楽しく安全に、高齢者の身体機能維持と快適な生活をサポートする組織

介護のアイデア 2021年10月19日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護施設が利用者さんの健康面と日常生活をサポートするにあたっては、適切な運動プログラムを実施したり、便利なツールを使ったりする必要もあるでしょう。本記事では、高齢者の身体機能維持と快適な生活に役立つサービスやツールを提供する組織を紹介します。

目次

NPO法人ダンスライフコミュニケーションズ

NPO法人ダンスライフコミュニケーションズは、高齢者の認知機能向上や認知症予防に効果的な「脳トレリズム体操」を普及している団体です。ダンスを軸とする体験型プログラムを通じ、地域活性化と地域のコミュニティ作りに貢献することを目指しています。

認知機能向上を目指す「脳トレリズム体操」

同団体が実施する脳トレリズム体操は、ダンスとハンドゲームを融合させたデュアルタスクです。デュアルタスクとは2つの事柄を同時に行うことで、有酸素運動をしつつ知的刺激を受けることを指します。他の人と一緒に行うことで、出来なかったことを「出来る」に変え達成感も大きくなるため、介護施設のレクリエーションにも最適です。

脳トレリズム体操では、下記の5つの認知機能を高めます。

・遂行力…目標達成に必要な機能
・判断力…状況把握力や視空間認知力を統合した機能
・計算力…数を認識し、計算する機能
・記憶力…物事を覚えておく機能
・言語力…他者の言葉を理解し、自身の意思を言語で伝える機能

脳トレリズム体操は、3つのレベルに分かれているのが特徴です。
レベル1では指先や腕、肩甲骨、肩関節の連動性を高めます。続くレベル2では、足の動作(ステップ)の連動が加わります。そして、最後のレベル3では、膝の上げ下げや軽いジャンプ運動を実施するのがポイントです。

▲脳トレリズム体操制作者・振付師 早川嘉一郎氏/画像提供:NPO法人ダンスライフコミュニケーションズ
▲画像提供:NPO法人ダンスライフコミュニケーションズ

実験で脳活性の効果を実証

2019年には、株式会社TAOS研究所で体験会も兼ねた効果の実証実験が行われました。実験内容は、運動前後の体の変化を検証するというものです。実験の結果、脳トレリズム体操は運動強度が低いものの脳活性が高いことが示されました。ヒューマンアカデミーの通信講座にも、脳トレリズム体操のプログラムが採用されています。

NPO法人ダンスライフコミュニケーションズのキャンペーン情報

神奈川県健康支援プログラム
「脳トレリズム体操」
〜生活習慣病・認知症予防〜

無料体験会!!
2022.6/3(金)11:00〜12:00@相鉄ライフ4F「二俣川ライフコミュニテイサロン」
*アクセスMAP https://chakkaban.com/access/

コロナ禍、様々な要因から姿勢の崩れが懸念されています。
姿勢調整と「関節×記憶力の関係性」を土台にワーキングメモリー機能向上プログラム!
*椅子に座りながらできます。
お申込みはこちらから

是非ご体験下さい!!
NPO法人ダンスライフコミュニケーションズ 早川嘉一郎
https://dlc.themedia.jp/

詳細情報

NPO法人ダンスライフコミュニケーションズ 脳トレリズム体操

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

ソースネクスト株式会社

ソースネクスト株式会社は、パソコンやスマートフォン向けのソフトウェア、およびハードウェアの開発・販売を行っている企業です。「製品を通じて喜びと感動を世界中の人々に広げる」をミッションに、これまでに更新料0円のセキュリティソフト『ZERO』シリーズや夢のAI通訳機『ポケトークⓇ』など、様々な製品を提供しています。

耳が遠い人との会話をスムーズにするAIボイス筆談機『ポケトークmimi』

ポケトークmimiシリーズは、高齢者をはじめとした耳が遠い人とでもスムーズにコミュニケーションが取れるAIボイス筆談機です。同シリーズはノイズ・キャンセル機能を有するマイクロフォンで雑音を除去するので、精度の高い文字変換が実現できます。 クラウド上のAIを用い、音声から文字へ即座に変換できるのがメリットです。決まった場所に据え置きで使うのに便利な、画面が大きいタブレット型の『ポケトークmimi タブレット』と、持ち運びに便利な『ポケトークmimi コンパクト』の2つのラインアップがあります。

ポケトークmimiを使えば耳元で大きな声を張り上げたり、筆談をしたりする必要はありません。普通の声の大きさで話すだけで、音声がすぐに画面に文字として表示されます。 話して画面を見せるだけで快適に会話ができるため、健聴者・難聴者ともにストレスのないコミュニケーションが可能です。

また、ポケトークmimi コンパクトはシーンごとにモードを使い分けることが可能です。介護職員や家族が伝えたいことだけをご本人に伝達する際は「プッシュモード」(ボタンを押しながら話す)に、食卓や診察では「ハンズフリーモード」(製品を近くに置いて話すだけ)にする、というように設定できます。

▲画像提供:ソースネクスト株式会社

導入した施設の感想

同製品は個人だけでなく、介護施設で働く職員にも喜ばれています。
これまでに、「夜は大声が出せないので助かった」「難聴の利用者さんへのリハビリ指示がスムーズになった」「操作が簡単だから利用者さん同士でも使える」「時間がかかる筆談と比べて業務効率が上がる」といった声がありました。

耳が聞こえにくい高齢者や難聴者、コロナ禍でマスクを着用している場面において、『ポケトークmimi』を使用してみるのはいかがでしょうか。

▲画像提供:ソースネクスト株式会社

詳細情報

ソースネクスト株式会社 ポケトークmimi

NPO法人健康支援ネット SAILING LIFE

NPO法人健康支援ネット SAILING LIFEは、予防医学の観点から、健康寿命が長い社会の実現を目指す団体です。介護や医療、トレーニングといった分野の知識と技術を集め、一般の人たちがその知識を使えるようサポートしてきました。本記事では、主にアンチエイジングエクササイズを取り上げます。

アンチエイジングとは

アンチエイジングという言葉は、元々は「抗加齢」「抗老化」といった意味を持ちます。美容に関わる用語と捉える人もいますが、美容面だけでなく、病気を予防しながら健康に生き続けるために必要な概念だといえるでしょう。

理学療法士考案アンチエイジングエクササイズ

▲画像提供:NPO法人健康支援ネット SAILING LIFE

同団体のアンチエイジングエクササイズは理学療法士が考案したプログラムで、若々しい体づくりに特化しているのが特色です。柔軟性や筋力、バランス感覚、運動神経などを幅広く磨いていきます。複合的な運動でキレのある体づくりをすることで、アンチエイジングにつながるのがポイントです。

▲画像提供:NPO法人健康支援ネット SAILING LIFE

アンチエイジングエクササイズは自立可能な人はもちろん、要介護の高齢者も参加することができます。これまでに高齢者施設や病院、企業、地域の自治体などさまざまな場所でエクササイズを実施してきました。理学療法士が指導するため、安全に実施できて好評です。

介護現場にも活かせる健康セミナーも開催

アンチエイジングエクササイズ以外には、介護現場で活かせる健康セミナーも開催しています。セミナーのテーマは、健康寿命の延ばし方や認知症への対応方法、褥瘡・スキンケアなどがあります。国家資格保持者が実際に現場で活用している、医学的根拠に基づいた知見を提供します。介護従事者の方はこういったセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

詳細情報

NPO法人健康支援ネット SAILING LIFE

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連ジャンル: 介護のアイデア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※この記事の掲載情報は2021年10月19日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「介護のアイデア」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧

新着記事一覧