介護業界に独自の技術で参入!新アイテムを創出する注目企業

介護のアイデア 2021年11月15日
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幅広い分野で、世界に誇る技術を持っている企業があります。また、その技術で企業利益を求めるだけでなく、人の役に立つ製品やサービスを生み出し、社会に貢献しています。ここでは、介護業界が抱える課題を新たな切り口で解決しようと奮闘している企業を紹介します。

目次

株式会社 アコーズ

長野県に本社を構える株式会社アコーズは、健康や医療に関する機器および解析ソフトの企画・開発・製造・販売を通して、全ての人々の健康づくりに尽力している企業です。同社は国内外に独自のネットワークを設けさまざまな製品を創出しており、そのなかでも健康維持や身体能力の回復に役立つ活動量計が注目されています。

リハビリ歩行計「AM800N」

▲画像提供:株式会社 アコーズ

注目したい特徴

同社では、日常の活動や運動の量を計測できる活動量計を開発しています。脚の筋力を推定できるもの、坂道や階段での歩行を検出できるウォーキングにぴったりなもの、身に付けなくてもポケットやバッグに入れるだけで計測できるものなど、これまでさまざまなタイプの活動量計を世に出してきました。

その中に、ほかの製品と一線を画す機能を持つ、リハビリに特化した歩行計があります。これまで高齢者が歩行訓練を行う場合、小股でゆっくりとした動きや不規則な歩行、すり足などが多いため、従来の活動量計では正確に計測することができませんでした。これを可能にしたのが、リハビリ歩行計「AM800N」です。

この製品は独自のアルゴリズムにより、動きの少ないすり足の歩数を高感度でカウントできるうえ、上下の動き、前後左右の不規則な動きをそれぞれ通常歩数とリハビリ歩数として計測することができます。また、それらの割合から、リハビリの進捗度を打ち出すことも可能です。

「AM800N」に期待できること

モチベーションアップと情報共有

リハビリを行っていても顕著な効果が見られないと、当人のモチベーションが下がり気味になります。高齢者の場合、加齢により身体機能が低下しているため、それこそリハビリの成果が見えづらいものです。

その課題を解決してくれるのが、リハビリ歩行計「AM800N」です。従来の類似品とは異なり、リハビリ特有のゆっくりとした動きもカウントできるため、たとえリハビリの進捗が緩やかでも一定の達成感を日々感じることができます。

なお、計測結果は専用アプリを通してデータ化し、グラフや印刷、CSV出力などで可視化できるため、施設スタッフへの共有も手軽に行えます。リハビリの効果を得るには、本人の努力はもちろんですが、周囲が上手く促すことも大切です。リハビリ歩行計「AM800N」の細やかで正しい情報は、そのような適切なサポートや声掛けに大いに役立ちます。

詳細情報

株式会社 アコーズ リハビリ歩行計「AM800N」

ユーピーアール株式会社

ユーピーアール株式会社は、物流機器・輸送機器のレンタルおよび販売、物流IoT事業、ICT事業などに取り組み、社会のあらゆる課題に挑戦する「ソーシャルシェアリングサポーター」です。高い品質・利便性・経済性を創出する努力と優れたアイデア力を活かして、労働環境を改善するためのアシストスーツを開発したことで、さらに注目されています。

アシストスーツ

多彩なシリーズ展開と製品の特徴

▲画像提供:ユーピーアール株式会社

たとえば物流業界では、重量物の持ち上げや持ち下げの際に、作業者の身体に大きな負担がかかることが問題視されています。腰や背中を痛めるリスクは、作業者の勤労のみならず人生にも大きな影響を与えかねません。

そこで、同社では、さまざまな作業者の負担軽減のため、アシストスーツ事業を立ち上げました。数千社のデモ実績をもとに、肩から脚にかけて装着するアシストスーツ「SUPPORT JACKET Bb+シリーズ」を開発。独自開発のBb+(バックボーン)で良い姿勢に導き、背骨や腰をしっかりと守りながら、物の持ち上げ下げ作業に伴う前屈や起き上がりをスムーズに行える機能を搭載しました。

現場のニーズや使用シーン、価格などを考慮し3つのタイプを展開することで、物流業界のみならず製造や農業、介護などあらゆる方面に導入されています。

介護現場で選ばれる理由

作業環境の改善と効果

▲画像提供:ユーピーアール株式会社

介護の現場では、ベットや車イスへの移乗介助、入浴介助、排泄介助など中腰で行う動作が多くあるため、介護をする側の腰や背中に大きな負担が生じます。なかには、腰痛が原因で思うように動けずジレンマを抱いたり、疾患などで離職せざるを得なかった人もいます。

このような人的負担は現場の人手不足にもつながるため、どの介護施設でも何らかの対策を取る必要があります。
この課題を受け、最近ではアシストスーツに注目する介護施設が増えてきました。実際に導入している施設のスタッフからは、「腰や背中をしっかりサポートしてくれる」「身体への負担が減り作業効率がアップした」「意外に着脱が簡単」といった声が聞かれ、製品の有用性が認められています。

スタッフの負担軽減や離職・人手不足の回避に加え、介護の質向上も期待できるアシストスーツは、介護をする側はもちろん、施設利用者やその家族にとっても安心感をもたらす商品だといえます。

詳細情報

ユーピーアール株式会社 アシストスーツ「SUPPORT JACKET Bb+シリーズ」

シーライヴ株式会社

シーライヴ株式会社は、ITの知識と技術に長けている特性を活かして、企業・官公庁・大学向けWebサイトの構築・運用、システム開発、コンサルティングなどの事業を行っている企業です。幅広い分野に貢献してきた実績をもとに、さまざまなニーズに応える製品やサービスを創出しています。

「ほすぴタッチ」

ほすぴタッチの主な機能・特徴

▲画像提供:シーライヴ株式会社

介護業界には、一般企業とは異なる複雑なシフトや独特な勤務ルールがあります。そのため、シフト編成は人の手で行うことが多く、現場のシフト管理者に大きな負担がかかっているのが実情です。

そこで、同社は国立大学附属病院と連携し、医療・介護・ヘルスケア業界の勤務シフトを自動作成するシステム「ほすぴタッチ」を開発しました。ほすぴタッチの大きな特徴は、AIと数理モデルが医療や介護業界独特のシフト形態や勤務ルール、個々人の希望や都合などをトータル的に判断し、シフト表を自動作成してくれるという点です。

しかも、何十万・何千万通りもの組み合わせ処理が可能で、個人やチーム、役割などを考慮したうえで最も適切なシフト表を作ることができます。スタッフ間でのシフト交代も各デバイスで簡単に行え、高い利便性があります。

また、クラウドサービスなのでソフトの購入は不要。インターネット環境さえあれば、PCやタブレット、スマホなどを通してすぐ利用できるのも導入しやすいポイントです。また、ほすぴタッチのこの「組み合わせ」技術を用いて、空きベッドの効率的運用を目指すベッドコントロールへの応用研究も国立大学と共同で始まっています。

介護の現場にもたらすメリット

課題解決と職場環境の向上

▲画像提供:シーライヴ株式会社

ほすぴタッチによるシフト自動作成は、シフト管理者の負担が軽減されるだけではなく、さまざまなメリットを生み出すことが期待できます。まず、勤務を合理化および公平化することで、スタッフは物理的にも心理的にも勤務しやすくなり人材の定着に繋がります。常に人手不足の問題を抱えている介護業界において、このメリットは大きな意味を持つでしょう。

また、労働環境を物心両面で改善することは、現在介護に従事している人への恩恵はもちろん、介護業界のイメージアップにもなります。介護に携わりたいという志をもつ人、施設利用者やその家族にとっても安心できるでしょう。

少子高齢化やコロナ禍と先行き不透明な状況の現在、介護施設が直面する問題は多々あります。しかし、だからこそ勤務環境を整えて、介護の質を落とさないことが大切なのです。

詳細情報

シーライヴ株式会社 ほすぴタッチ

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