2020年8月より、株式会社エピグノ、レバレジーズメディカルケア株式会社の2社が業務提携を開始。医療・介護業界におけるナースの定着率向上を支援し、医療・介護機関の課題解決を目指しています。今回、2社合同で看護師定着化の実践ノウハウについてセミナーを開催しました。本セミナーでは、看護師経験25年の株式会社エピグノ メディカルチームの宮尾 達也(みやお たつや)氏より、2025年問題も絡めた看護師離職問題や定着ノウハウ、それをサポートするITツール「Epignoナース」について解説しています。介護機関での人材の定着にも通じる内容となっているため、ぜひ参考にしてください。

※きらケア研究所は、介護の求人サービス「きらケア」が運営する介護人事に特化した情報サイトです。

プロフィール

株式会社エピグノ

医療機関へ向けた経営改善・働き方を支援するソフトウェアを開発。病院、訪問看護・介護事業者におけるナース定着を支援する「Epignoナース」、手術室マネジメントシステム「Epignoオペ」を提供している。

レバレジーズメディカルケア株式会社

人材支援サービス「看護のお仕事」と「きらケア」を運営。看護師と介護士の定着支援までを担う。医療・介護を支える人たちが抱える課題解決をサポートし、誰もが安心して医療・介護を受けられる社会の実現を目指している。

迫りくる2025年問題における看護師不足の現実

2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、国民の4人に1人が高齢者となることです。中でも医療、介護、社会保障の問題が、医療・介護の業種に大きく影響を及ぼすと言われています。さらに、医療・介護業界では看護師が最大27万人不足するという厚生労働省の調査結果がでています。高齢化やコロナウイルス拡大による看護ニーズの増加と多様化、終末期を自宅で迎える高齢者の増加が原因とされており、確実に看護師が不足していくなかで、現場の業務効率化やさまざまな問題への対策が必要です。

看護師が離職する7つの原因とは

看護師が離職する原因は以下の7つが挙げられます。

1つ目は「評価の不平等性」です。意欲的に業務に取り組んでいるものの、頑張っている姿が評価されていないと感じていたり、意欲的に取り組んでいない看護師が評価されていたりするなど、評価に妥当性を感じられない場合、離職を選ぶ看護師もいます。

2つ目は「教育の欠如」です。主にプリセプターとプリセプティーの相性が合わないことや、目標が定まっていないために進捗管理や評価ができていないことが原因です。また、相談できる先輩や上司がおらず孤立してしまったり、組織としてプリセプターへの教育が不足していたりする点も挙げられます。

3つ目は「多忙で利用者様への直接的なケアに時間をさけないこと」です。看護ケア以外の記録や管理業務などが多いと、利用者様に対して直接的なケアが十分にできないこともあります。そのような状態に自身の看護感とのズレを感じ、結果離職へとつながってしまいます。

4つ目は「管理者がスタッフのモチベーションやエンゲージメント状況に無頓着である」ことです。モチベーションのケアが十分でなければ離職の原因にもなり得ます。看護師やスタッフの状況を把握し、職場に親しみや愛着を持って勤務できるような対策が必要です。

5つ目は「労働環境の不一致」です。入職後に当初提示されていた条件と乖離が生まれた際には離職に繋がる傾向があります。入職後の離職を防ぐためには、入職前に施設見学を実施したり、雇用条件の認識に齟齬がないか確認したりすることが大切です。

6つ目は「働き方改革・高齢化社会による変化が生じている」ことです。看護師の働き方も多様化しており、スポット勤務をしている方やフリーランスとして働いている方も増えてきています。看護師が離職を考えた際は、現在の環境が雇用条件通りになっているかどうか今一度確認をする必要があります。

7つ目は「キャリアアップ・スキルアップのため」の離職です。専門性を高めたいと考え、専門分野に特化した施設への転職を考えるケースです。研修会や認定資格取得支援など、これまで以上に働きながら専門性を高めていけるようなサポート体制をつくることも検討が必要です。

実際の現場に照らし合わせて、いくつ当てはまるものがあるでしょうか?

これら全ては現在の環境を見直すことで解決できる問題であると考えます。問題を可視化し、対策を打つことが必要です。

【イベントレポート】「看護師定着の5つのノウハウ」株式会社エピグノ・レバレジーズメディカルケア株式会社主催Webセミナー
▲実際の現場にいくつ当てはまるかをチェック。職員の離職防止に活かしましょう。

看護師定着化のための5つの考え方と解決方法

7つの離職原因を踏まえて、看護師の定着を実現させるには、管理者のスキルも重要です。しかし、管理者になるまでの道のりは事業所によって異なるため、まずは組織として看護師の離職を防止し、定着化を実現できるように取り組んで行くことが大切です。定着には5つの大切な考え方があります。

5つの考え方とは、「業務の簡素化・集約化」「人間関係の構築や改善」「モチベーション・エンゲージメント状態を定期的に測定」「個々人の教育や評価への徹底したケア」「個々人の生活の根本となるシフトの公平性」であり、それぞれの観点から課題を解決していくことで看護師の定着化を実現できると予想します。

これらの考え方はITツールの活用により解決できる点が多くあります。エピグノでは看護師離職防止や定着のために、看護師のスキル見える化や、モチベーション状態を計測できるITツール『Epignoナース(https://www.epigno.jp)』を開発しました。ITツールを活用することで、シフトを見える化し、特定の看護師への負担がかからない勤務表を作成できたり、アンケートを用いて定期的に看護師の心理状態を確認したりするなど、手厚いフォローが可能になります。また、申し送りや患者様の入退院などの情報も一元管理が可能になり、報告ミスなども防ぐことができます。

看護師不足や離職の問題に対して、ITツールを活用し、最終的には全ての職員が公平に評価され、施設内でも日々情報共有ができる体制構築が今後必要となります。看護師がそれぞれの立場で充実感や誇りを持ちながら、質の高い看護の提供が継続できる体制が実現できるように管理者が考えていきましょう。

【イベントレポート】「看護師定着の5つのノウハウ」株式会社エピグノ・レバレジーズメディカルケア株式会社主催Webセミナー
▲ITツールの活用でシフトやスキルを一括で管理可能。看護師の働き方改善にも繋がります。

実際にEpignoナースを利用している事業者からは

「シフト作成の効率が上がったので、今後はスキルや評価の管理をEpignoナースを利用して整えていきたい」

「退職率が高かったが、Epignoナースを取り入れたことで、適正な評価や目標管理、教育・成長支援ができるようになり、定着へも良い影響がでている」

「看護師のモチベーションアップのためにも、教育や評価の可視化は今後も行っていきたい」

など、多くの利用者からの実感の声をいただいています。様々な看護業務を効率化できるツールのため、看護師定着の1つの手段として活用してみてはいかがでしょうか。

「Epignoナース」や「人材支援・定着」などご興味のある事業所様へ

ご興味のある事業所様は、レバレジーズメディカルケア株式会社法人営業部:川合(050-3184-1045)へお問い合わせください。
対応時間:平日(月曜日~金曜日)9:00~18:00
※祝日や年末年始・夏季休業期間は除く

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