レバレジーズメディカルケア株式会社は、医療・介護施設の経営者および人事担当者を対象とした「定着率・生産性を向上させるためのセミナー」を2019年11月12日(火)に開催しました。

セミナー画像

セミナー講師

レバレジーズメディカルケア株式会社
法人部 部長
須藤仁司(すとうひとし)

■セミナー内容

「定着率」を高めるために、人材支援会社としてできること

 レバレジーズメディカルケア株式会社は、看護師・介護職の人材紹介や派遣を主要事業として約10年の間、色々な企業様や求職者の支援を行ってまいりました。
人材紹介というと、「人を紹介・派遣する度に手数料が入るから、定着率が低いほうがいいのでは?」とご意見頂くことがあります。
 答えはノーです。
 定着率の低い事業所に人材を紹介したものの残念ながら早期離職した場合、事業所様からはリピートをしていただけません。。求職者さんの経歴にも早期離職の過去ができてしまい、今後の転職先での懸念材料となりかねません。今後の就業時の待遇が下がってしまうこともありえます。なので、特にレバレジーズメディカルケアは、定着率を重要視しているのです。
 そして、長年求職者さんひとりひとりにフォローをした知見を、広くお伝えすることで、企業が介在しなくても定着率が上がれば、これ以上にいいことはないと判断。介護業界の定着率向上にアプローチしたいとお考えの足立区さんのご後援を頂き、セミナーの開催を実施するに至ったのです。

「定着率向上」とは背景事情を理解し、現場の課題を解決すること

 人口減少社会である日本。労働者人口も同様に減少しているにも関わらず、高齢者人口層は相対的に多く、医療・介護現場では今後も同じ業務を同じ人数で行うことが難しくなる見通しです。
 業務の効率化はもちろんですが、そもそも人が辞めず、人が集まる組織づくりをしなければ、人手不足で苦しい状態が続くことが予想されます。
 対策をしなければいけないことは周知の事実ですが、採用担当の方からは『定着や生産性に関しての話を聞いたり本を読んだりしてみても、なかなか​実践まで辿り着かない』というコメントが多く寄せられていました。
 そこで、本セミナーでは人口減少社会の環境と行政の方針を座学で学んだ後「一体どのように問題をみつけて、課題を分析して、施策に落とし込んで、実行するか」をシートに記入するワーク形式で体験。「なんとなく」で行っている分析や施策の立て方のポイントを振り返りました。
 さらに、定着率向上の鍵となる「管理職育成」に必要な「性質理解」と「定期面談」の導入事例を共有。定期面談など「やっているけどなかなか成果が目に見えない」施策でも、管理職が介護職員の「性質理解」ができるようになることで改善が可能ということを共有しました。

 また、施策を作る段階で知っておきたいけれども、詳細はなかなか確認がしづらい助成金についても、今回ご後援頂いた足立区のご協力を得て解説をいたしました。 当日は、なんと足立区の職員様が駆けつけて下さり、足立区公認の資料も配布。参加された皆様に実際の現場で使える情報としてお持ち帰りいただきました。※都道府県、市区町村ごとに助成金が異なるため、本セミナーでは開催地に合った内容をご案内しています。

当日の様子とセミナー参加者様のお声

 区職員様、理事長様、現場責任者様など多種多様な方が、ワークを通してお互いの考え方を共有し、見識を深めあわれていました。実施後のアンケートでは「もっと本腰を据えて取り組まないといけない問題なんだと再認識した」などのコメントが出るほど、濃密な時間となりました。

次回
1時間でわかる!足立区後援セミナー「医療介護現場における定着率・生産性向上の戦略 」開催予定

・12月12日(木)18時~@足立区北千住
 同内容のセミナーを12月12日(木)18時から、北千住駅すぐの「シアターセンジュ11F」にて開催致します。ご参加はどなたでも可能です。資料準備と席数の都合上、フォームにて事前にお申し込みください。ご参加、お待ちしています。
 ※先着順につき、早めにお申し込み頂けますと幸いです。

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