、それぞれ加熱・蓄熱した温熱効果で患部を温めて消炎鎮痛処理をします。患部に合わせて使い分けができるので、首や腰など患部にぴったりフィットし、じんわりと心地よく温めてくれます。

「ホットパック-mie」の特色

▲画像提供:三重化学工業株式会社

使用する上で、使いやすさと耐久性が気になるという方は多いでしょう。同製品は、65℃~80℃のお湯で温めるだけで簡単に使用することができます。そのため、業務が多い介護施設でも取り入れやすいのが魅力です。

また、本体袋には耐熱・防カビ加工フィルム、内容物には独自の吸水性ポリマーや防腐剤を使用するなど、耐久性だけでなく、保温性や衛生面にも優れています。同社が強みとする、保冷・保温の技術とノウハウを活かした製品です。

治療効果が期待できる症例

年齢を重ねると、関節や骨の老化、転倒事故など、さまざまな要因から体に痛みが起こることが増えてきます。同製品は、疼痛の緩和、筋スパズムの緩解、血行改善などの治療に役立てられており、介護老人保健施設をはじめとする介護施設はもちろん、整形外科やリハビリテーション科といった医療機関でも広く用いられています。

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三重化学工業株式会社

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