介護・医療現場では、情報共有や記録作業に時間をとられ、利用者さん(患者さん)の健康管理とケアに集中できないこともあるでしょう。そのようなときに重宝するのが、適切な健康管理と業務効率化が同時に実現するツールです。本記事では、芙蓉開発株式会社と同社が開発した「安診ネット」を紹介します。
「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。
サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。
目次
芙蓉開発株式会社
芙蓉開発株式会社は、ヘルスケア・メディカル系のシステムの開発・販売に注力する企業です。「新たな価値創造により、人々の健康と笑顔を作ります。」を事業部理念とし、医療機関と開発部門が協力しながらシステム改良を続けてきました。同社の健康管理システム「安診ネットOne」は、患者さんの健康を管理する病院での現場手法をICT化したものです。
重症化予防、早期発見に有効なコア特許技術とは
高齢者一人ひとりに最適な医療を提供するために重要なのは、同社独自のコア特許技術です。
1つ目は、「バイタル異常値検知技術」です。これは個人ごとにAIが基準を作り、それに基づいてバイタルの異常値を検知するという技術です。この技術により、体温や血圧、脈拍などのバイタルデータ分析を行い、患者さんに発生した異常値を素早く検出します。
もう1つは、各人のバイタル評価基準を利用した「バイタルスコアリング技術」です。バイタル異常値に基づいてリスクを算出し、早期発見と重症化リスクの評価を実施します。
同社ではこれらの技術を運用し、高齢者の重症化予防および早期発見の実績を上げてきました。現在は医療・介護・ヘルスケアの分野におけるICT商品をリリースするほか、各メーカーにAPIという形でコア技術の提供もしています。
介護施設や医療の場での健康管理や業務効率化に役立つ「安診ネットOne」
介護施設での健康管理や業務効率化に役立つ安診ネットOne
安診ネットOneは介護施設以外に、慢性期病院や訪問医療、オンライン診療などで活用されます。病気の早期発見と重症化リスク軽減に役立つのはもちろん、人員配置が適正化することができるようになるのも同システムの利点です。ICTで業務が効率的に行えるようになるため、適正な職員数での現場運用が実現します。
健康管理や記録作業に時間がかかりすぎている現場で用いれば、業務の省力化につながるでしょう。測定と記録は同時に行うことができ、介助記録の転記もボタン1つで完了します。
また、介護職員と看護師の情報共有がしやすくなるのもポイントです。介護記録も看護記録も一括管理されるため、双方の情報が容易に確認できます。じっくりと話し合う時間が取れなくても、画面上で情報交換ができるでしょう。
様々なシーンで役立つ安診ネット One
安診ネット Oneは介護施設以外の様々なシーンでも活用が可能です。
自治体向けとしては、新型コロナのホテル療養や在宅療養で、療養者の健康管理、情報共有システムとして運用されています。療養者が自身で測定したバイタルデータを医師や看護師、また自治体と共有し、急変があったり、重症患者を早期にとらえ、入院の調整もスムーズに行えるようになっています。
また、訪問医療やオンライン診療では、バイタル、症状、既往歴を先に確認しておくことが可能です。事前準備が省略できるため、診療がスムーズに、また日頃のデータをもとに行うことができるようになります。
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