
自分とは異なる個性を持った人との出会いは、社会をより良くしていく価値の発見につながることがあります。「障害」に対する先入観・思い込みを取り払うことも、潜在的な価値を見出すきっかけとなるでしょう。本記事では、すべての人が強みと価値を発揮しながら働く方法を提供するveernca合同会社を紹介します。
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veernca合同会社
veernca合同会社は、人間同士の違いを価値とみなし、社会的障害を感じることのない働き方をデザインしている企業です。同社では、障害とは個々にあるのではなく、社会や環境、仕組みに存在するものと考えています。社会的障害をなくせば、すべての人が強みや価値を発揮できる働き方が実現するでしょう。同社は斬新なアイディアで、障害に対する「先入観」「思い込み」を取り払います。
【Valuable Designを軸に新しい価値をつくる】
同社がまとめた「Valuable Design」とは、潜在的な価値を可視化し、新たな価値を創出するためのデザインのこと。Valuable Designはワークショップ、およびソリューションをデザインする際に有効とされます。Valuable Designを実施するプロセスは、以下のとおりです。
・信頼関係の構築
会話や食事、協同作業などを通じて、チームメンバー間の信頼関係構築を図ります。
・潜在的価値の発見
チームメンバー間の対話から、各人が持つ潜在的な強みや価値を見出す段階です。デザイン対象に関する話題をあらかじめ用意しておき、そのテーマについて考えていること・実践可能なことを掘り下げます。
・価値の顕在化
アイディエーション、プロトタイピングといった手法で、発見された価値を顕在化させます。
・価値の提示
価値を外部に提示してフィードバックを得て、内容をブラッシュアップします。

視覚障害者向け情報記憶アプリ「moom」
moomは仮想のメモ用空間を展開し、部屋に物を置くような感覚で情報を管理するツールです。同アプリの仮想空間には、名言や音楽などの情報をコンテキストに応じた場所に配置できます。部屋は数種類作成でき、コンテキストを含めて情報を登録すると、その情報が仮想空間に配置される仕組みになっています。
同アプリは、チームメンバーの1人で視覚障害を持つ松村道生氏の情報記憶法から着想を得て開発されました。一口に視覚障害といっても程度や症状は人により異なるため、すべての情報をメモなどに記録するのが難しいケースもあります。松村氏は頭の中に部屋を思い描き、そこに情報を配置していくという方法で記憶していたそうです。

視覚障害者向け音声SNS「heart」
heartは日常音を投稿し、共有するためのSNSです。視覚障害の有無にかかわらず楽しめ、想像力がかき立てられるSNSの構築を目的として開発されました。ユーザーは投稿するだけでなく、投稿者に対して音の「いいね」で反応することもできます。
視覚情報に頼っていると、聞き逃してしまう音も多くあるでしょう。同アプリを使用すれば、日常生活がかけがえのないものに思えるとともに、投稿者が現在身を置いている環境や気持ちを想像することにもつながります。
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