大分大学理工学部福祉メカトロニクスコースの菊池武士先生にインタビューしました!

ニュース 2019/03/08
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◆はじめに


『介護・福祉の現場で働く方に、いつもとは違った視点でその分野を研究している人を知ってもらいたい』という想いで始まったこちらの大学の研究室紹介。
第2回目は大分大学理工学部福祉メカトロニクスコースで『エイジフリー社会を目指すスマート材料・構造ロボティクス』を研究している菊池武士先生にお伺いしました。

「研究の概要について教えてください」


次世代ロボット技術はヒトとの直接的な接触を前提としているものが多く、これまでのロボティクス・メカトロニクス機器以上に安全への配慮が重要な課題です。本研究では、機能性材料(電気・磁気粘性流体、磁気応答性エラストマー等)や柔軟関節を用いた安全性の高いアクチュエータ、ハプティックデバイスの開発、それらを応用した新規なリハビリテーションロボット・福祉機器への応用を目指しています。

「研究の詳細について教えてください」


上肢機能訓練・評価ロボットSEMUL


電場で高精度なトルク制御が可能なER流体ブレーキを搭載し、VR空間(コンピュータ内)の物体を触った時に感じる反力を提示します。これを上肢(肩やひじ)や手指の運動機能訓練・評価に応用しています。

リハビリテーションの現場では療法士の手によって負荷をかけながら運動の練習をします。正確な力の提示は療法士の負担の軽減だけでなく、リハ効果の効率化に寄与します。さらに各種センサによる評価値のフィードバックは患者の訓練意欲を向上させます。

柔軟関節を応用した装具・歩行サポータ


従来の補助装具や装着型ロボットは、機械の関節軸と人間の関節軸を一致させるに大変な労力と経験が必要でした。そのことが一般向け製品の普及の障害になる可能性もあります。

そこで一つの解決策として、柔軟関節を用いることが考えられます。柔軟関節を用いれば、厳密な調整がなくても人体のサポートが可能になり、装着の手間と調整ミスによる人体への負担を軽減できます。当研究室では柔軟関節を用いた歩行補助装具の研究も行っています。

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「今後の研究の展望を教えてください!」


理工学部福祉メカトロコースと福祉健康科学部理学療法コースの研究者が共同でリハビリテーション・ロボティクス・リサーチセンター(R3C)を立ち上げました。

R3Cは、「リハビリテーション」(Rehabilitation)をすべてのヒトの社会復帰ととらえ、これに有用な新規な「ロボティクス」(Robotics)機器、もしくはそれを含むシステム全体の「研究」(Research)と開発、および社会実装を行います。 R3Cは、医工連携、産学連携を超えた市民一体型の(個人を含んだ)研究活動を 目指します。ものづくりをベースとした実践的な研究活動によって、大学における研究成果をいち早く社会実装し、地域に貢献することを目的とします。

大分大学_2

◆大分大学の基本情報



菊池先生、お話ありがとうございました!

最後に、大分大学の基本情報を記載します。

大分大学
http://www.oita-u.ac.jp/
大分大学理工学部・大学院工学研究科
http://www2.cc.oita-u.ac.jp/eng/index.html
大分大学理工学部福祉メカトロニクスコース
http://www.md.oita-u.ac.jp/
大分大学理工学部福祉メカトロニクスコース facebook
https://www.facebook.com/mechatronics.oita.uni/
リハビリテーション・ロボティクス・リサーチセンター(R3C)
http://www2.hwe.oita-u.ac.jp/kikuchilab/Burst/index.html
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【参考URL】


Kikuchi Lab
http://www2.hwe.oita-u.ac.jp/kikuchilab/index.html

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