医療や介護の現場で人手不足が深刻化する中、ベトナム人をはじめとした海外出身の看護師・介護士の活躍が期待されています。
看介支援(正式名称:認定特定非営利活動法人 外国人看護師・介護福祉士教育支援組織)は、外国人研修生のための日本語教育支援や国際交流に注力する団体です。今回は、その活動内容をご紹介します。
「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。
サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。
目次
看介支援とは何か
まずは、看介支援の概要を確認しましょう。
看介支援は、外国人看護師や介護福祉士の候補者に向けて、日本語学習・国家試験対策の支援や、異文化交流事業などを行っている団体です。相互理解と国際親善を図りつつ、技術的・文化的な交流および協力への寄与を目指しています。
外国人看護師・介護福祉士が日本で活躍するためには、日本人の働き手と同等のスキルを持っていることはもちろんのこと、業務を問題なく遂行するための高い言語能力が不可欠となります。この点は国家試験合格後も、本人の努力と他者のサポートが必要になると考えられるでしょう。
また、現場で接する患者さん・利用者さんのことを理解するには、スキルや言語能力の伸長以外に、日本の社会と文化に馴染んでもらうことも大切です。看介支援では外国人研修生のためのサポートと異文化交流を推し進め、多文化共生社会における課題や対策を見出しながら情報発信に努めています。
活動内容
続いて、平成30(2018)年度の報告より看介支援の活動内容を紹介します。
【日本語講座を開講】
平成30年度は前年度と同様、「看護・介護人材の確保と育成」を主軸として活動しました。2017年7月にはベトナムのタイビン医療短期大学にて、「卒業生のための日本語講座」を開始。無料で語学学習を提供するため受講生は学習費を節約でき、少ない負担で日本へ留学することが可能です。2019年4月に8名が留学の予定です。
【教育講演の実施】
企画された教育講演の1つは、NASA職員で医師の速水聰氏による「リハビリテーションと介護」です。内容は実技を交えたものであり、タイビン医療短期大学とバックマイ医療短期大学の2校で開催されました。
2つ目の講演は、高島屋ホーチミン店の教育係であるチャン・ティ・クイ・チョウ氏による「日本のおもてなし」。接遇が課題となっているベトナムの病院において、日本のもてなし方を参考にしてもらうきっかけを作ることがこの講演会の目的です。こちらはバックマイ医療短期大学で行われました。
セミナーと講座
先に挙げた活動以外にも、看介支援はたびたびセミナーと講座を開催してきました。以下に、例をいくつかピックアップします。
【日越看護教育の違いについて】
タイビン医療短期大学とともに、日越看護教育の違いをテーマとしたワークショップを行いました。看介支援側は、国家試験の分析による日越看護教育の内容の相違点を具体化。一方の大学側にとっては、分析結果を教育カリキュラム改善の参考にするのが狙いでした。
【先輩の経験談】
タイビン医療短期大学の学生を対象として、先輩が経験談を語るセミナーを実施。講演者は、2014年に来日し2016年に国家試験合格を果たしたEPA看護師です。講演では日本での看護や介護、生活文化が語られ、質疑応答が活発になされました。
【理学療法士・作業療法士が見たベトナムの医療事情】
理学療法士と作業療法士を招き、青年海外協力隊の一員として経験したベトナムの医療現場について話してもらう試みも。会場は東京衛生学園専門学校でした。
登録は1分で終わります!
詳細情報 ・お問い合わせ先
最後に、看介支援の基本情報を記載します。
【住所】
〒145-0065
東京都大田区東雪谷3-20-7-202
【電話・FAX】
03-5499-0737
【E-mail】
contact@kankai-shien.net
------------------------------------
【参考URL↓】
◆はじめに
http://kankai-shien.net/greeting
◆看護支援とは何か
http://kankai-shien.net/
◆活動内容
http://kankai-shien.net/archives/2382
◆セミナーと講座
http://kankai-shien.net/archives/category/seminar
◆詳細情報 ・お問い合わせ先
http://kankai-shien.net/outline
登録は1分で終わります!