高齢者の転倒防止製品や介護リフトを開発する企業

介護のアイデア 2021年7月26日
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高齢者は、ちょっとした転倒でも大ケガや寝たきりにつながります。立ったり座ったりといった日常的な動作にも気を配らなければならず、介護する側の施設職員やご家族が疲弊してしまうことも多々あるでしょう。本記事では、介護施設でも活用しやすい「立ち・座り」補助用のツールを提供する企業を紹介します。

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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

マツ六株式会社

マツ六株式会社は、ビルや住宅の資材を扱う専門商社です。生活情報と最新技術を常に先取りしながら、商品とサービスの研究開発を推進。2021年には、創業100周年の節目を迎えました。同社では、高齢者の転倒を予防するための「手すり」も開発しています。

▲画像提供:マツ六株式会社

【高齢者の転倒予防の大切さ】

高齢者は若年層と比べて筋力や視力、バランス感覚などが低下しているため、低い段差でも転倒しやすくなります。高齢者が転倒により骨折などの大けがを負えば、完治に時間がかかり、寝たきりになってしまう場合もあります。

転倒時の症状によっては、命に関わる重篤な状態になったり、最悪の場合、死亡したりするケースも。高齢者の転倒に対する危機意識を高め、積極的に予防していく心構えが必要になります。

【高齢者の転倒を防ぐプロダクト「LOHATES」】

LOHATES(ロハテス)は、高齢者の動作を補助し、転倒を予防する手すりです。介護面での機能性だけでなく、インテリアとしても違和感がないデザイン性も兼ね備えています。

▲画像提供:マツ六株式会社

・利用者の声

LOHATESを導入した大阪市のクリニックでは、80代や90代の患者さんが来院することがあり、膝に痛みを覚える方も多かったとのこと。しかし、LOHATESのお陰で立ったり座ったりが楽になり、「あれは良いね」と言ってくれる患者さんもいたそうです。

また、脳梗塞を経験した女性は、母の日のプレゼントとして息子さんからLOHATESを贈られました。それまでは手すりや杖を意識したことがなかったものの、LOHATESを使い始めてみたら立ち上がりが楽になり、家事も円滑にこなせるようになったそうです。

・ちょっとした立ち座りに「LOHATES STOOL2°」

2020年11月、同社は立つ・座るをデザインした椅子「LOHATES STOOL2°」を発売しました。座面に傾斜が2度ついているのが特徴で、座った際に骨盤が立ち上がりに適した角度に前傾。スムーズな立ち上がりを促します。

【詳細情報】

マツ六株式会社

アイ・ソネックス株式会社

アイ・ソネックス株式会社は、福祉用具、リハビリテーション機器、生活支援用具を製造販売している企業です。ポジショニングクッションや車椅子クッション、口腔ケア用品などさまざまな製品を扱っていますが、ここでは排泄ケア用の介護リフトを見ていきましょう。

▲画像提供:アイ・ソネックス株式会社

【介護施設の排泄ケアの難しさ】

リフトを使わずに排泄ケアをする難しさを実感している介護職員は多いでしょう。利用者さんを抱きかかえての移乗は、介護者の腰痛を引き起こすことがあります。すべて手作業では手間取って上手くいかないこともあるうえ、時間がかかるほど利用者さんが羞恥心を感じやすくなってしまうのも問題です。

【排泄ケア用介護リフト「スカイリフト」】

スカイリフトは、介護保険が適用できる排泄ケア用のスタンディングリフトです。洋式便器の使用時以外に、ポータブルトイレでの排泄や尿瓶を用いた排尿、パッド交換といった場面でも活用できます。

同製品の特色は、立ち座りが適切にできるようになることです。座るときは奥の方まで深く腰かけられるため、座り直す手間が省けるとともに、滑り座り防止にもなります。また、立つときは、胸パット・スリング・膝パットが体幹と足腰をサポート。完全な起立姿勢が可能になります。

軽い力だけで押し引き操作ができ、小回りも利くことから、介護職員の肉体的負担の軽減にもつながるのもポイントです。車輪が6つついており、前輪キャスターの荷重が分散される仕組みになっているのがその理由。加えて、製品の幅が50cm程度のため、やや狭いトイレ空間でも利用者さんの横に立って介助できるでしょう。

▲画像提供:アイ・ソネックス株式会社

【詳細情報】

アイ・ソネックス株式会社

株式会社モリトー

株式会社モリトーは、介護リフトやリハビリ用免荷式歩行リフトの製造販売に注力する企業です。これまでに、「移動」「移乗」「歩行」という3つのテーマに特化した製品を開発してきました。

【介護リフト「つるべー」シリーズ】

バリエーション豊かな「つるべー」シリーズのうち、ここではベッド用と入浴用・トイレ用を取り上げます。

・ベッド用リフト

ベッドの重さを利用する設置式のリフト。長さや幅が調節できるため、大小さまざまなベッドで使用可能です。低床ベッドでも、オプション接続で使える可能性があります。レイアウト次第では、ポータブルトイレを動かさずリフトに移乗できます。

移乗用リフトとしてのご使用以外に、専用ハーネスを使用すれば安全を確保しながらベッド上で背面開放の端座位をとれます。

Bセットは支柱の配置を頭側の左右、足側の左右いづれかから選択でき、360度回転するので、掃き出し窓から屋外の車椅子へ乗り換えなどレイアウト次第で様々な使用ができます。

BBセットは、2関節タイプで稼働範囲が拡がります。専用ハーネスを使用すれば端座位姿勢、立位姿勢、立位歩行を段階的にサポート。立位からの車椅子移乗、トイレ移乗を可能にします。

▲画像提供:株式会社モリトー

・入浴用、トイレ用リフト

様々な設置方法があり、突っ張り棒固定式ならユニットバスにクギやネジなしで簡単に設置できます。アームとモーターを取り外せばご家族の入浴時の障害物になることもありません。移動は軽く押すだけで済むため、介護者の労力が軽減されます。

F1セットは1関節タイプなので、着座位置が固定され操作が簡単です。

もう一つのF2Rセットは2関節タイプで可動域が拡がり、脱衣所から浴室まで移動するときに役立ちます。入口が狭い場所の出入りがスムーズに行えるのが利点であり、トイレ用としても適しているでしょう。

▲画像提供:株式会社モリトー

【同社が選ばれる理由】

利用者さんはもちろん、介護職員やご家族の使い勝手も考慮されているのが選ばれる理由になっていると考えられます。高齢者や女性でも少し力を入れるだけで容易に操作できる点が、同社の製品の強みだといえます。介護施設で導入すれば職員の負担が軽くなり、健康で長く働いてもらえる可能性が高まるでしょう。

【詳細情報】

株式会社モリトー

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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2021年7月26日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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