介護に携わる人や受ける人の有益性を追求する企業

介護のアイデア 2021年11月16日
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介護は人と人との対面コミュニケーションで成り立つ、気遣いの必要な仕事です。そこで、介護に関するさまざまなアイデア製品を活用すれば、介護者は業務を円滑に進められますし、介護を受ける側はきめ細やかなケアを受けられます。本記事では、介護者や要介護者の「こういうのがあったらいいな」という願いをカタチにする2企業に注目しました。

レバウェル介護 『介護の日特設WEBサイト』を期間限定で公開中!

レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:
https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024

目次

三昌商事株式会社

大阪府大阪市に本社を構える三昌商事株式会社は、自動車業界や情報通信業界を中心に、電子部品をはじめ、機械部品や電線などを販売する企業です。創業1916年という長い歴史を持つ同社は、現在アメリカはじめ、ドイツやインド、中国など、世界各地で事業を展開し、今後ますます需要の高まりが見込まれる半導体・エレクトロニクス市場を支えています。

また、2013年には、長きにわたり培ってきた技術やノウハウを活かして、介護業界向け見守りシステムの開発に着手。介護業界が抱える問題や、避けられない高齢者問題の課題解決に積極的に取り組んでいます。

簡単な設置でスマートに使える見守りシステム「CareBird(ケアバード)」

「CareBird(ケアバード)」は、施設入居者や在宅介護を必要としている利用者の状態を24時間、どこにいても見守りできるシステムです。非接触バイタルセンサーによる入居者のバイタルを測定することで、入居者の1日の生活リズムを把握できます。

なお、入居者の状況はパソコンやスマホ、タブレットなどの端末で簡単に確認できるので、居室への訪問回数を減らしながら効率よく業務を進めることが可能です。また、不必要な訪問がなくなることで、入居者一人ひとりに向き合う時間ができたり、しっかり休息を取ったりと、時間を有効活用できます。

▲画像提供:三昌商事株式会社

利用者の状況を一括確認

同製品の特徴は、呼吸や脈拍といった入居者のバイタルだけでなく、睡眠状態も一目で確認できることです。画面には、部屋番号ごとに、睡眠時・臥床時・起き上がり・異常or離床時のアイコンが表示され、起きている入居者から優先してケアできるので、慌てることなく安心して業務に取り組めます。

また、脈拍低下や呼吸低下などのバイタル異常時、ベッドからの離床時に介護スタッフへ通知されるので、どこで業務を行っていても即座に入居者のもとへ駆けつけ対応することができます。

さらに特筆すべきは、入居者の睡眠時の左右バランスを把握できること。左右どちらの方向を向いて眠っているかをチェックできるので、床ずれ予防にもつながります。

非接触バイタルセンサーでストレスフリーな環境を実現

常時見守らなければならないとはいえ、体の一部にバイタルセンサーが装着されることにストレスを感じるという入居者は多いものです。同製品は、マットレスの下に非接触バイタルセンサーを設置するタイプになっているため、入居者は違和感なく日常の生活を送りながら介護を受けられます。

また、体に直接装着しないので、かぶれたり痒くなったりといった肌のトラブルも心配ありません。肌の弱い入居者も安心・安全に利用することができます。

▲画像提供:三昌商事株式会社

施設と利用者双方にメリットをもたらす「CareBird(ケアバード)」

同製品を設置することによって、さまざまなメリットを得られます。たとえば、夜勤が発生する入居型介護施設や短期入所サービスなどの場合、スタッフの人数が少ない夜間も画面上で入居者状況を確認できたり、睡眠データを夜勤のシフトを組む際の参考にできたりと夜勤スタッフの業務負担の軽減に役立ちます。

介護士さんの中には、「スタッフが少ない夜勤は責任が重くてきつい」「安否が気になってついつい何度も見回りをしてしまう」と悩む人もいるでしょう。そんな精神的に辛くなりがちな夜勤のストレスを和らげます。

また、年齢を重ねると寝付きが悪い、眠りが浅くなるなどの睡眠障害が現れることが多く見られます。入居者によっては、物音がすると目が覚めてしまうケースも珍しくありません。見回りの回数が減ることで、入居者もゆっくり睡眠をとることができるでしょう。

詳細情報

三昌商事株式会社

ファーフィールドサウンド株式会社

ファーフィールドサウンド株式会社は、ハンズフリー通話音声信号処理ミドルウェア「GARAGE」「CABIN」の開発・販売を中心とした事業を展開しています。

大手有名企業の音声研究の第一線で活躍したメンバーが集まる同社は、自動車をはじめ、オフィスや一般家庭、モバイル分野向けの製品・サービスなどの音声ソリューションを通して、より豊かで快適な暮らしの実現を目指しています。

面会のあり方を変える「kicoeri」

新型コロナウイルスの影響でマスク着用が当たり前になったり、スーパーのレジや官公庁の窓口、病院の受付などに飛沫感染防止のアクリル板が設置されたりと、日常生活は大きく変わりました。介護施設も例外ではありません。施設の大半は、入居者の家族や友人が面会に訪れた際、アクリルパーティション越しの面会を実施しています。新しい生活様式を実践するうえで課題となっているのが、相手の声が聞こえにくい・聞き取りづらいことです。特に、聴覚にハンデを抱える人や高齢者にとって、「聞こえない」のはストレスに感じるだけでなく、日常生活にも支障をきたしてしまいます。

そんな、聞こえに関する問題を解消すべく開発されたのが、「kicoeri(キコエリ)」です。同製品は、飛沫感染防止用のアクリルパーティションやビニールシートに取り付ける双方向会話アシストシステムで、マスクやパーティション越しでも大声を出すことなく会話をすることができます。

▲画像提供:ファーフィールドサウンド株式会社

「kicoeri」の特徴

仕事中や面会などの際、お互いの距離がパーティションから50cmほど離れているということもあるでしょう。同製品は、そんな状況下でもしっかりと聞こえをサポートし、スムーズな会話を実現します。また、周囲の騒音に応じた自動音量調節機能も搭載されているため、常に快適で丁度いい音量レベルで会話をアシストするのも見逃せないポイントです。

なお、音声制御は常に一定の音量でアシストするFix、周囲が騒がしいときは大きく静かなときは小さい音量でアシストするMid、騒がしいときはMidより大きく静かなときはMidより小さな音量でアシストするAutoの3種類が備わっているので、それぞれのシーンや利用する人に合わせて便利に使い分けることができます。優れた聞き取り性能と音質は、音声信号処理技術に強みを持つ同社の特性と言えるでしょう。

シンプルな仕組みとどこでも使える手軽さが魅力

▲画像提供:ファーフィールドサウンド株式会社

同製品は親機と子機で1セットとなっており、親機と子機のマグネットでパーティションを挟み込むだけで簡単に取り付けることができます。万が一、親機と子機をパーティションで挟めない場合や本体で視界が遮られるのが気になる場合は、マイクのみをパーティションに取り付け、親機・子機は机上に置くことも可能です。また、これまでのインターホンのようにスタンドマイクを設置しないハンズフリータイプなので、衛生面で安全なうえ、マイクやスピーカーなどの機器があると緊張してうまく話せないという高齢者も安心して利用できます。

人と話すことは、高齢者にとってコミュニケーションを深めるだけでなく、ストレス解消や認知症予防にもつながります。同製品は、コロナ禍で会話の機会が減ったり、マスクで話しづらかったりと、さみしさを感じている利用者を「聞こえ」でカバーしています。

詳細情報

ファーフィールドサウンド株式会社

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レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024

※この記事の掲載情報は2021年11月16日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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