介護業界は、現在売り手市場です。 介護事業所のみなさまは、日々人材確保に苦労されていることかと思います。 たくさんある求人のなかから自社を選んで応募してもらうには、ターゲット層に併せて工夫をしなければならない時代になっています。そこでこの記事では、介護職を採用するコツを詳しくご紹介。実際に採用へつながった成功事例についてもまとめています。ミスマッチを防ぎながら介護人材を確保したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
【 目次 】介護職の採用が難しい原因
介護職の採用が難しい原因には、有効倍率の高さや待遇面への不満が考えられます。下記では、それぞれの原因について解説するので、ぜひご参考にしてください。
介護職の有効求人倍率は他業界の2~3倍
厚生労働省の調査によると、令和3年1月時点における「介護サービスの職業」の有効求人倍率は、3.87倍です。職業計の有効求人倍率は1.04倍となっており、介護職の有効求人倍率は高いといえます。売り手市場のため応募者は求人を選びやすい一方で、企業側は競合争いを課せられているのが現状です。
出典:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況[実数](常用(含パート)) 令和3年1月」
介護業界の待遇に不満がある
「仕事量に対して給与が見合っていない」「多忙により休みが取りにくい」というように、介護業界の待遇に不満を感じている人も多いです。介護職として活躍したいと思っても、昇給や賞与、休暇制度などに期待ができないと、応募に至らない可能性があります。各種手当の充実さや有給の消化率が高さなど、求職者の不満や不安を払拭できるようなポイントがあれば、積極的なアピールが求められるでしょう。
介護職の採用における課題
介護職の採用には、ミスマッチやニーズの食い違い、内定辞退といった課題があります。採用活動に反映させるためにも、現状をしっかりと理解しておきましょう。
自社にマッチしない人材からの応募
・経験者が欲しいのに未経験者の応募ばかり
・夜勤ができる人材を募集しているのに日勤希望ばかり
求人票の情報が足りなかったり採用サイトの情報が古かったり…きちんと情報を整理できておらず、上記のようなミスマッチが生じてしまうケースが多く見られます。採用活動の場では、情報の正確さ・新鮮さが大変重要です。求人票や採用サイトは最新の情報になっているでしょうか?チェックしてみましょう。
また、昨今は「プライベートも大事にしたい」というニーズが増えてきており、柔軟な働き方ができる企業が人気です。日勤のみや夜勤のみ、時短勤務など、応募者の希望条件や不安に寄り添えるような受け皿を用意しておくことも重要です。
内定辞退
内定獲得後、待遇や労働環境に不安を感じ、辞退してしまう人もいます。職員同士のコミュニケーションが取れていなかったり、労働環境が清潔でなかったりすると、応募者側は働き続けられるかを不安に感じてしまうでしょう。
また、給与や勤務地の条件に折り合いがつけられない場合や、配偶者や親からの反対(いわゆる「嫁ブロック」「旦那ブロック」「親ブロック」)も、内定辞退につながる可能性があります。
介護業界における採用方法と成功事例
求職者は、情報をいろんな角度から見て総合的に判断し、応募先を決めます。(例:Indeedで検索して出てきた企業をGoogle検索し、口コミサイトや自社のホームページなどを見て応募する、など)
複数の方法を組み合わせるなど、自社にとって最適な採用プランを組み立てましょう。 ここでは、介護業界における採用方法と成功事例をご紹介します。
1.求人媒体を利用する
求人サイトや求人雑誌といった「求人媒体」に、求人情報を掲載する方法です。
スマートフォンの普及に伴ってWeb上で求人を探す方が増えており、求人サイトへの掲載はメジャーな採用方法のひとつと言えます。
「掲載課金型」や「応募課金型」「完全成功報酬型」などさまざまな料金プランが存在します。自社の採用の状況に合わせて、媒体や料金プランを選択しましょう。
さまざまな求人媒体を利用した採用活動の成功事例
株式会社アンビスホールディングスでは、求人媒体を積極的に活用し、採用活動に取り組んでいます。特に地方の場合は、紙媒体や地方に強いツールを活用し、多くの人の目に留まるよう注力。採用のターゲット層を決定し、ペルソナが共感するような情報を求人やWebサイトに盛り込んでいます。
▶“共感させる”採用で、たくさんのファンを作る 内定承諾率90%超を実現させた方法とは?-株式会社アンビスホールディングス-
2.紹介会社を利用する
人材紹介会社の利用も、メジャーな採用方法の一つです。自社にマッチした人材を紹介してくれるほか、面接の日程調整や内定後のフォローなどを代行してもらえるため、採用活動の負担を減らすことができます。
ただし、紹介料手数料が高額になる場合もあるため注意が必要です。
人材紹介会社を利用した採用活動の成功事例 1
株式会社東急イーライフデザインでは、レバウェルのサポートを通し、Web面接の導入や導線整備、候補者側のインフラ整備などを行いました。オンラインでの採用活動を強化することで応募者側のニーズに対応。面接の回数をほぼ減少させることなく、採用活動を続けています。
▶株式会社東急イーライフデザイン-紹介会社の活用で実現する安定した介護人材採用とは【導入事例】
人材紹介会社を利用した採用活動の成功事例 2
株式会社ライフケア・ビジョンでは、積極的に紹介会社と連携し、自社採用と合わせて毎月100件以上の応募数を担保しています。求職者が求める条件と自社の条件にギャップが起きないよう、紹介会社とすり合わせをし、効率的な採用活動を行っています。
▶株式会社ライフケア・ビジョン – 管理者候補の採用でさらなる介護事業の成長を【導入事例】
3.自社サイトやSNSを利用する
自社で採用目的のサイトの制作やSNSを運用し、募集する方法もあります。こちらは主に若年層をターゲットとした取り組みです。求職者は自社のことをしっかり知ったうえで応募してくるので、内定辞退やミスマッチが起こりづらくなるといったメリットがあります。
ただし、サイトを外注したり、定期的に情報を更新できるようにする運用体制を構築したりなど、思った以上にコストがかかってしまう可能性があるので注意が必要です。
自社で制作したリクルートサイトを活用した採用活動の成功事例
社会福祉法人安代会では、若年層をターゲットとした採用活動として、リクルートサイトを立ち上げました。「実際に働いている職員の姿を見せること」「カテゴリーを分けて情報を整理すること」のふたつを意識し、情報を随時更新することで、差別化を図っています。
▶「時代に合わせた採用の必要性」デジタル時代の採用・定着戦略-社会福祉法人安代会-
自社のSNSを活用した採用活動の成功事例
HIDAMARI GROUPでは、採用ターゲットである20代を意識し、Instagramで採用活動を実施。文章と写真を一緒に掲載することで、会社の雰囲気をイメージしやすくしています。通勤や昼休み、寝る前など、ターゲット層が携帯電話を見る時間帯を意識し、投稿を毎日継続。経営者の想いを伝えるべく、「こんな人と働きたい」という内容をはっきりと書くようにしています。
▶SNSを使った採用に成功! 求職者の心に響くSNSの活用方法とは?-HIDAMARI GROUP
介護職を採用するコツ
無資格者を積極採用したり、研修体制を強化したりすれば、介護人材の確保につながるでしょう。ここでは、介護職を採用するコツについて詳しくご紹介します。
業務内容や労働環境の詳細を伝える
業務内容や労働環境の詳細をきちんと伝えれば、相手の興味関心を引き出し、ミスマッチを防げます。たとえば「夜勤はあるがきちんと手当の支給がある」というように、応募者によってはデメリットに感じる部分も明確にし、そのポイントをカバーできることも伝えましょう。採用面接時に職場の見学をしてもらえば、職員やご利用者がどのように過ごしているかを判断できます。
また、「離職率が低い」「有給休暇の消化率が高い」「時間外労働が少ない」といったメリットは、積極的にアピールしましょう。自社の強みを的確に掴み、応募者のニーズと照らし合わせることが大切です。
介護現場の要望を意識する
介護現場で働く職員の意見を聞けば、現在抱えている課題を明らかにできます。現場で働く職員にアンケートを取り、職場の良いポイントや改善ポイントを把握しましょう。介護現場の現状や課題を理解すれば、改善に向けて対策を考えられます。
経営側の意見だけを重視するのではなく、現場の声に耳を傾けることも重要です。現場の要望に対して迅速に対応できる姿勢は、職員の定着につながるでしょう。職員が定着しやすい職場になれば、「ここで働きたい」と思う人材を集められます。
研修体制や福利厚生を充実させる
職員のニーズに沿った研修体制を強化すれば、人材の定着や長期活躍に期待できるはずです。多くの職員が研修を受けられるよう促し、社内でのコミュニケーションを図れるように努めましょう。人間関係が良好になれば業務を円滑に進めることができ、職場の雰囲気も良くなります。
また、人材育成制度や資格取得支援制度などを充実させれば、人材の確保につながるでしょう。資格取得に必要な費用を一部または全額負担すると、職員側は働きながら効率的にスキルアップを目指せます。スキルアップやキャリアアップのしやすさは、求人を魅力的に伝えられるポイントの1つです。
求職者向けのサイトを充実させる
求職者から自社を選んでもらうには、採用サイトの内容を充実させることが重要です。介護職への就職・転職を考えている人は、企業のWebサイトを隅々までチェックする傾向にあります。そのため、求人情報が少なかったり、応募要件が書かれていなかったりすると、働くイメージを掴みにくい場合も。どのような情報が書かれていれば応募したくなるかを求職者の目線に立って考えましょう。
無資格・未経験者を積極採用する
資格や経験のハードルを低くすれば、新規参入を見込める可能性があります。未経験者を採用する際は、ご利用者の気持ちに寄り添える優しさや適宜対応できる柔軟性があるかをチェックしましょう。無資格・未経験の人は介護現場での動き方を掴めていないため、チームでサポートする姿勢が求められます。
未経験者でも活躍できるよう、チャレンジ精神を刺激できる業務体制を整えましょう。求人には「業種・職種・社会人経験不問」というように、具体的な応募資格を書くようにすると、求職者が「自分でも応募できる」と思えるようになります。
介護業界に特化した求人媒体や紹介会社を利用する
求める人物像に合った人材を確保したいと考えるなら、介護業界に特化した求人サイトを活用しましょう。採用のプロへ相談すれば、多くの人材に求人を見てもらう工夫や採用業務の効率化をサポートしてもらえます。
介護業界に特化した人材業界・人材派遣を行っているきらケアでは、独自のノウハウを活用してターゲット層の設定や採用プランの立案を支えます。また、応募者側のフォローにも対応しているので、安心して採用活動を進められますよ。採用を成功につなげたい方は、まずはきらケアへお気軽に問い合わせください。
きらケアの問い合わせはこちらお問い合わせは「レバウェル介護」まで
よろしくお願いします。




