聴覚心理に基づく技術でコミュニケーションを支援【株式会社オトデザイナーズ】

介護の仕事 2020年3月24日
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目次

はじめに

「音」と「耳」を主軸に新しい価値の創造を図る、株式会社オトデザイナーズ。音を通じて高齢者とのコミュニケーション円滑化を図る同社の取り組みは、介護に従事する方々にも参考になるでしょう。本記事では、同社の事業内容と関連情報を紹介します。

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株式会社オトデザイナーズとは

株式会社オトデザイナーズは、聴覚心理を基礎とした技術・サービスを扱う企業です。これまで、高齢者との会話を円滑にするサービスの提供や、音や聞こえに関わるアプリ・システムの開発に注力してきました。擬人化音声の制作や商品の音の解析などにも取り組んでいます。

事業内容

株式会社オトデザイナーズの事業内容は、以下の通りです。

【高齢者(シニア)対応サービス】

株式会社オトデザイナーズでは、高齢者対応に役立つスキルを学ぶ講習会を開催しています。主な学習内容は、加齢性難聴の仕組みと聞こえ方、接し方・話し方など。高齢顧客との適切かつ質の高いコミュニケーションを実現することが狙いです。

高齢者への声の伝わり方を体験する模擬難聴システムも提供しています。加齢性難聴の聞こえを実体験し、話し方のトレーニングができるのが、同システムの特徴です。高齢者と同じ条件で音声を聴くことは、良質なシニア向け商品・サービスを開発する上で大きなヒントになるでしょう。

高齢者のリハビリテーションツールとしては、ソラミミクイズがあります。体力を使わず、聴くだけで脳が活性化されるのが、このクイズの利点。高齢者向けのレクリエーションや販促キャンペーンでの活用が想定されます。

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【音や聞こえに関するアプリやシステムの開発】

株式会社オトデザイナーズは、音響工学・聴覚心理学に強みを持っています。専門性が高く、音を扱うアプリ・システムの開発実績の豊富さが同社の魅力です。

【聴覚心理に基づいた商品開発サポート】

株式会社オトデザイナーズの音分析は聴覚心理に基づいて行われますが、これは従来の音響物理解析とは趣旨を異にするもの。聴覚心理を基礎とすることで、顧客の感情・感性に訴えかけるデータが取得できるのです。

聞こえとコミュニケーションに関する情報

事業と関連づけられる「聞こえ」「コミュニケーション」の情報についても見ていきましょう。

【加齢性難聴について】

言葉が聞き取りにくい時は、安易に認知症初期症状か認知機能低下と決めつけず、まずは加齢性難聴の可能性を考えましょう。加齢性難聴は特殊な病気・障がいではなく、加齢に伴って誰にでも発生し得る老化現象。本人が気づかない無自覚難聴のケースも多いようです。

介護施設で働く方、在宅介護を行っている方は、高齢者の聞こえ体験をしてみてはいかがでしょうか。聞こえ体験をすることで、耳が遠い要介護者への理解を深めることができるからです。同社の動画をチェックしてみると、人の声が雑踏の音などの周囲の音のせいで、不明瞭でとても聞き取りづらくなることがわかります。

【40歳からの加齢性難聴セルフチェック】

株式会社オトデザイナーズは、加齢性難聴のセルフチェックシートを公開しています。加齢性難聴は誰もがなる自然な老化現象です。ほとんどの人で、40歳くらいから仕事や日常生活で何らかの支障が出始めていますが、進行が遅いために無自覚難聴の状態になっているケースが大部分です。40歳を超えた皆さんに、ご自身の加齢性難聴の進行状況を確認して頂き、日常生活や仕事に活かして頂きたいという思いから作成されました。

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【補聴器と集音器の違い】

補聴器と集音器の大きな違いは、薬事法に基づく認可を受けているかどうかです。補聴器は薬事法に言及された医療機器のため、製造は認可メーカーに限られます。
医療機器である補聴器は設計や開発の手順が定められており、メーカーは定期的な審査を受ける必要があります。審査規定を満たして、初めて補聴器という名称が使用可能になるのです。

詳細情報

株式会社オトデザイナーズについてさらに知りたい方は、下記URLをご覧ください。
https://www.otodesigners.com/

加齢性難聴や高齢者(シニア)対応サービスの情報は下記ページが便利です。
https://www.otodesigners.com/elderly.html

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※この記事の掲載情報は2020年3月24日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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