
『介護・福祉の現場で働く方に、いつもとは違った視点でその分野を研究している人を知ってもらいたい』という想いで始まったこちらの大学の研究室紹介。第1回目は中部学院大学人間福祉学部教授で『地域福祉』に関して研究している宮嶋淳先生にお伺いしました。
目次
「研究の概要について教えてください」
21世紀、人間のWell-beingに関する学術は「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレベルに到達し、未来指向型人間福祉学の領域に。人間の尊厳とは何かを「ソーシャルワーク」に依拠して探求しています。
「研究の詳細について教えてください」
わが国では、血のつながりが家族の絆の前提であると考える傾向は根強いものがあります。「子どもが欲しい」と願うカップルの多くは「私たちの子ども=血がつながっている=遺伝子が継承される」を想定していることでしょう。
生殖医療・再生科学の進歩は、ヒトの発生への医療の関与を可能としました。人間の Well-being に関する人間福祉学の研究範疇は、「ヒトの萌芽」や「将来の子どもたち」のあり方にまで及び、『未来志向型人間福祉学 未来志向型人間福祉学』の確立を必要としています。
現に生を受けている子どもたちの「福祉」を実現するためには「子どもの声」に耳を傾け、子どもが参画の梯子(はしご)をのぼれるよう、条件・状況を整えることが、私たちにできることです。
とくにソーシャルワークが担う子どもの権利の擁護(ようご)とは、当事者の声(非言語含)を無知の姿勢(先入観に囚われない)で「聴く」ことからはじまります。
問われているのは「生まれてくる子の福祉」についてです。私のこれまでの研究では、ニュージーランドの子ども観のように、社会全体が「子どもが生まれてくることを何よりも尊重する」社会づくりが大切だということです。今を生きる大人は、意思表示ができます。これが根本的に「未来世代」との違いです。未来世代を思うとき、「意思」を乗り越える思想が必要です。それは、無条件に「生まれてきてくれてありがとう!」というケアの思想とそのつながり(=ケアリング)の探求ではないでしょうか。

「今後の研究の展望を教えてください!」
ケアリング・ワールドの実現に向けて、地道な実践とそこから見えてくることを大切にした地域密着型の研究を続けていきたいですね。
実践も研究も、スピリチュアルなところまで含めて健康であればこそ、進められるものでしょう。
どうしたらHuman Well-being が全ての人に訪れるのか、哲学的な試行錯誤をしてみたいですね。
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中部学院大学の基本情報
宮嶋先生、お話ありがとうございました!
最後に、中部学院大学人間福祉学部の基本情報を記載します。
中部学院大学
https://www.chubu-gu.ac.jp/
中部学院大学人間福祉学部
https://www.chubu-gu.ac.jp/university/wellbeing/index.html
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参考URL
宮嶋研究室
http://web2.chubu-gu.ac.jp/blog/web_labo/miyajima/index.html
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