ITサービスや身近な道具で高齢者ケアをサポートする組織

介護の仕事 2021年1月13日
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「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

はじめに

高齢者ケアの質を高めるには、スタッフが介護業務に専念できる体制を整えたり、利用者さん自身の健康状態を維持したりする地道な取り組みが欠かせません。そこで本記事では、ITサービスで介護現場を助ける企業や、身近な道具を使って認知症予防を行うNPO法人を紹介します。

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株式会社ビーブリッド

まずは、ITサービスで介護福祉業界の課題解決を目指す企業を見ていきましょう。

【株式会社ビーブリッドとは】

株式会社ビーブリッドは、介護・福祉業界専門でIT支援サービスを行っている企業です。同社が大切にしてきたスタンスは、「現場で働くスタッフの目線を忘れない」ということ。現場で現場でのIT活用を徹底的に支援することで、魅力的な職場環境の整備に寄与しています。

介護業界でかねてから課題となっている人手不足、そこに昨今の新型コロナウイルス問題も加わり、現場スタッフの心身の負担は増大しつつあります。介護現場のIT化はケア業務以外の作業時間削減につながるため、スタッフの負担軽減が期待できるでしょう。

【事業内容】

同社の事業内容は、下記のとおりです。

・介護、福祉、医療業界専門サポートサービス「ほむさぽ」

ほむさぽは、IT関連業務をサポートするためのサービスです。パソコンやネットワークの不具合時のヘルプデスク、システム導入コンサルティング、Webサイトの制作・運用など、幅広い支援を行っています。

ほむさぽ活用により、ケア時間増加、職場環境改善、コストダウンが見込めるのがポイント。これまでの実績には、介護記録システムの導入・入れ替えコンサルティング、コンピューターウイルスに感染した施設内PCへの対応、複数事業所でデータを共有するためのサーバー導入などがあります。

イメージ画像_01画像提供:株式会社ビーブリッド

・介護事業所向けコンサルティング事業

介護事業所へのツール導入支援(インカム等)、ランニングコストの見直し、施設内のネットワーク環境整備(Wi-Fi化等)といった場面でのコンサルティングも行っています。また、メーカー企業の介護業界向けプロジェクト支援にも注力しています。

イメージ画像_02画像提供:株式会社ビーブリッド

・教育・研修事業

他には、セミナー・講演会・講座などを開催したり、介護事業所でIT研修を実施したりしています。法人管理者を対象としたレクチャーもあれば、スタッフ向けの研修もあります。

【詳細情報】

株式会社ビーブリッド
https://www.bibrid.co.jp/

ケアコラボ株式会社

続いては、介護記録に特化したシステムで現場の負担を解消するケアコラボ株式会社です。

【ケアコラボ株式会社とは】

ケアコラボ株式会社では、介護記録システムを提供しています。同社のミッションは、ICT活用により一人ひとりが輝ける機会を創出すること。単に情報やノウハウを共有するのではなく、個々の努力を明確にし、人間関係を深めることが狙いです。

同社は、人と人とが個々の立場を超え、一つのチームとして尊重し合い、助け合える世の中を作ることを目標としています。クライアントや利用者さんのご家族もチームの一因と考え、皆で良質なケア環境を整えることを信条とするのが同社の特色です。

支えあいイメージ

【ケアコラボについて】

同社の社名にもなっている介護記録サービス「ケアコラボ」は、いつでもどこでも容易にデータが共有できるケア記録システムです。パソコンやスマホ、タブレットに対応しており、外出先でもすぐに必要な記録を閲覧できます。

ケアコラボのメリットは、「利用者さんの普段の様子が把握できること」「記録の共有によりチーム全体でのケアが可能になること」「ご家族ともコミュニケーションがとりやすくなること」の3点です。

介護職員タブレット持つイメージ

・機能

利用者さんの人生録、ケアプラン作成用ページ、データの一括表示など、記録に関わる便利な機能を備えているのがケアコラボの魅力。サービスを利用する「人」の立場を第一に考慮したシステムで、最善のケア実現を後押しします。

・活用方法

これまでに、「スタッフの働き方をフレックスタイム制に変えたい」「手書きの作業をなくしたい」「ご家族への情報共有のタイムラグを解消したい」といった課題を抱えていた介護事業所への導入実績があります。ケアコラボを使用することは、業務効率化だけでなく、スタッフのモチベーション向上や離職防止にもつながっているようです。ケアコラボは1週間の無料お試しが可能ですので興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

【詳細情報】

ケアコラボ株式会社
https://page.carecollabo.jp/

NPO法人みんなのお箸プロジェクト

最後に、日本人にとってなじみ深い道具である「箸」に関する事業を行うNPO法人を紹介します。

【みんなのお箸プロジェクトとは】

みんなのお箸プロジェクトは、箸文化に関連する情報の提供、および啓発・提言事業に取り組むNPO法人です。イベントやマナー講座、講演会の開催、講師育成にも力を入れています。

【高齢者向けの活動】

以下は、高齢者向けの活動の例です。

・「認知症予防のための箸の選び方」出張講習
出張講習では、手指の筋力が衰えても箸を使い続けるための「箸の選び方」を伝授。箸を使って食べられる期間「箸年齢」を伸ばすことは、認知症予防にもなります。講習内では、箸の語源や歴史など文化的背景についても説明がなされます。

K_高齢者講習1画像提供:NPO法人みんなのお箸プロジェクト

・箸職人
60代~70代の木工好きな高齢者が中心となり、箸づくりワークショップを行うのが「箸職人」の主な活動です。良質かつ安全、そして環境に優しい素材を選択し、子どもから高齢者まで一人ひとりに合った箸を制作します。

K_箸職人1画像提供:NPO法人みんなのお箸プロジェクト

・「箸育」講師養成講座
高齢者に箸の持ち方を指導してみたい方には、「箸育」講師養成講座がおすすめ。同講座は、日本の食文化と和の心への理解を深め、次世代にそれらを継承していくことを基本理念としています。社会福祉士や主任ケアマネージャー、保健師といった職種の方々にも役立つカリキュラムが組まれているのが特色です。

同法人が目指す箸育は、箸を通じて食事作法や食文化、和の心に触れ、折り目正しさと人間性の豊かさを育むことです。同講座の受講は、日本の美しい伝統を伝えるスキルの習得機会になるとともに、文化の基礎を学んだり自身の箸使いを見直したりするきっかけにもなるでしょう。

箸育アドバイザー講座は2021年4月開講、箸育インストラクター講座は同年秋の開講予定となっています。また、オンラインでも受講できるよう現在システムを構築中です。

【詳細情報】

NPO法人みんなのお箸プロジェクト
https://minnano084.com/seminar/hashilessonforsenior/

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サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2021年1月13日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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