間接的な形で介護現場を支える団体紹介

仕事 2020/10/20
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◆はじめに


作業負担軽減につながるロボットを作る、当事者の課題解決を図る、心の癒しを通じて利用者さん・スタッフさん双方をサポートするなど、間接的な形で介護を支える企業や団体が多くあります。そこで今回は、株式会社イノフィス、NPO法人Next Seeds、特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会の3団体を紹介します。



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◆株式会社イノフィス


まずは、介護現場の負担を少なくするロボットを扱う企業を見ていきましょう。

【株式会社イノフィスとは】


株式会社イノフィスは、「生きている限り自立した生活を実現したい。」というミッションの下、人のためのロボットを開発・販売する東京理科大学発のベンチャー企業です。重労働やケガ、病気、バリアフリー未整備といった個人・社会両面での課題解決を目指しています。

同社の主たる事業は、介護福祉機器や産業用特殊機器の開発、設計、製造、販売など。イノフィスという社名が「Innovation for Physical Support」に由来することからもわかるように、夢のようなロボットを作るというよりは、あくまでも困っている人を支えるためのプロダクト作りをコンセプトとしているのが特色です。

【介護でも使えるマッスルスーツEvery(エブリィ)】


介護現場で使える「マッスルスーツEvery」は、空気の力で働く人工筋肉によって腰の負担を軽減するアシストスーツ。すべての人が健やかな生活を送れるようにするべく生み出された同製品は、日常的な力仕事の支えとして有用です。

リハビリイメージ
人を抱える、重い荷物を持ち上げる、中腰姿勢の作業場面で同製品を用いれば、体の動きがサポートされ、腰にかかる作業負担が軽減されます。具体的な活用場面としては、介護施設での介助、工場での組み立て、農業での耕作・出荷作業などが想定されます。

同製品の優れている点は、10秒で装着が完了すること。リュックサックを背負うように装着したら、あとはベルトを締めるだけ。操作も簡単なので、誰もが気軽に利用可能です。また、本体重量は3.8kgに抑えられており、体力に自信がない方にも使いやすい設計となっています。

model_innophys_2小さめ

【詳細情報】


株式会社イノフィス
https://innophys.jp/


◆NPO法人Next Seeds


続いては、若年性認知症のサポートに力を入れているNPO法人です。

【NPO法人Next Seedsとは】


NPO法人Next Seedsは、若年性認知症の当事者とそのご家族が不安を感じずに暮らせる社会の実現を目的に活動する団体。地域の人たちや医療機関、介護施設、企業などを相互に結びつける役割を担いたいという思いを抱き、各活動に取り組んでいます。

同団体では目的を達成するべく、①当事者やご家族の課題解決、②社会への若年性認知症の疾患啓発 の2つが重要と考えています。多様なバックグラウンドを持つメンバーのスキル・発想を寄せ集め、これまでに無い新たな形で上記活動に取り組んでいます。

若年性認知症イメージ

【事業内容】


1.当事者や家族の課題解決に関する事業


《当事者・ご家族向け》
当事者とご家族に向けては、就労支援や勉強会、当事者会のサービスを提供。就労支援サービスでは、就労先候補の調査や人事担当者への提案、職場スタッフとの面談に対応します。

家族支援イメージ
《お困りごと解決サービス》
お困りごと解決サービスでは、まず悩み事の内容を明らかにし、その上で綿密にコミュニケーションをとりながら最善の解決策を導き出します。

2.社会への若年性認知症の疾患啓発事業


《他要素をかけ合わせた疾患啓発事業》
教育やエンタメ・アートといった要素を絡めて若年性認知症の疾患啓発を実施しています。

《企業・地域の方向け》
企業や地域の方に対しては、疾患啓発イベント・認知症サポーター養成講座・課題解決ワークショップを実施しています。

・認知症サポーター養成講座
認知症サポーターとは、認知症の正しい知識と理解を有し、当事者およびご家族を手助けする人材のこと。講座受講により、誰もが資格を取得することができます。記念すべき第1回講座は、NPO法人Next Seedsメンバーを対象に開催されました。

【直近の活動】


企業向けロジカルシンキング講座(テーマ:若年性認知症当事者の課題解決)
プロジェクションアート企画(金沢21世紀美術館にて)

◆詳細情報


NPO法人Next Seeds
公式サイト
フェイスブック


◆特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会


最後に、花の癒しの力を活用する団体を紹介します。

【フラワーセラピー普及協会とは】


特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会は、フラワーセラピーをさらに発展させることを目標に、人材の育成および技能向上、セラピストへの情報提供、海外との文化交流活動に取り組んでいます。

また心悩める人が内面より打ち勝つ力を培うことをお手伝いするのもフラワーセラピストの役目です。協会では、「命の相談プロジェクト」を立ち上げ、ボランティア・アドバイザーの育成も行っています。

同団体が育成に注力するフラワーセラピストは、花に関する知識と豊かな感性を活かし、サポートを必要とする人の支援者となれる人材です。同団体は認定校や資格保持者らと協力し、フラワーセラピーのさらなる普及・発展を目指しています。

フラワーセラピーイメージ

【フラワーセラピーについて】


・フラワーセラピーとは


フラワーセラピーは、花で心を癒す療法です。五感を使い、季節や行事ごとの植物に接することは、脳の活性化につながります。心を和ませて疲れを癒したり、ストレスから解放されたりするための術としても知られ、介護や医療の現場にも取り入れられています。

・フラワーセラピーの活用場面


フラワーセラピーは、介護者と被介護者の双方に良い心理的効果をもたらします。介護現場では、花の香りで心を癒したり、リハビリとして造花やアレンジメントを制作したりといった活用方法が考えられるでしょう。花を介することで、相手とのコミュニケーションがとりやすくなる可能性もあります。

フラワーセラピーは他の療法(アロマ、色彩、動物を介在させた手法など)との親和性も高く、専門知識を組み合わせることでさらなる癒し効果が期待できます。また、料理とともに食卓を演出したり、音楽演奏の場に装花をあしらったりして技術を応用するのも良いアイディアです。


▲2017年デンマーク、オーデンセフラワーフェスティバルのワークショップ

【詳細情報】


特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会
http://f-therapy.com/

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