Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)など、採用活動におけるSNS活用が注目されている昨今、「社会福祉法人弘仁会 特別養護老人ホーム美里ヒルズ」では約10年前から取り入れ、活用してきました。施設開設当初からホームページの作成や、SNS活用に取り組んできた施設長の世古口様に、事業所の認知度向上や採用活動へのSNS活用方法についてお伺いしました。

プロフィール

SNSの活用で認知度が向上!“美里ブランド”を作り上げた運用方法とは-社会福祉法人弘仁会 特別養護老人ホーム美里ヒルズ-
世古口 正臣様

社会福祉法人弘仁会 特別養護老人ホーム美里ヒルズ 施設長

2004年、社会福祉法人弘仁会に新卒入社し、法人内の特別養護老人ホームで勤務。2005年、開設と同時に美里ヒルズへ異動。現場の相談員や、現場内の統括業務を経て施設長に。同施設での業務のほか、介護福祉士養成校の臨時講師なども担当している。

ホームページの活用から、SNSの活用へシフトチェンジ

――SNS活用を始めたきっかけを教えてください。

もともとホームページは事業所開設後、しばらくして作成することになりましたが、施設の認知度向上や採用活動に上手く活用できていなかったため、改善する必要があると考えたためです。今後の打開策を模索していたときに、SNSの情報発信を通して法人の認知度を上げる方法があると知り、2011年からFacebookを開始しました。そのころから介護業界でも「もっと多くの人へ施設の情報公開が必要だ」と言われ始めるようになってきましたが、公開するだけでは待ちの姿勢のままです。法人としても、受け身にならずもっと情報を発信しなければならないと思いましたね。また、SNSを活用して情報発信をしながら人材確保にもつなげたいと考えていました。

――SNSの中で一番活用しているものは何ですか?

施設としてはInstagramをメインに活用しています。InstagramとFacebookの投稿を連動させているため、どちらかを投稿すると2つともに反映される仕組みです。2つを比較すると、反応が特に多いのがInstagramで、現在ではフォロワー数約3,000人を突破しています。


施設用とは別に施設長として発信する私個人のアカウントも作っているのですが、個人でやっているアカウントでは施設用と逆で、Facebookのほうがいただける反応が多いんです。なので施設長として私個人がFacebookで発信したものを施設用のFacebookでシェアするという運用方法にし、少しでも多くの人の目に触れるような工夫をしています。Twitterもアカウントを作成はしましたが、ほとんど活用していないですね。拡散力はありますが、顔が見えない人がFacebookよりも多いので運用するのには少し怖いかなと思っています。

SNSの活用で認知度が向上!“美里ブランド”を作り上げた運用方法とは-社会福祉法人弘仁会 特別養護老人ホーム美里ヒルズ-
▲Instagramの投稿は施設の取り組みから利用者さまの普段のご様子まで、さまざまな投稿が目白押しです。

SNS活用で「美里ヒルズ」としての認知度向上を実現

――実際の投稿方法や運用方法はどのようにしていますか?

施設用のアカウントは、私の他に管理をしている職員1名が投稿しています。投稿する際には、SNSに慣れている職員に掲載する写真の構図などの意見をもらったり、現場で掲載用の写真を撮って送ってもらったりして連携しながら進めています。当施設ではユニット制を取り入れているため、投稿している写真の中には、各ユニットで行事をしている写真や、お出かけ時の利用者様と職員の写真などもありますよ。

SNSの運用方針としては、あくまでも楽しいと感じる範囲で投稿を行うと決めています。投稿時間や頻度など無理な計画を立てて、それに追われてしまうとノルマ達成にだけ意識がいき、良い投稿ができません。普段の利用者様の様子や業務の楽しさなどを伝えるには無理なく運用することが大事だと思いますね。

――SNSの投稿時に気を付けていることはありますか?

最低限、SNSに顔出しができるかどうか事前に同意を取って投稿するようにしています。SNSは不特定多数の方が見るので、自分の写真を公開されることに抵抗がある方もいます。そのほかには、誤解を招かない表現を心がけたり、きちんと内容が伝わる文章を考えたりするのはもちろん、賛否両論分かれるような投稿も避けるようにしていますね。その工夫の甲斐もあってか、SNSの投稿にネガティブなコメントはありません。

――SNSを活用してどのような効果を実感していますか?

SNSをきっかけに、採用に関して「SNSを見ました」と応募してくださる方が増えました。SNSの投稿を見て、美里ヒルズの特徴や方針に共感したうえで応募をしてくださる方が増えたので、採用のミスマッチが減少し、施設が求める人材の確保もできています。施設の認知度が向上し、美里ヒルズが大事にしている価値観や、目指しているケアを知ってもらえるようになったと実感しています。

また、介護専門学校の先生や、行政の関係者、社会福祉法人協議会の方など、介護業界に関わる幅広い方に見ていただいている点も大きいですね。新卒学生を紹介してもらう時に、SNSで美里ヒルズを知った学校の先生から後押ししてもらえることもありました。ホームページや口コミだけではここまで採用につながることもなかったのではないかと思います。介護施設は閉鎖的に見られがちですが、そういったイメージを持たれないように、働く魅力や目的を持ってケアに取り組んでいることなどを発信していくことが大切だと感じました。


そのほかにも、施設を退職し別の施設で頑張っている職員からは、「美里ヒルズブランドってすごいんですね」と言ってもらえたこともありました。現在所属していなくても、美里ヒルズで勤務していたということが、その地域の中でも一つステータスになってくれているみたいで嬉しかったですね。

手軽さが魅力。SNSは誰でも簡単に取り入れることができる

――SNS活用のメリットやデメリットは何ですか?

メリットは「投稿のしやすさ」だと思います。SNSはスマホ1台で完結できるので手軽に取り入れることができます。また、ホームページのトップにInstagramやFacebookの投稿を掲載できる点も大きいですね。投稿に伴って自動で更新されるため、ホームページを頻繁に更新しなくても、最新の情報が掲載されている状態を作ることが可能です。手軽さを考えると、どの法人でもチャレンジしやすいと思いますね。

デメリットは特にないと思います。SNSを見ていると、自然とタイムラインに別の施設の情報が流れてくるので、私自身も「あの施設ではこんな取り組みをしているんだ」と知ることがあります。どこかのタイミングで自然とみなさんの目に触れているということが、認知を広げていくことに繋がっていると思いますね。ホームページの更新をどんなに頑張っていても、認知度を上げなければ、見てもらえる回数はほぼ一定のままです。その点SNSの投稿は施設を知らない人の目に触れることも多いので、新たに自分たちを知ってもらえるきっかけになるのが大きいですね。

――今後挑戦していきたいことはありますか?

SNS以外に、YouTubeでの発信もしていきたいですね。施設のチャンネルを作り、YouTube動画も数本作成していますが、現状はただ動画を載せている場所といった形になってしまい上手く活用できていません。今後活用していくために、職員とプロジェクトチームを立ち上げて、企画を考えているところです。SNSやホームページのリンクから動画を見ていただく機会もあるので、もっと面白いコンテンツをこれから増やしていきたいですね。美里ヒルズのいろんな側面を紹介できるような動画をYouTubeで作成して、施設のSNSで発信していけるようなサイクルを作っていきたいです。

▼記事に関連する施設の情報はこちら(きらケア)

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