
障碍のある作家が制作した作品の独創性と自由な感性が、今アート界で大きな注目を集めています。本記事では、NPO法人障碍者芸術推進研究機構〜天才アートKYOTO〜の活動を見ていきましょう。
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目次
天才アートKYOTO
天才アートKYOTOは、表現や制作の意欲を持つ人々が創作に打ち込める場を確保しつつ、作品展示や様々なプロデュースをしています。その制作の成果を公開することで、障碍のある作家の優れた創造性と作品の芸術性に対する認知度を高め、芸術界の発展そのものに寄与することを目標としています。
近年、障碍のある作家の表現能力が注目を集めており、国内でも先進的な試みがなされるようになってきました。京都の福祉施設でもそうした試みは実施されているものの、その数はまだ少ないのが現状です。
天才アートKYOTOでは、障碍者の多様な創作活動や、作品の販売とデザイン化による新しい就労形態を開発。事業を通じ、自立と社会参加が可能なノーマリゼーション社会を目指します。障碍者介護に携わる人たちにとって、注目すべき活動といえるでしょう。

・NPO法人障碍者芸術推進研究機構
天才アートKYOTO名称は、NPO法人障碍者芸術推進研究機構の愛称です。創設時の理事長が作品群をみて「この人達は天才だな」と呟いたことに由来しています。同団体は障碍のある作家の表現能力の推進と研究により、世界の芸術発展をめざします。
障碍がある人の表現活動を支える活動
天才アートKYOTOでは、次のような活動をサポートしています。
【展覧会の主催】
2020年度開催の展覧会は、下記のとおりです。
・第8回「天才アートKYOTO展2020 – OPEN STUDIOS -」
同団体の拠点である新道アトリエ(元新道小学校/現在、アトリエは移転)で、登録作家40名が独創的かつ自由な作品を制作しています。そこから生まれた作品の展示及び、公開制作と制作の様子を写した映像を交えて、「いま、ここで」作品が生み出される臨場感ある展覧会をしました。

・「まちなかにアートの彩り!」展
四条通り地下通路を会場として、B1サイズの作品ポスターを展示。ポスターは同機構の作品の高精細アーカイブデータを用いています。
【作品アーカイブ事業】
天才アートKYOTOは、2015年から作品のデジタルアーカイブ保存を行っています。アトリエに撮影専用スタジオを設置し、これまでに約1,750点を高精細デジタル画像として保存し、Web上に公開しています。
アーカイブデータはデザイン活用を希望する企業、または個人に有償で提供されます。アーカイブ料や作品販売・レンタル料から作家に著作料を払うことで、障碍者の自立と社会参加を促します。
【会報「天才アート」発行】
障碍のある作家による作品や活動を普及啓発する会報「天才アート」の発行にも力を入れています。展覧会の詳細をはじめ、作家・作品の紹介、作品アーカイブを通じたデザイン活用など、天才アートKYOTOの活動が幅広く紹介されているのが特色です。障碍者と接する仕事をしている人にも、参考になる取り組みが紹介されている可能性があります。
詳細情報
NPO法人障碍者芸術推進研究機構(愛称:天才アートKYOTO)
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